夏の終わりのバルセロナ出張はとてもタイトだったが、収穫が多い出張だった。
建築やアートをはじめとする素晴らしい文化は、作る側・表現する側の人間にとって、一度は見るべきものだ。そして、それがそれだけに留まらず、街全体としてもまとまった素晴らしさを見せているのが印象的だった。
文化的な街づくりは、とても重要なものである。歴史ある建築から現代のモダンな建築までが、街の調和を乱さずに存在する。発達した地下鉄やシェアバイクは、クルマに依存しすぎない社会を作り出す。まだまだ発展している途中なのだろうが、日本が見習うべき部分が多々あると思った。
そして、一番印象的だったのは人だ。夏ということもあって、露出も多く、色彩も派手な服を着ている人が多いのだが、それに負けないくらい人が印象的なのだ。どんな格好の人でも、その服装でなくまず最初に人に目がいく。○○風ではなく、自分が確立しているように見えるのだ。彼らは前を向き、胸を張って大股で歩いている。もちろん、全ての人がそうではないが、そんな人が多く目につくのだ。そして彼らは携帯やスマホを扱いながら歩いたりはしない。日本の異常さを改めて実感した。
バルセロナは「グラシアス=ありがとう」が多い街でもある。基本的にみんな親切だし、地下鉄、買い物の最中、ホテル、美術館など、いろいろな場面で「グラシアス」が自然に出てくる。日本もそうありたいなぁ。
2013年09月13日
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