2025年04月02日

小鹿田焼のきせき

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 初めて訪れる日田市複合文化施設AOSE。

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 そして、AOSEの3fにある日田市立博物館。いま開催中の企画展「小鹿田焼のきせき」を観に行った。

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 小鹿田焼の始まりから、小鹿田焼が世界で知られるようになったわけなど、小鹿田焼のことをいちから知るにはとても良い展示。何気に陶工さんたちの写真がすごく良い。
 小鹿田焼のことをこれから知りたい人は、この展示を観た上で小鹿田焼の里へ足を運ぶと良さそう。ここは駐車場も完備されてるし、入館料も無料なので気軽に利用できるのも良い。オススメです。
posted by 坂本竜男 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) |

2024年12月24日

冬の小鹿田焼の里

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 時間ができたので、久しぶりに小鹿田焼の里へ。

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 冬の小鹿田焼の里はすごく寒い。先週降った雪が日陰にはまだ残っていた。
 しかし、冬の小鹿田焼の里は清らかな感じがしてとても良い。水のせせらぎと、ゴーンとあちこちで響く唐臼をつく音がなんとも心地よい。これだけで心が落ち着いてゆく。
 小鹿田焼は大好きな焼き物のひとつだが、ここに来るとプラスアルファの癒しがある。今日、立ち寄れたのは良かったな。
posted by 坂本竜男 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) |

2023年10月11日

加賀國の九谷焼

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 小松市立博物館で開催中の「加賀国の九谷焼」。
 九谷の名品から、現代の昇華 彩釉磁器まで堪能できる展示。九谷焼はもちろん、その歴史や九谷焼が影響を与えた焼き物も紹介。全国に招かれた九谷の陶工たちの影響力の大きさがよくわかる。各地で生まれたそれらの焼物は、九谷を下地としながら、それぞれ違う形に発展しているのが興味深い。
posted by 坂本竜男 at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) |

ジャパン九谷のふるさと「松雲堂」

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 つづいて、ジャパン九谷のふるさと「松雲堂」。松雲堂は九谷焼を代表する窯元の一つである。
 昭和初期の小松の町家形式をとどめた建物の中で展示されている九谷焼は、生活の中での彩までが表現されていて、とても素敵だ。九谷焼のある生活のイメージが膨らむ。
 また、窯場には上絵付けを行った当時の錦窯があり、それも見どころの一つになっている。
posted by 坂本竜男 at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) |

2023年06月24日

川口武亮 陶展 - 風光 -

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 食事の後は、QRAFTSさん。今日から始まった「川口武亮 陶展 - 風光 -」が素晴らしかった。
 川口武亮さんの器はどれもそれぞれに世界観があり、見れば見るほどその世界に吸い込まれそうになる。ずっと見てて飽きない。
 手に取るとちょっと印象が変わって、なんともやさしく手に馴染む。まるで観賞用のような美しさを持ちながら、ちゃんと使うことを大前提に作られているし、実はとても使い勝手も良さそう。美しいだけでなく、生活に馴染む器なのだろう。実は僕も小皿を2枚購入したのだが、使うのが楽しみで仕方がない。
posted by 坂本竜男 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) |

2021年07月20日

小鹿田焼のコーヒーカップ

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 狙っていた小鹿田焼は、大きめのコーヒーカップ。マグカップほどの大きさで、青みがかった深い緑が印象的。装飾技法は打ち刷毛目になるのかな?この佇まいと色、大きさ、形がとても印象的。僕にとって毎日使いたいと思わせるものだったのだ。
 あぁ、明日のモーニングコーヒーが楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) |

小鹿田焼の里を散策する

 昼食の後は、小鹿田焼の里へ。狙っている器を探しに、ちょっと散策。

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 平日の昼間なので、観光客はほぼゼロ。本来ならゆっくり回りたいところだが、日田は37°を超える暑さだったので、ある程度狙いを定めて散策。実は先月訪れた時に、ある程度目星はつけていたのだ。
 無事に狙っていたものも買うことができて満足。やっぱり、普段使いにも最適な良い器がたくさんある。基本的には400年近く変わっていない器だが、今は逆に洗練されたものに感じるから不思議だ。
 陶工の個性をあえて抑えている小鹿田焼は、ルーツである小石原焼とは真逆に近いアプローチをとって今に至っている。どちらが良いとかではなく、どちらも正解なのだろうね。
posted by 坂本竜男 at 19:05| Comment(1) | TrackBack(0) |

2019年11月17日

林潤一郎さんの「手」

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 今回、波佐見焼の陶工 林潤一郎さんの撮影をさせていただいたのだが、轆轤で成形される姿に吸い込まれそうになった。
 林さんの手から生まれる洗練された造形。林さんの手からは、湧き出るようなエネルギーと心地よい緊張感を感じる。撮る方が緊張してしまうシーンだ。だが、ご本人はリラックスして作業されているらしい。
 この光景を見た後に改めて林さんの急須を見ると、より作り手の気持ちを感じれる。そして、洗練されたフォルムを生み出す、林さんの「手」が脳裏に浮かび上がるのである。
posted by 坂本竜男 at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年09月23日

林潤一郎さんの新作

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 波佐見町を訪れた一番の目的は、陶工 林潤一郎さんに会うこと。エゴイスタスをお渡しし、お互いの様々な話に花を咲かせる。

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 ふと目に止まった小ぶりの器が印象的。地元の土で作り上げたぐい呑くらいの小さめの器たち。林さんの小ぶりな急須に合わせてお茶を楽しむのもよし、日本酒を楽しむのもよし。小ぶりでどこか開放的な空気感が漂うこの器には独特の魅力があった。
 このシリーズは全て新作。これからの作品の展開も楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年08月26日

再び、林潤一郎さんの工房を訪ねる

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 久しぶりに波佐見焼の陶工、林潤一郎さんの工房を訪ねた。
 最近、新しく生まれたばかりの茶器を見せていただいたり、作陶への熱い想いを聞かせていただいたり、そして様々な話でも盛り上がり、気がつけばあっという間に5時間近くが経っていた。
 ちなみに今、一番熱心に取り組まれている新しい形の茶器は、今までありそうでなかったもの。これを見せていただいただけでも訪ねた甲斐があるが、それについては来月発行予定のエゴイスタスで!
posted by 坂本竜男 at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年06月23日

林潤一郎さんの新作が届く

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 昨日、ゆふいん夢二工芸館に波佐見焼の陶工 林潤一郎さんの茶器が届いた。夢二工芸館のために焼かれた新作である。
 従来の林さんの作品とは違うが、その独自のフォルムと佇まいはそのままに、いい意味でより尖った茶器ではないだろうか。また一味違った空気感がある。林さんの心意気が詰まった逸品である。
posted by 坂本竜男 at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年06月17日

二井内 覚 - 霧海の奏で -

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 食事の後は、お隣のQRAFTSへ。
 今回の展示は「二井内 覚 - 霧海の奏で -」。若き有田焼の陶工さんだそうだ。今回はいつもの展示よりも展示数が圧倒的に多く雰囲気がちょっと違うが、これも若き陶工さんのエネルギーの表れかと思うと、心地よさすら感じる。
 まるでヨーロッパもののような独特な色合い(とくに青!)と佇まいは、とても惹かれるものがある。好きなタイプの器だ。日本の器っぽくない表現だが、これも有田だからこその表現のひとつであるらしく、それがとても面白いし興味深い。僕達が思っているよりも、はるかに器は自由なのだ。
posted by 坂本竜男 at 17:54| Comment(4) | TrackBack(0) |

カフェ・ネイ 「今日の」香草ソーセージの焼きカレー

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 今日は大牟田配本。ランチは当然、カフェ・ネイ。大好物の香草ソーセージの焼きカレーをいただく。
 タイトルに「今日の」と、わざわざつけているのは、添えられる野菜も変わるし、器も毎回変わるから。野菜が変わるから味が変わるのは当然と言えば当然なのだが、それ以上に器が変わる良さというのを感じる。毎回、おいしさの種類が変わるような感覚なのだ。美味しい料理を器と一緒に楽しめるのは素敵なことだね。
posted by 坂本竜男 at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年06月10日

林潤一郎さんの急須

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 我が家で使用している波佐見焼の陶工、林潤一郎さんの急須。その美しいフォルムと凛とした佇まいが印象的だが、実はお茶にじっくりと向かい合える急須でもある。
 取っ手がないので、お湯がお茶を淹れる適温でないと熱くて持てない。急須としては小ぶりだが、それでも片手よりも両手の方がはるかに安定度が高いので、両手で丁寧に淹れることになる。気持ちが落ち着かないと、ちゃんとお茶を淹れれない感じだが、それが逆に良い。お茶は雑に淹れるべきではないからだ。
 林さんの急須でお茶を淹れることは、そのまま心のゆとりにつながる。この時間を持てることはとても大事だ。

 ちなみに湯呑みは太刀洗の暁焼の白磁。林さんの急須にベストマッチとは言えないが、小ぶりで軽やかなのが良い。この軽やかさを持ちつつ、フォルムと佇まいが合う湯呑みが欲しいな。
posted by 坂本竜男 at 20:18| Comment(1) | TrackBack(0) |

2019年04月22日

泉山磁石場

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 波佐見町の次はお隣の有田町。いくつかのお店を回ったが、今回一番印象的だったのは有田町の光景。そして泉山磁石場だった。
 有田という場所と歴史的な背景が、素晴らしい有田焼を生み出している。そのことを改めて実感させる場所だった。今度はもっとしっかり時間を作って訪ねて回りたい。
posted by 坂本竜男 at 21:36| Comment(3) | TrackBack(0) |

2019年04月11日

追悼 人間国宝 中島宏展

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 午後からは佐賀県立美術館。追悼 人間国宝 中島宏展。青磁を追求し続けた中島宏。その青磁は大胆かつ精密で繊細。その独特の奥行きのある青色、美しいフォルム、繊細で説得力のあるディティール…。見事である。いつまでも見続けられる。
 今回の展示は写真撮影も自由。写真を撮ることで見えてくる世界もあるから、撮影ができるのは嬉しい。そして、作品だけでなく、ラフスケッチや道具類の数々、愛聴していたCDなど、背景が見える展示も興味深い。とても堪能できました。
posted by 坂本竜男 at 23:34| Comment(3) | TrackBack(0) |

2019年02月23日

暁窯2019春

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 今日は久留米の花音花夢さんで開催中の展示「暁窯2019春」を観に行く。
 軽やかでしっくりくる触感の白磁が心地よい佇まいを見せる。自然光のもとでは、特にその美しさが映える。派手さはないが、長く使いたい魅力のある器ばかりだ。
 実は一目惚れの器があり、それをペアで購入。ひとつひとつ、微妙に違うけど、そこには味わい深さとさりげない良さがある。これから使うのが楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年02月06日

楽茶碗と京の華

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 今日は朝から出光美術館 門司。「楽茶碗と京の華」を観に行った。
 初代長次郎をはじめとする楽焼の数々。初期の萩焼。初期の京焼。野々村仁清から尾形乾山などなど、充実した展示である。モダンでしゃれている尾形乾山の洗練さ、極限まで主張をそぎ落として際立つ長次郎の黒楽。そこから少しずつ各代の意図が見え始める2代目以降の楽焼。とても面白く、興味深い展示だった。でも、僕はやっぱり長次郎の黒楽だなぁ。
posted by 坂本竜男 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) |

2019年01月16日

コーヒーサロンはらの蓋つきコーヒーカップ

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 今日、大牟田のコーヒーサロンはらで出されたコーヒーカップが素敵だった。
 ちょっと小ぶりのカップ&ソーサーで蓋つき。50年くらい前に購入されたものらしい。有田焼ではないかと思われるのだが、詳細はよく覚えていないとのこと。このデザインと佇まいが素晴らしい。かわいらしさの中に凛とした、いい緊張感がある。こんなカップでコーヒーが出るなんて、あらためて素敵なお店だなぁ。
posted by 坂本竜男 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) |

2018年12月18日

筆跡の色譜 吉田崇昭 陶展

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 カフェネイで食事の後は、お隣のQRAFTSへ。今回の展示は「筆跡の色譜 吉田崇昭 陶展」。染付けの作品を中心とした、魅力的な器が並ぶ。特に惹かれたのは豆皿(と豆々皿)。たたずまいが可愛らしく、人懐っこい。「どうだ」という感じが微塵もない。生活の中にあったらいいな〜と思う器ばかりだ。僕も豆皿をいくつか購入。どう使うか、今から楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 18:32| Comment(1) | TrackBack(0) |
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