2019年09月18日

オールドレンズで超望遠を考える

 オールドレンズは一般的には標準域を中心とした単焦点レンズが人気がある。写りも良いものが多いし、価格も手頃なものが多い。ズームレンズは一部を除いて人気がないし、当然多くは単焦点よりも画質は劣る。
 一方、望遠の単焦点はというと、これも全般的には単焦点ほどは人気がない。写りも標準よりも劣るものが多いし、大抵は最短撮影距離がかなり長くて使いづらいのだ。中望遠も含めて、望遠のオールドレンズは手を出す人が少ないし、情報も決して多くないのだ。
 それなのに、今僕は望遠のオールドレンズの導入を目論んでいる。しかも、300mmクラスである。
 300mmのマニュアルレンズは、多くは写りに問題がある。しかし、その中で写りもオールドとは思えないクォリティで、AFや手振れ補正がないおかげで、今のレンズよりも軽量なものがいくつかあるのだ。
 具体的には、以下の3本である。
・キヤノン NewFD300mm F4L
・ニコン Ai-S NIKKOR 300/4.5 IF-ED
・オリンパス ZUIKO AUTO-T 300mm F4.5
いずれも作例を見る限り、オールドレンズとは思えない描写を見せる。しかも、重量は1kg前後。キヤノンEF300mm F4L IS USMよりも200g近くも軽い。
 個人的には、この3本ならキヤノンを選びたいところだが、さすがにLレンズ。高価である。オリンパスは比較的安価だが、最短撮影距離は3本の中で一番長い3.5m。その点、ニコンは2.5mと一番短く、しかも990gと一番軽量である。そこで、ニコンを本命に300mmマニュアルレンズを探している。
 では、このレンズをどう使うのか?実はルミックスGX8で使おうという魂胆なのだ。
 ニコン Ai-S NIKKOR 300/4.5 IF-EDも、当時の300mmクラスでは一番寄れるとはいえ、今のレンズと比べるとまだまだ寄れない。EF300mm F4L IS USMなら1.5mまで寄れる。しかし、GX8で使えば600mm相当になる。600mm単焦点として考えると、かなり魅力的なスペックになる。現行のキヤノンEF600mm F4L IS III USMは、撮影最短距離は4.2m。重量は3,050g。価格は182万(税別)。寄れない上に大きく重く、遥かに高価だ。ボケ量は半分になるし、画質は流石に及ばないが、それでもそれを上回るメリットがたくさんあるわけだ。
 ニコン Ai-S NIKKOR 300/4.5 IF-EDは比較的価格も手頃だし、すぐにでも導入したいところだが、もちろん新品で購入はできない。良い出会いをのんびりと待つとするか。
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2019年09月16日

LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 II ASPH.来月発売

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 パナライカの標準単焦点レンズ SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.がモデルチェンジしてII型になった。来月17日に販売が開始される。
 光学系は前モデルと変わらないが、AFが高速化され、防塵防滴になり、外装デザインが変更された。個人的には嬉しい変更ではある。
 現時点での実売価格は6万円前後。光学系は前型と変わらないから、値段が下がっている前型を狙うか、AFと防塵防滴を重要視して新型へ行くか…。どちらにしても、もう少し様子見かな?
posted by 坂本竜男 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月14日

一脚に求めるもの

 僕が一脚に求めるものはなにか?
 もともと、ベルボン MUP-4を導入したのは、しっかりアイレベルを確保でき、極めて堅牢であることが大きい。大型アルミ一脚だから決して軽くはないが、それでも同じパイプ径のアルミ三脚と比べたら重量は1/3ほど。これなら持ち出しも苦ではないと思ったのだ。
 しかし、実際は持ち出すことが少なかった。MUP-4を持ち出せるケースは、たいていの場合三脚を持ち出せることが多かったのだ。それならより安定性の高い三脚を使った方がいい。
 ただ、普段の撮影の時に一脚があれば…というシーンはままある。そんなときは三脚も一脚も持参していない。ようは一脚の必要性をあまり想定しないケースで、必要になることが多いのだ。それをカバーするためには持ち出しやすくするしかない。
 MUP-4の場合、重量よりその長さがネックになった。僕が使うレンズはせいぜい300mmF4クラスまで。しかもガッチリ固定させるわけではないから、MUP-4ほどの強度は必要ない。MUP-4は4段だが、パイプが細くなってもいいから段数が増えて、普段は短くできた方がいい。そして、伸ばす時にスムーズに伸ばすことができれば最高だ。MUP-4は伸ばす時も一つ一つのロックがしっかりしすぎて、意外に手間取るのだ。
 これらを整理すると、僕が求める一脚は
・縮めた時の長さが短い
・スムーズに手早く伸ばすことができる
・300mm F4を使える強度と剛性
・できれば重量はほどほどに
という感じだろうか。
 僕の場合、三脚はジッツオを使っているが、一脚に関してはそこまでなくてもいいかと思っている。ジッツオのロックナットは極めてスムーズで操作感も良いので、使ってみたくはあるのだが。
 今のところ、良さそうだと思っているのはこれ。

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 ベルボン ウルトラスティック スーパー8。
 縮長はわずか260mmと極めてコンパクトながら、全部伸ばした時の全高は1560mmとアイレベルをしっかり確保。一番太いパイプ径は30mmで、フルサイズでも大丈夫な強度を持つ。ベルボンならではの、脚先端を握ってひねるだけで、全段を一気に固定・解除することができるウルトラロックを採用。スピーディなセッティングが期待できる。そして価格も定価13,000円だが実売は7,000円程度。かなり手頃だ。
 僕が求める条件は全て満たしているように見えるが、一つだけ気になることがある。それはウルトラロック。以前、ウルトラロックを採用した三脚を使っていたのだが、ロックしたつもりでも実はロックされてなく、脚が縮んでしまうケースが多々あった。簡単にキッチリとロックできるかがちょっと不安である。実物をどこかで触れれば良いのだが…。
posted by 坂本竜男 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月13日

一脚を見直す

 機材整理を続けている真っ最中。そんな中にも新しいレンズがやってきたりしてはいるが、全体では断捨離が進んでいる。
 出番が大幅に少なくなった機材を合間合間に改めて検証しているが、今回の対象は一脚。ベルボンの大型アルミ一脚MUP-4である。

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 パイプの最大径は32mm。ハスキー3段やジッツオ3型と同等のクラスである。それゆえに安定性と剛性は申し分なく、今主流のカーボン三脚よりも重く大きいので、購入価格も安価だった。重いと言っても一脚だから1kg未満。重さはそれほど負担にはならなかった。ではなぜ、出番が少なくなったのか?
 一脚としての安定性や剛性には不満はない。むしろ使っている機材を考えるとオーバースペックなくらいである。ただ、一脚を持ち出そうと考えるときは、実は三脚の方が当然安定性も高く使いやすい。一番縮めた状態でも雲台を入れずに60cm弱ある長さがネックだった。それが持っていけるのであれば、三脚も持っていけるのである。ジッツオGT2532の導入がそれに拍車をかけた。

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 そしてセットで使っていた自由雲台ベルボンPH-163HAの使い勝手がイマイチだった。一脚で使う雲台には過度の固定力は必要ないと考えている。その点ではPH-163HAは問題ない(三脚に使おうとは思わないが)。問題はアルカスイス互換ではないこと。そして雲台の動きがスムーズさに欠けることだった。自由雲台であることも問題だ。やはり一脚には2WAYの方が良さそうである。
 そういうわけで、ベルボンのアルミ一脚は手放す方向で進めている。しばらくは一脚の必要な場面はないので、自分の用途にはどんな一脚が必要か、改めてじっくり考えるつもりだ。
posted by 坂本竜男 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

今日もMicro Nikkor P Auto 55mm F3.5を試す

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 今日もMicro Nikkor P Auto 55mm F3.5の試し撮り。キヤノンのボディにニコンのレンズ。見た目は意外に悪くない。

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 花のマクロ撮影。絞りは開放。ピントが合っている部分のキレの良さと解像度の高さはピカイチ。キレキレである。ボケは悪くないが、ケースによっては固く感じることもしばしば。この点はタムロンの方がはるかにとろける。

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 とはいえ、やはりこのキレ具合のすごさ。背景をぼかしながら、被写体をクッキリと際立たせながら浮かび上がらせる描写はすごい。

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 部分拡大。見事だ。これで絞り開放だなんて。本当にオールドレンズとは思えない。

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 今度はマクロレンズというよりも寄れる標準レンズとして、スナップに近い撮り方で試してみる。全て絞り開放だが、そうとは思えないキレ味の良さだ。解像度は高く、キレキレの画像である。そして、コントラストが高いのも特徴。マクロよりも、こういった撮影の方がその特徴がより出るようだ。
 画像の四隅が若干にじむし画像も流れるが、この手のレンズでは少ない方だろう。周辺減光もわずかに見られるが、これも少ない方だ。今日は絞り込んでのテストは行なっていないが、このあたりは絞れば解決するだろう。
 やはり、Micro Nikkor P Auto 55mm F3.5は、50年近く前のレンズとは思えない写りだ。解像度の高さとコントラストの高さが特に印象的だ。花などは若干固い気がするが、逆に金属系や建築などにはぴったりなレンズだろう。これ一本で全てまかなうのは個人的には厳しいが、この描写が必要な時には頼もしい存在になりそうだ。
posted by 坂本竜男 at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月12日

ニコン Micro-NIKKOR-P Auto 55mm f=3.5を導入!

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 最近、高い関心を持っていたマイクロニッコールをついに導入した。レンズは Micro-NIKKOR-P Auto 55mm f=3.5。通称「Pオート」。マイクロニッコール55mmの2代目で販売開始は1970年。なんと50年近く前のマクロレンズである。

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 早速、試し撮り。絞りは開放。ピントがあっているところはシャープでキレが良く、解像度も高い。ボケはやわらかくて滑らか。色合いはやや寒色系か。全体的には自然な描写である。とても50年近く前のレンズとは思えない。

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 ピントを合わせている花の部分を拡大。いやいや、なかなかの描写だ。ハーフマクロだから、等倍マクロほど大きく写せないが、十分に今でも使える画質といえる。予想以上に自然な描写でいい感じだ。

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 お遊びでこんな写真も。マイクロニッコールはボケが固いイメージがあったけど、決してそんなことはない。同じマイクロニッコール55mmでも何種類もある。このPオートはやわらかめなのかも。そうなってくると、他のも使ってみたくなるが、とにかく今はこのレンズとじっくり向かい合ってみよう。
posted by 坂本竜男 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

マイクロフォーサーズの本質的な良さとは

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 もともとは望遠域を軽量コンパクトにしたいという思いで導入した、ルミックス GX8+PZ45-175mm。望んでいた軽量コンパクト化はもちろん、想定外の良さを多々感じている。導入して大正解だったわけだが、これはGX8+PZ45-175mmの優秀さも含めた、マイクロフォーサーズの本質的な良さに起因すると感じている。
 では、マイクロフォーサーズの本質的な良さとは何なのだろう。
 よく言われるのは、フルサイズやAPS-Cクラスよりもレンズやボディを軽量コンパクトにできる点である。しかし、APS-Cクラスのボディもソニーα6000シリーズなど、マイクロフォーサーズ並みに軽量コンパクトで高性能なものがあるので、マイクロフォーサーズだけが優位性があるとは決して言えない。軽量コンパクトさなら1インチサイズセンサーを搭載した高級コンデジの方がさらに有利である。個人的には、ボディは小さくなりすぎると逆に使いづらいと感じている。その点、マイクロフォーサーズはちょうどいい大きさに収まっている機器が多い気がする。
 マイクロフォーサーズの良さは、ボディ以上にレンズにあるのではないかと思う。スペック上は決して明るくないレンズも、絞り開放からキリッとした解像度の高い写りのものが多い。これがAPS-Cの安価なキットレンズだと、パッとしないことの方が多い。スペックはほとんど変わらないのに、である。
 例えば、ルミックスPZ45-175mm。近いスペックのフルサイズレンズはキヤノンEF70-300mm F4-5.6 IS II USMがある。さすがに画質はキヤノンの方が優秀だが、サイズは大きく重さはルミックスの3倍以上。実売価格も倍近く違う。そして、ルミックスの方が30cmも寄れるのである。ルミックスの画質を考えると、使い勝手も含めて大いに魅力的だ。マイクロフォーサーズは単焦点だけでなく、コンパクトなズームレンズも安価で優秀なものが多いのである。
 マイクロフォーサーズのレンズの特徴は、軽量コンパクトで絞り開放から使え、解像度が高く、寄れる。そして価格も手頃なものが多い。
 ボディ側も、適度な大きさのものが多く、センサーも画素数を欲張ってないのがいい。機器によっては、手ぶれ補正やシャッタースピード、耐久性の高さもフルサイズの高級機なみ(もしくは凌ぐ)である。
 ちなみにレンズもボディも、比較的手頃な価格ながら、防塵防滴を謳っているものが多い。フルサイズやAPS-Cでは一部の高級機のみである。これも大きなメリットだろう。
 それらがもたらすものはなにか?それは、撮影スタイルのさらなる自由度だろう。持ち出しやすさに加え、撮影のしやすさ、機材の性能の高さが、さまざまな自由さを生み出す。製品ラインナップを見ると、とくにルミックスはマイクロフォーサーズの本質的な良さをより理解しているように見える。
 我が家のGX8もサブ機というよりは、もう一つのメイン機として活躍していくだろう。
posted by 坂本竜男 at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月11日

ルミックス G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.レビュー

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 ルミックスDMC-GX8を導入して、一ヶ月以上が過ぎた。キヤノンやペンタックスのオールドレンズを試したりはしていたが、基本的にメインのレンズは同時に導入したルミックスG X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.(長いので、以下PZ45-175mm)である。
 このレンズは名前のとおり、F4.0-5.6と決して明るいレンズではない。しかも35mm換算で90-350mmの望遠ズームとは思えない小ささだ。重量はわずか210g。フルサイズをメインに使っている身としては、なんとも心もとない感じである。実際、価格もかなり安いし。だが、この安価なズームレンズに驚いているのである。
 このレンズは電動ズームがついている。僕自身は使うことは滅多にないが、動画には有効な機能だ。
 AFはスムーズで速い。インナーフォーカスなので、ズーミングのときに全長が変わらないのも良い。価格は安いのにナノサーフェスコーティングが施された贅沢仕様。その恩恵を受けて逆光に強く、フレアやゴーストもかなり少ない。
 90-350mm望遠なのに90cmまで寄れる。望遠側ではマクロ的な撮影も可能だ。これはかなり便利。
 そして画質。望遠の割にボケが少ないのは、暗いレンズだしセンサーも小さいからしょうがない。しかし、被写体との距離感と背景を考えればしっかりボケるし、そのボケもなめらかだ。だが、背景によってはうるさくなるので要注意。
 広角側は絞り開放から解像度も高く、描写はかなり良い。マイクロフォーサーズのレンズらしいカッチリした感はあるが、カリカリになりすぎず良い塩梅だ。望遠側は絞り開放では若干甘いが、使えない画質ではない。少し絞れば十分だ。ただ、遠景になればなるほど解像度が落ちる。逆に近くは絞り開放でも結構いける。
 基本的には、定価5万円強のズームレンズとは思えない写りだ。この画質で、しかも軽量コンパクト。おまけに結構寄れる。これが何を意味するのか。実はオールドレンズを除くと、マイクロフォーサーズマウントのレンズはこの一本しか持っていない。しかし、この一本で結構いろいろ撮れてしまっているのだ。まるで標準ズームのように使っているのである。
 もちろん物理的にムリなことはたくさんある。しかし、軽量コンパクトゆえに持ち出すのも積極的になれるし、アングルをいろいろと工夫したり、被写体からの距離を取るために動いたりするのがあまり苦にならない。すると、このレンズの可能性が広がっていくのである。これは、おそらくPZ45-175mmに限ったことではない。マイクロフォーサーズの醍醐味ではないだろうか。
posted by 坂本竜男 at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

WISTA 3WAY自由雲台をアルカスイス互換化する

 現在、撮影機材を整理すべく、稼働率が低くなっている機材を改めて検証している。
 そんな中で、一時は手放すことを決意したものの、独自の思想と性能の魅力で手放せないでいる機材がある。それは、WISTAの3WAY自由雲台である。
 もともとこの雲台はアルカスイス互換化を始める前、三脚による縦位置での撮影を安定性があり快適なものにするために導入したものである(詳しくはこちら)。縦位置での撮影でも軸が中心にあるので、一般的な雲台のように不安定になったり三脚を動かしたりする必要がなかった。これがこの雲台の最大の特徴であり、長所だった。
 しかし、アルカスイス互換化を進めてからは、その最大の長所が見劣りするようになった。すると、そこそこ大きくかさばることもあり、仕様頻度はどんどん減っていった。そして、今はほとんど出番がなくなったのである。
 そんな出番がなくなったこの雲台を、もう一度使ってみようと思ったのには理由がある。それは、水平方向の微調整のしやすさである。今使っているレオフォトのNB-46Xも、ジッツオG2271Mも、そのあたりは意外にやりにくい。さすがにハスキーはその二つよりは調整しやすいが、1.2kgもある雲台をジッツオGT2532に組み合わせる気にはなれない。その点、WISTAは一味違うのである。

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 この雲台のボールヘッド部分を固定するノブの横にあるネジ=傾き調整ネジが、台を保持するだけでなく、シフト方向(傾き)の微調整ができるのである。これは使ってみると、とても快適でセッティングしやすいのだ。
 そして、このネジがこの雲台の安定性にも一役買っているのは間違いない。この雲台のボールヘッド部分を見ると、ボール径はせいぜい30mm程度。小型自由雲台並みである。にもかかわらず、固定力があるのはこのネジが保持することで得られる安定性が意外に大きいと思われる。全体の構造も一番の可動部分が中心から大きくずれており、本来なら固定力だけでなくブレにも弱いはずである。しかし、使っていてそれをあまり感じさせないのは、このネジの効果なのだろう。他では見ない独自の構造だが、よく考えられている。

 早速、WISTA 3WAY自由雲台に、余っているMENGSのクイックリリースクランプを取り付け、使ってみることにした。組み合わせる三脚は、もちろんジッツオGT2532である。

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 ジッツオとWISTA。組み合わせてみると、意外に悪くない。ただ、クランプはベストとは言い難いので、要検討か。

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 6D mark IIをセットしてみる。縦も横も良い感じである。何より、従来なら縦位置では使えなかった傾き調整ネジが、しっかり使えるのが良い。
 もともとWISTA 3WAY自由雲台は可動域が広い。真下も真上も大丈夫である(ただ、真上にする場合はMENGSのクランプが干渉するので、もう少し小さなものに変更する必要がある)。そして、ロック時のフレームのズレは、ボールサイズの割には小さい。ただ、これは標準ズームでのテストなので、望遠レンズで再テストする必要はある。
 WISTA 3WAY自由雲台のアルカスイス互換化は思った以上に快適だった。なぜ、もっと早く気づかなかったのだろうという感じだが、もちろん気になる点はある。それはフリクション機能がないこと。ボールヘッドのロックを解除すると、簡単におじぎしてしまう。これが一番のネックだろう。ロック時のフレームのズレも、望遠レンズでは流石に厳しいかもしれない。それに、自由雲台として考えると大きく重くてかさばる。せめて、もう少しこじんまりしてくれれば…と思わなくはない。
 だが、3WAY雲台として考えれば決して大きくないし、もちろん重くもない。むしろ固定力が強い3WAY雲台の中では軽量の部類に入ると言っていい。まぁ、思った以上に良さそうなので、しばらくはこの組み合わせで使ってみるかな。
posted by 坂本竜男 at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月09日

月の試し撮り

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 ルミックス45-175mm F4-5.6で月を撮る。さすがにトリミングしているが、定価5万円強、重量わずか210gの手頃な望遠ズームで撮ったとは思えない写りに驚く。普通はここまでのトリミングには耐えれないのだが…。
 ちなみに撮影は手持ち。しっかりAF。GX8の良さもあるのだろうが、実質350mm望遠が手持ちでラクラク撮れるなんて…。しかも、意外に使える画質。大きく重い望遠レンズがバカらしくなってくるな(もちろん、その価値はしっかりあるのだが)。
posted by 坂本竜男 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

ハスキーの三脚について

 3WAY雲台を改めて検証する際に、久しぶりにハスキーの三脚を扱ってみて、色々と気づいたことがあった。恥ずかしながら、所有していて知らなかったのか?というようなことも多々あるが、「ハスキー=古い三脚」という刷り込みがあったせいもあるのだろう。
 では、改めてハスキー三脚についた気づいたこととは何か?
 まず、ハスキー三脚は意外に軽い。ハスキー3段は、ジッツオで言えば3型に相当するサイズだ。雲台を除けば重量は2.5kg。ジッツオGT3532は1.88kg。620gの違いはあるが、ジッツオの方が高さが低いことを考えると(EV込み161cm、EVなし131cm)、実質的にはその差はもっと縮まる感じだ。雲台を外してみると、意外な軽さを実感できる。重いのは雲台なのである。
 ハスキー三脚は開脚する角度に制限がある。そのことで、勝手にローアングルは無理だと思い込んでいた。しかし、そうではなかった。

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 EVを含めて逆付けできるのである。ということは…

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 こんなローアングルも可能。さすがにこのようにセッティングするにはL型プレートと、アルカスイス互換クランプは必須ではあるが。しかし、俯瞰撮影などは高さがあるのでジッツオGT2532よりやり易いだろう。ギアつきEVも、それに貢献している。
 ほかにも脚を延ばす時、縮める時のロック機構も最新のジッツオほどではないが、扱いやすくキッチリとしているし、ギア付きEVの動きもスムーズだ。可動する部分の全てがとてもスムーズかつ、カッチリとしている。タフなだけでなく、とても扱いやすのもハスキーの良さだろう。
 実際、ハスキーは今だにプロカメラマンでもユーザーが多い。高い性能と扱いやすさ、驚異的なタフさ、そしてアフターがしっかりしていること。プロが求める条件をしっかりクリアしている。それだけプロから厚い信頼を受けている機材は決して多くない。
posted by 坂本竜男 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

3WAY雲台について再び考える

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 我が家の三脚も、中型以上の三脚は3本に絞られてしばらく経つ。ジッツオGT2532、同G2220、ハスキー3段。それぞれに、これでなければいけないという活躍の場があって、ようやく固まった感がある。
 それに組み合わせる雲台も、G2220はジッツオG1275Mで固定。ハスキー3段も同3WAYで固定。GT2532だけ、レオフォトNB-46XとジッツオG2271Mを使い分けている。
 三脚に関しては、特に不満がない。最終的にはこのラインナップに、もう一回り小さなトラベラー三脚が必要になるだろうが、これはまだ先の話だ。
 一方、雲台に関してはまだまだ不確定要素がある。自由雲台もレオフォトNB-46Xに満足してないし、3WAY雲台も少々問題がある。前置きが長くなったが、今回は3WAY雲台の話である。

 今、導入している3WAY雲台は、ハスキー3D雲台とジッツオG2271Mの二つ。3WAY雲台の特徴は、パン・シフト・チルトの3方向を別々に固定できる良さがある。ゆえに、風景写真やブツ撮りなど、構図を緻密に決めていく撮影に向いているとされている。
 しかし、その一方で、セッティングに手間がかかる、雲台が大きく重い、デザインが古いなどの理由で、今では雲台の主流から外れてしまっている。近年は真新しい魅力ある製品もほとんど出ていない。なんとも済美しい状況である。だが、個人的には緻密にフレーミングを詰めやすいこともあり、良質な3WAY雲台は必須と考えてきた。
 で、我が家の3WAY雲台である。自分なりに試行錯誤して、今の2台に落ち着いたわけなのだが、果たしてそれは良かったのだろうか?
 まずハスキー3D雲台。ほぼ変わらない状態で長年にわたって作り続けられている、超ロングセラーである。プロの愛用者も多い。見た目はさすがに少々古めかしいが、これは仕方がないだろう。いちばんのネックになるのは大きさと重さ。3WAY雲台はその構造故にどうしても大きくなりがちだ。そして、固定力や剛性の高さを求めると、ある程度大きくなるのはやむを得ないのかもしれない。しかし、逆にネックとなる部分はそれくらいしかない。
 固定力は極めて強い。耐荷重はカタログスペックでは10kgとなっているが、スペック以上に安心して使える感がある。とにかく固定力は強力。剛性感もまた素晴らしい。操作系も優秀。極めて使いやすいし、構図を追い込みやすい。これが数十年も前から販売されていたことに驚かされる。そして、固定の際の構図のズレの問題。どんな優秀な雲台も、構図を決め固定する際に、多少なりとも構図がずれるものだ。これは構造上、ある程度は仕方がないものだが、このズレが今まで使ってきたどの雲台よりも小さいのである。これを考えると、3WAY雲台は、すでにハスキーで完成の域に達していたのかもしれない。
 一方、ジッツオG2271Mは、ジッツオ2型にマッチする軽さと固定力のバランスの良い雲台として導入したものだ。純正の組み合わせだから、見た目も性能もベストだと考えたのである。
 たしかに見た目のマッチングは純正ならではだ。しかも、耐荷重はカタログスペックは控えめな5kgだが、それ以上の固定力と剛性感がある。ハスキーに近い感覚だ。それでいて重量は700g。ハスキーの1.2kgよりもずっと軽い。固定力の高い3WAY雲台の中では軽量級だと言える。まさにジッツオ2型にはベストだと思ったのだが、実際の稼働率はかなり低い。実は使い勝手がイマイチなのだ。
 一見、微調整がしやすい適度なトルク感と剛性感がある操作系も、ハスキーに比べると構図の微調整がしにくいのである。ハスキーでは一発で決まるようなシーンでもモタモタしてしまう。これならより軽量コンパクトで固定力と自由度が高いレオフォトの自由雲台NB-46Xの方がメリットが大きい。結局、これがストレスになり、いつの間にか使うことは大幅に減ってしまったのだ。固定力そのものは高いし、固定時の構図のズレも極めて少ないだけに残念である。
 では、ジッツオ2型に組み合わせる3WAY雲台はどうしたらいいのだろう?3WAY雲台は使わないという手もある。構図を緻密に追い込みやすく、固定力もあるものがあればそれに越したことはない。自由雲台で、それがまかなえるかどうかは、まだよくわからない。ジッツオ2型に組み合わせる前提だと、中型雲台になる。その中でその条件を満たすものがあるかどうか?これにはまだ答えは出ていない。おそらくベストはアルカスイスP0ハイブリッドだが、さすがに高価すぎて今は手が出ない。現実的には3WAY雲台の延長線上にある、マンフロットタイプのギア雲台だろう。だが、これはこれで問題が…。答えが出たつもりで、いまだに出てこない。雲台は本当に悩ましい。
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2019年09月07日

マクロと望遠

 最近のレンズに対する興味が望遠とマクロに集中している。最新のレンズも、オールドレンズも、単焦点もズームレンズも。
 望遠とマクロ。遠くを引き寄せるものと、ググッと近くに寄るもの。正反対のようで、実は本質は一緒。つまりは大きく写したいのだ。遠くにあるものを大きく、近くの小さなものを大きく。今は大きく写すことに夢中になっているのだ。
posted by 坂本竜男 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年09月01日

ニコンのマニュアルレンズを検討する

 ニコンのマニュアルレンズを導入する決意をしたわけだが、では具体的に何を導入すべきなのか?もちろん、マウントアダプターを介しての仕様になるから、オールドレンズが検討の中心になる。しかし、ニコンは今でもマニュアルレンズが5本も現行製品とした存在しており、いずれも評価が高いロングセラーだ。このあたりから攻めていくのが、一番間違いのない選択だろう。
 いま、ホームページに掲載されているマニュアルレンズは以下の5種類。
・AI Nikkor 20mm f/2.8S
・AI Nikkor 24mm f/2.8S
・AI Nikkor 50mm f/1.2S
・AI Nikkor 50mm f/1.4S
・AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
どのレンズも魅力的だが、その中でも銘玉として、とくに評価が高いのがAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sだ。
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 ハーフマクロだが、マクロとしてだけではなく寄れる標準レンズとしても使え、近くから無限遠まで設計が古いレンズとは思えない高解像度で描き上げる。僕が持っているレンズではシグマ50mmマクロが方向性は近いが、作例を見る限りシグマよりもキレがよく感じる。このレンズなら、6D mark IIなら標準域のハーフマクロ+標準レンズとして、GX8なら中望遠の等倍マクロとして使える。しかも、マクロのメインで使っているタムキューとは描き方が異なるのも良い。初めてのニコンレンズにふさわしい。
 そう思っていたら、マイクロニッコール55mmは、F2.8よりも以前のF3.5モデルの方がキレが良いらしい。中古で探すしかなくなるが、どうせ方向性の違うマクロを導入するのなら、その方向でより尖ったものが欲しくなる。
 そこで、ターゲットを現行モデルからF3.5モデルに変更。しかし、これはこれで問題が。Aiモデル、非Aiモデル、コーティングの違いなどで、F3.5モデルが何種類も存在するのだ。はたして、どれが良いのか…。マウントアダプターを介して使う分には、どのモデルも問題なく使えはするようなのだが…。
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2019年08月31日

ニコンのマニュアルレンズ

 自分がキヤノンユーザーであるせいもあって、今までニコンのレンズに関しては避けて通ってきた。昔からキヤノン最大のライバルであるし、どこか対抗意識もあったのだろう。
 だが、ニコンのFマウントよりもキヤノンEFマウントの方がフランジバックが短い関係で、キヤノンEFマウントではマウントアダプターを使えばニコンのマニュアルレンズが使えてしまう。そのことは前からわかったいたのだが、ヘンな対抗意識もあって避けていたのだ。
 しかし、ルミックスGX8の導入をきっかけに、その無意味な対抗意識もなくなってしまった。そうなると、途端にニコンのレンズが気になって来るのである。
 調べてみると、今だに現行モデルとして古いマニュアルレンズが存在したり、キヤノンとは違う描写の魅力を改めて知ったり、キヤノンの方が有利と思っていた分野でもキヤノン以上に優秀なニコンレンズの存在を知ったりと、ニコンユーザーなら当たり前の情報かもしれないが、個人的には新鮮な情報が満載なのだ。
 しかも、マニュアルレンズは中古市場では意外にリーズナブルなものが多い。僕は基本的にはキヤノンの解像感はあるが自然でやわらかな描き方が好きではあるが、ニコンのカリッとした高解像度で隅々までキッチリと描き出す画像が欲しい時もままある。ようはニコンのマニュアルレンズが使いたくてしょうがなくなったのだ。
 僕の今の機材では、キヤノンフルサイズとルミックスマイクロフォーサーズの二つで使用可能だ。実は最初に使いたいニコンレンズも決まっている。マウントアダプターと一緒に導入予定だ。
 あぁ、これでニコンのマニュアルレンズという新しい深みにハマっていく…。
posted by 坂本竜男 at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年08月30日

マウントアダプターの存在が…

 最近のマウントアダプターは非常にマズい。一昔前までは比較的高額なものしかなかったが、今や中国製の安価なものが大量に出回っている。しかも、それらの品質が急激に上がっている。多くの製品が実用上問題がないのだ。つまり、これはレンズの選択の幅が一気に増えることを意味している。
 もともと僕はキヤノンユーザーである。フランジバックがほかよりも短いキヤノンボディのレンズの自由度は、他のメーカーよりもずっと高かった。そして、ミラーレスの導入で、レンズの制限はほぼなくなった。それまで使いたくても使えなかったキヤノンFDマウントが(焦点距離は変わるが)自由に使える。このことが、オールドレンズ欲に対する歯止めを無くしてしまった。
 今は、以前はあえて気にしないようにしていた、ニコンのマニュアルレンズにも興味を示す始末。ニコンのレンズはキヤノンとはまた違った魅力を持ち、性能も画質も良いものが多いからタチが悪い。しかも比較的手頃な価格で入手できる。ちょっと困ったような、しかしワクワクするような…。
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2019年08月29日

これからのカメラを考えると…

 昨日、発表されたキヤノンのRFレンズや、ちょっと前に発表されたタムロンの単焦点レンズなど、新しいフルサイズ高性能レンズは、一眼もミラーレスも関係なく大口径化。重量もサイズもアップしている。ミラーレスは、せっかくボディはサイズも小さく重量も軽くなっているのに、高性能レンズは大きく重くなる一方だ。そして、価格もより高価になってきている。
 これは画素数が大幅に増えてきたのが原因だろう。今や最新のソニーα7は6,000万画素まできた。そうなるとフルサイズの大型センサーといえ、画素ピッチが小さくなる。レンズにより高い解像度が求められるのだ。
 だが、どれだけの人が5,000〜6,000万画素も必要だろうか。多くの人は2,000万画素もあれば十分だ。仕事で使う僕ですら、8割以上の仕事は2,000万画素あれば事足りる。そうなると、必ずしも高画素なフルサイズにこだわる必要はない。僕の場合は、今のところ6D mark IIの2,600万画素あれば、仕事で困ることはない。むしろ、マイクロフォーサーズを積極的に導入するのはとても効果的だと言える。
 というわけで、僕がGX8を導入したのは正解だった。少なくとも、フルサイズ一眼用の大きく重い望遠レンズを振り回す必要はなくなる。ジッツオのシステマチックのような、大型で高額な三脚も必要ない。今あるジッツオ2型とハスキーで十分だ。これでフルサイズの大三元レンズがもう少し軽くなれば言うことないのだが…。
posted by 坂本竜男 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年08月28日

キヤノン、2本のRFレンズを発表

 キヤノンがいよいよ新マウントRFレンズに本腰を入れ始めている。今日、新たに2本のLレンズが発表された。来月下旬に販売開始される。その2本とは…

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RF15-35mm F2.8 L IS USM

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RF24-70mm F2.8 L IS USM

 ついに大三元レンズのうち2本が発表されたのだ。
 広角ズームであるRF15-35mm F2.8 L IS USMは、EF16-35mm F2.8L III USMよりも1mm広角から始まる。そして、ついに手ぶれ補正がついた。わずかだが重量増と最短撮影距離が変わらないのはちょっと残念。1mm広がったからなのだろうか?
 標準ズームRF24-70mm F2.8 L IS USMは、個人的にはかなり魅力を感じる。大三元標準ズームで待望のIS(手ぶれ補正付き)、撮影最短距離は21cmと相当寄れる。撮影最大倍率も0.3倍に上がっている。EFに比べて95gの重量増は残念だが、トータルでは魅力を感じるレンズだ。
 どちらも価格はキヤノン オンラインショップで297,000円(税込)。時間が経てば安くはなるだろうが、それでも高い。こりゃRFマウントへの移行はまだ先の話だなぁ。
posted by 坂本竜男 at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

キヤノン EOS 90Dを発表

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 今日、キヤノンのAPS-Cセンサーのミドル機、EOS 90Dが発表された。販売は来月中旬から開始される。
 やっと発表された90Dは、APS-C機としては驚くべきスペックを誇る。APS-Cでは世界初の3,000万画素オーバーである有効約3,250万画素。映像エンジンはもちろん最新のDIGIC 8。ファインダーの視野率は上下左右約100%。倍率は約0.95倍(50mmレンズ使用時)。測距点数はオールクロス45点に対応。ファインダー撮影時でも顔認識が可能。メカシャッターは最高1/8,000秒、ライブビュー撮影時には最高1/16,000秒の電子シャッターも搭載。連写速度はファインダー使用時で最高約10コマ/秒。ライブビュー撮影では最高約11コマ/秒。ISO感度はISO 100〜ISO 25600に対応。拡張でISO 51200まで使用できる。
 ほかにも進化した部分は多々あり、80Dの後継モデルでありながら、部分的にはAPS-C最高峰の7D mark IIをも凌駕する。これでいて重量は29gの軽量化。予想価格はボディのみで15万円ほどと安くはないが、APS-Cでは最高レベルの性能と画質を得ることができそうだ。
posted by 坂本竜男 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ

2019年08月27日

マイクロフォーサーズ 2本の高画質標準ズームに触れる

 先日、福岡でマイクロフォーサーズの様々な機器に触れる機会があった。地元ではマイクロフォーサーズの機器自体の展示が少なく、触れるどころか見る機会すら少ない。今回触れた機器は、それぞれに興味深く、マイクロフォーサーズという規格の優秀さを思い知らされた。その中でも個人的にも良かったのは、高品質で知られる標準ズームに触れる機会があったことだ。
 その標準ズームは、オリンパス12-40mm F2.8PROと、ライカ12-60mm F2.8-4.0。ともに画質や使い勝手、質感など評価が高いレンズである。
 2本のレンズとも、使い勝手も質感もすこぶる良く、キヤノンLレンズにも負けていない。それでいて、どちらもフルサイズに比べると軽量コンパクトだ。AFもかなり早い。使用する際のストレスは感じない。
 では、画質はどうか?実際にデータを持ち帰って見れたわけではないので、正確なものではないが、液晶パネルで見る限り画質はどちらも優秀である。ただ、画質の傾向には違いがある。評判通り、見事にカリッとしっかり解像するオリンパスに対し、解像するものの柔らかめな表現が印象的なライカ。やや硬質な印象があるオリンパスと、やわらかめなライカとも言えるが、フルサイズの豊かなボケとなめらかさ、やわらかさからすると、ライカは必要以上にやわらかすぎずいい塩梅だ。好みで言えばライカだが、オリンパスも魅力がある。フルサイズで言えば、キヤノンとニコン、あるいはタムロンとシグマの関係に似ているかもしれない。
 ボケに関しては、F2.8通しのオリンパスが有利かと思ったが、実際はライカの方がボケが大きく感じられた。これも状況によって違うとは思うが、個人的には普段使っているキヤノンのフルサイズの描き方にライカの方が近い印象だ。
 これでGX8に組み合わせる標準ズームは、ほぼライカで決まりになった。
 そして、このときに母体となったボディ、ルミックスG9 PROの使い勝手の良さと性能の高さも同時に印象的だった。画質は置いておいて、使い勝手や性能は6D mark IIを上回るし、5D mark IVに対しても部分的にはアドバンテージがある。しかもルミックスは販売が開始されて1年以上経つと、値段が一気に下がる。メーカーとしては厳しいだろうが、ユーザーとしてはありがたい話だ。ライカ12-60mmで決まり!と思いつつ、ルミックスG9 PROに思い切り惹かれてしまっている自分がいた。
posted by 坂本竜男 at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・レンズ
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