2012年11月26日

野上弥生子を読みたい

 最近の読書は一つの作品から数珠つなぎのように、いろいろな人につながっていく。ここ最近では白洲正子、小林秀雄、青山二郎から始まって、今は赤瀬川原平といった具合に。そして、赤瀬川原平から次への興味は野上弥生子へ移ってきている。
 もちろん、きっかけは赤瀬川原平の「千利休―無言の前衛」である。映画「利休」の脚本を手掛けた赤瀬川原平が、そのときに書いたものなのだが(これも面白い!)、その映画「利休」の原作が野上弥生子の「秀吉と利休」なのだ。千利休は僕にとっても重要な存在だから、これは必ず読まなければならないが、もちろん利休だけではない。
 編集者の松岡正剛が「宇野千代も円地文子も瀬戸内寂聴も、この人の慎ましさにはまったく頭が上がらなかった。上がらなかっただけでなく、慎ましいにもかかわらず、その教養の深さと広さと速さの相手をつとめる者なんて、もう誰もいなかった。たとえば能や謡曲については、白洲正子ですらお孫さんのようなものだった。(「松岡正剛の千夜千冊」より抜粋)と言うほどの人である。これは読まずにはいられないだろう。
 そう言いながら今更ながらに感じるのは、僕の読書の偏り具合である。文学に関してはほとんどと言っていいくらい、触れていない。今はそれを取り戻すかのように、興味だけは湧いているのだが、まだまだといったところである。しかし、幸いにもとっかかりになるものはいくつもある。これからは遅まきながら、いろいろな文学にも触れていきたいと思う。
posted by 坂本竜男 at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学
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