
まさか配本中に、アジアとアフリカのコーヒー飲み比べが楽しめるなんて!アジアは東ティモール、アフリカはエチオピアである。ちなみにお店はTOMOMO COFFEEだ。
東ティモールは際立った特徴はないものの、バランスがよく端正な感じ。控えめなアジア美人という印象だ。それに対し、エチオピアは華がある。躍動がある。アフリカらしい味だ。
ただ、このエチオピアは他のお店のものとはちょっと違う。エチオピア独特のフルーティな酸味はあるが、ちょっと抑えめ。エチオピアにしては渋い。と言っても味の渋みではなく、ダンディという感じ。そしてなぜか緑茶のような味わいを感じるのだ。味としては緑茶と全く違うはずなのに。これはあきらかに焙煎の妙である。
TOMOMO COFFEEの焙煎もまた面白い。オーナーさんは「まだまだ私なんて…」と謙遜されるが、他とは違う面白く美味しい焙煎のスタイルができている。さすがである。このあと、このエチオピアの豆を購入したのは言うまでもない。