2025年04月24日

黒崎教会

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 長崎市遠藤周作文学館の次は、同じ外海地区にある黒崎教会へ。遠藤周作の小説『沈黙』の舞台にもなっており、遠藤周作文学館の次に訪れるのに最もふさわしい教会だ。
 こちらは1897年にド・ロ神父の指導で敷地が造成され、1899年から建設計画が進行、1920年に完成している。煉瓦の美しさが際立つ教会で、今回訪れた他の教会ともまた趣が違うのが面白い。そして、聖マリア像がまた美しい。
 ただ、雨が本降りになってきたので、滞在時間も写真もわずか。残念!
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2025年04月23日

出津教会堂

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 大野教会堂の次は、出津教会堂へ。こちらもド・ロ神父が設計士、私財を投じて信者の人たちと建てた教会。建てられたのは大野教会堂よりも前の1882年のこと。そのあと、1891年と1909年の増改築によって現在の形になっているのだそうだ。ちなみに大野教会堂は、出津教会堂に行くのが大変な周辺の信者のために建てられたものとのことである。
 大きな方形造りの塔の中には、祈りを捧げる時刻を告げる鐘楼「アンジェラスの鐘」が収められている。
 大野教会堂と違い規模も大きく白く美しい姿は、僕たちがイメージする教会に近いものだが、それでも屋根瓦の部分など日本建築のディテールが見られるのが面白い。これも風が強い外海地区に適した形なのだろう。

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 キリスト像が一体、そして聖母マリア像は2体。2体のうち、裏側に立つ聖母マリア像は「ルルドの聖マリア像」。ルルドは「ルルドの奇跡」でも有名なフランスにある世界的な聖地だ。

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 そして、ド・ロ神父像。
 今回初めて訪れて、ド・ロ神父のことを知ったわけだが、その偉業は計り知れない。今も多くの信者から尊敬される存在だが、そのお人柄はド・ロ神父設計の教会で感じる、あたたかでやさしい空気感だけでも十分に感じ取れる。
 もっとド・ロ神父のことが知りたくなった長崎滞在初日だった。
posted by 坂本竜男 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

大野教会堂

 今回の長崎の旅でいちばんの目的は、長崎市の大野地区。2018年6月30日に世界遺産登録が決定した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する大野集落である。
 その中にある教会の一つ、大野教会堂に最初に訪れた。

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 大野教会堂は、外海(そとめ)地区の主任司祭として赴任してきたド・ロ神父が、1893年に私財を投じて建てた小さな巡回教会である。

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 一般的に教会と聞いてイメージする建物とは、だいぶ趣が異なる教会である。石壁に瓦屋根。外壁は現地の玄武岩を積み上げ、漆喰モルタルで固めてつくられている。これは、ド・ロ神父が考えた工法で、地元では「ド・ロ壁」と呼ばれている。
 他にも、上部が半円アーチ形のレンガ造となっている側面の窓や、洋式小屋組など、随所にド・ロ神父の建築技法が見られ、どこか南国の民家にも通じるような佇まいと洋風のディテールが混じり合い、地域に密着したなんとも言えない温かい空気感に包まれている。

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 そして、入口の前に作られた壁は、海からの強い風から守る役割を担っており、今までいくつもの強風に耐え抜いてきたもの。
 そして、聖マリア像が手を広げてやさしく見守っている。僕はキリシタンではないが、宗教に関係なく訪れた人たちをやさしく迎入れてくれているような、あたたかな心地よさがある。
 この教会を建てたド・ロ神父は、今も尊敬されている大きな存在。そのお人柄が教会にも表れているように感じられた。いつまでも居続けたくなるような心地よさがとても印象的だった。

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2023年07月22日

キリシタンの島、松島

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 松島は島に教会があるように、島民のほとんどがキリシタンである。隠れキリシタンという記事を見かけたこともあり、松島にキリシタンの人たちが逃げてきた歴史があるのだと思っていたが、どうも事実はだいぶ違うらしい。
 島の歴史は短く、人が住むようになってから150年ほど。松島のそばに浮かぶ加唐島から父と娘の親子が移り住んだのが始まりらしい。その後、娘は長崎県黒島から松島に釣りに来ていたキリシタンの若者と出会って結婚。そのキリシタンの若者は地元から仲間3人を呼び寄せ、彼らも島に定住。今では島民のほとんどがカトリック教徒なのだそうだ。
 隠れキリシタンの歴史が伝わる地域には、重い過去が見え隠れするものだが、それが松島にないのも当然の話。基本的にはロマンチックでフレンドリーな島なのだ。
posted by 坂本竜男 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2021年04月12日

鈴木大拙をまとめ買い

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 ついに、鈴木大拙の本を6冊まとめ買い。
 比較的読みやすいと言われている「新編 東洋的な見方」「無心ということ」あたりから読み始めるかな。
posted by 坂本竜男 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2021年04月07日

鈴木大拙が気になる

 仏教哲学者で、世界に向けて禅について英語で語った鈴木大拙。実は僕が今、いちばん気になっている人物である。
 と言っても、はずかしながら語れるほど鈴木大拙のことを知っているわけではない。むしろ無知と言っていいほどなのだが、なぜかこの「鈴木大拙」という名前が急に僕の中に飛び込んできたのである。その意味はよくわからないのだが、実はときどき僕にはこんなことが起こるのだ。大抵、そんなときは重要な意味を持っている(とだいぶ後で気がつく)。
 というわけで、鈴木大拙の本を読んでみようと、まずはネットで情報を集めている。図書館に行くのもいいかもしれないが、気になった本は買って読むのが早いかなと思っている。さて、どこから手をつけて行こうかな?
posted by 坂本竜男 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2016年10月31日

マインドフルネス

 マインドフルネスという言葉を最近、よく耳にするようになった。TVや雑誌などのメディアでもたびたび取り上げられている。なぜ、ここまで取り上げれるようになったのか。それは、その有効性を示す研究結果が次々に見つかっているためだ。
 その前に、マインドフルネスとは何か?実は僕も明確に把握しているわけではない。瞑想に近いものだが、瞑想ともちょっと違う。それらは五感で感じてからの、集中、気づき、覚醒、自覚ではないかと思う。仏教の教えにも通ずるものがある。いや、ひょっとすると仏教の教えそのものかもしれない。
 実は僕の周りに、すでにマインドフルネスを実践している人が少なからずおられる。それを踏まえた事を仕事にされている方もおられる。マインドフルネスは、これからの世の中で最も必要なことの一つなのかもしれないと、個人的には考えている。そういう意味では、それを実践されている方(意識されてない方もいらっしゃるが)に縁があることは大きな意味があると思う。世の中にとって必要なものが今、動き始めている気がする。
posted by 坂本竜男 at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2016年04月10日

漫画 歎異抄

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 歎異抄を知るために、まずは入門編として漫画から。正直、もう少し何とかならないかな…と思う部分がないわけではないが、それでも最初の入り口としては悪くないかな。
posted by 坂本竜男 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2016年04月04日

歎異抄を読んでみようか

 仏教を知ることは、僕たちにとって、とても重要なことだ。その証拠に心に引っかかる言葉は、たいていの場合、仏教と関わりが強い。そんなだから、関心も自然とそちらの方へ向いている。
 今、関心があるのは歎異抄だ。ちょうど、TVで取り上げられているし。ちゃんと知るにはいい機会だ。そこで早速、歎異抄に関する本をいくつかピックアップ。一番、初心者向けだろうと思われる本を注文してみた。届くのが楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2016年02月15日

仏教入門(松尾剛次著)

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 いま、日本人が一番知らなければいけないこと、勉強しなければいけないことのひとつが仏教だと思う。ただ、多くの人はよくわかってない。僕もそんな一人だ。
 そこで、ここ数年、いろいろな本をあさっているが、頭に入りやすいもの、読みやすいものはごくわずかだ。今のところ、僕の仏教観は手塚治虫のブッダと、森政弘の仏教入門でできている。これらはわかりやすいし、頭にとても入りやすいのだ。
 とは言え、さすがにそれだけというのもなんなので、読み始めたのがこの本だ。まだ読み始めだが、仏教誕生から日本伝来、そしてそれ以降の日本と仏教を解説してあり、なかなかわかりやすい。楽しみながら読み進めそうだ。
posted by 坂本竜男 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教

2015年05月30日

ロボット博士 森政弘の仏教入門

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 今の仕事、これからの仕事、そして生活に、キチンと日本の仏教を知る事が大事だと思うようになった。そこで紹介してもらったのがこの本。
 宗教の本は大抵、聞き慣れない言葉が多く、言葉遣いも難解な事が多い。しかし、この本はとてもとっつきやすく、そしてわかりやすい。オススメです。
posted by 坂本竜男 at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教・仏教
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