

地元の作家さんの器を中心に、布ものなど温かみのある商品が並ぶ。小頭町公園の緑がすぐそばにあるロケーションと、魅力的な器がリンクする。器そのものの魅力に加え、そのたたずまい、そして器から感じるバックグラウンドに奥行きを感じる。器がいろいろなこと教えてくれると感じたのは、この10年くらいのことだが、オーナーさんはそのことを本当に熟知されている気がした。やっぱり器は深いし面白い。


次はカンブツ屋+cafe 空豆。茶室を思わせる、かがまないと入れない入口。それだけで僕は思わずニヤリとしてしまう。乾物とオーガニックな食材を扱いながら、その中にカフェスペースが設けられている。決して広くはないが、豊かな空間だ。
せっかくなので、カフェで休憩。コーヒー好きの僕は迷わず空豆コーヒーをオーダー。これが今までに味わったことがない味で美味!酸味は少なく香ばしいが、とてもやさしい。こんなコーヒーもあるのか…。コーヒーの世界も広く深い。

一日の締めはBar Kitchen。外で飲むことが滅多にない僕が、唯一、一人で飲みに行くバーだ。他ではなかなかお目にかかれないお酒が充実しているお店だが、僕自身はお酒が好きな割には全くと言っていいくらいお酒のことを知らない。だから、いつもここで飲む時はおまかせなのだ。今日は夏ということもあり、ビールでスタート。と言ってもここで薦められるビールは、他ではなかなか飲めないものばかり。決してビールが専門ではないのだが、お酒という括りでは「さすが」と感服せざるを得ない。
マスターとの会話も熱いくらい盛り上がり、気がついたら深夜1時半。今日も良い刺激をたくさん頂いた、充実の一日だった。素晴らしい出会いに改めて感謝。