2013年11月08日

脳力について

13.11.7-1.jpg

 南方熊楠を知るのに最もわかりやすい本は、水木しげるの「猫楠」だろう。コミックだからこそのわかりやすさは、もちろん大きい。しかし、いちばんの理由は、水木しげる本人もまた、熊楠同様に素晴らしき怪人だからだと思う。それゆえの大きな説得力がある。
 猫楠にはいろいろな大事なキーワードが登場するが、その中でも印象強いのは「脳力」という言葉だ。「我欲などにわずらわされず、地球上の生命として純粋になったとき」に高まるものらしい。普通には見えてないもの、表に出て来ないものなどが、見える(わかる)ようになるらしいのだ。例えば、猫楠では猫語や幽霊語の例を挙げている。
 この脳力は、文明が発達していくにつれて、人間が失っていったものなのかもしれない。脳力を高めれば、ひょっとしたらインターネットも不可欠ではなくなるかもしれないし、携帯すらいらないのかもしれない。少なくとも、必要以上に文明の利器に頼らなくてすむのではないだろうか?そんな気がしてならない。
 脳力が高い人は、今まで変人扱いをされてきた。しかし、これからはその変人たちが世の中を牽引するかもしれない。
posted by 坂本竜男 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 南方熊楠・民俗学
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/80236214

この記事へのトラックバック
Powered by さくらのブログ