
モンセラットの見所の一つが美術館だ。一般的にはあまり知られてない画家の作品が多いが、ダリやピカソの作品も少ないながら展示されており、興味深いものになっている。カタルーニャの聖地なだけに、宗教画は数多く展示されているが、このあたりは自分の宗教に対する無知具合のせいで楽しむまでに至らなかった。やはり美術を楽しむには最低限の教養は必要なのだ。
とは言え、展示の内容もむかしの宗教画から現代美術まで幅広く、その数も多い。作品名の表示が少し分かりにくく(使っている書体や色が視認性に難がある)、展示のわかりやすさや洗練度はミロ美術館に劣るが、それでも訪れる価値のある美術館だと思う。次に訪れるなら、もう少しキリスト教とモンセラットについて勉強しておくべきだな。