カスタネットを始めてちょうど10日。シンプルな楽器ながら、難しいし奥が深い。演奏どころか、まともに叩く事さえままならない。とくにカレティーリャと呼ばれる右手での4連打が、全く思うようにいかない。小指→薬指→中指→人差し指の順にカスタネットをひっかくような感じで連続して打つのだが、まともな連打にならないのだ。
それでも、カスタネット自体はとても楽しい。ちょっとした合間にカスタネットを叩くのは気持ちがいいものだ。
今日はお酒を飲んだ後、音楽に合わせてでたらめながらカスタネットを叩いてみた。最初はいつものように連打もままならない。しかし、酔っぱらって肩の力が抜けてるせいか、だんだん連打らしくなってきた。そして音がどんどん通り出してきたのだ。明らかに今までとは違う!
調子に乗って叩き続けていると、ときどき音楽に合うように叩けるときが出てき始めた。そして、なんとなく音楽みたいになり始めている。これは面白い!
時間が経つにつれて、そこそこ音楽に合うようになってきた。これは生まれて初めての経験かも!叩けば叩くほど、どんどん音楽らしくなっていく。これは何かが降りてきたか?面白くてやめられない!
気がつくと、5時間もほぼ休み無しで叩いていた。しかし、なぜ急に叩けるようになったのだろう?ムダな力が抜けているのは確かだが、それだけではないはず。酔う事で何かが開放されたのだろうか?明日も同じように叩けるだろうか?夢なら覚めて欲しくないな〜。