「予告された殺人の記録」がなかなか読み進まない。登場人物の多さに加えて、その人物の名前が馴染みのないカタカナだから、「あれっ、この人誰だっけ?」としょっちゅうページをさかのぼる羽目になる。もう少し記憶力の良いときだったら、少しは違うのだろうけど……。
それに対し、安部公房の作品は登場人物は少なく、最近読んだ2作品に関しては文章に名前すら出てこない。そのおかげもあって、ストーリーにより集中出来る。
登場人物の人数と作品の善し悪しは別の問題だが、読む側の問題としては決して小さくない気がする。文学に触れるのに、そんなことを言っててはいけないんだろうけどね。
2010年10月03日
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