2025年01月06日

COMFORTの引取先

 我が家にある建築雑誌COMFORTのバックナンバーが、今日引き取られていった。所有していたのは20年以上前のものばかりだったが、若き建築家さんたちが喜んで引き取ってくれたのだ。
 彼らは写真と図面中心になった最近のものよりも、僕が持っていた古いバックナンバーを「内容が濃い」と喜んで読んでくれていたのが印象的だった。そして、昔と今の雑誌の作り方・内容についても考えさせられるな〜と強く感じたのだった。
 昔あった本の面白さを、現代に取り戻さなければならないね(現代の本の面白さというのは、ちゃんとあると思うのだけれどね)。
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2024年06月06日

映画『箱男』が8月23日に公開



 安部公房の長編小説『箱男』が映画化されてるとは!
 予告を見てるだけでもワクワクするなぁ。
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2023年09月24日

「鉱物ミタテ図鑑」「美しいってなんだろう?」

 今日、大牟田のCafe Neiさんで出合った2冊がよかった。

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「鉱物ミタテ図鑑」フジイキョウコ著
天然の加工していない鉱物を、食べ物や植物など身近なものに見立てる切り口が面白い。ちょっと専門的で、普段縁があまりないように感じることの多い鉱物が少しだけ身近に、そしてとっつきやすくなる一冊。

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「美しいってなんだろう?」矢萩多聞著
なんてことのないところにある「美」に対して、僕と同じような感じ方をされているのでは?と、勝手に親近感が湧いた一冊。著者の矢萩さんが装丁家であることも、多分大きな関係がありそう。
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2023年07月09日

見えない絶景 深海底巨大地形

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 陸上とは比べ物にならない海底に潜む巨大地形の数々を、深海世界一周の旅というカタチで紹介する本。これがスケールが大きく想像を超える地形の連続で抜群に面白い。あまり知られてない本来の地球の姿が見えてくるかのようだ。
 これがモノクロではなく、カラーだったらさらに良かったかなぁ。ぜひ、海底地形をCGで再現したカラー版を出して欲しいな。
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2023年06月24日

父親の力 母親の力

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 今日もまた、いつものように大牟田のCafe Neiさんで良い本に出合った。その本は、河合隼雄さんの「父親の力 母親の力」。河合隼雄さんの本は好きで多少は読んでいるのだが、この本を読むのは初めて。今までも目にしていたはずなのだが、このタイミングで目に止まるというのことは、今の自分に必要なことが書かれているのだろう。
 読み始めて、最初の段階で根幹的なことで気づくことがいくつも出てくる。これは単純に親のことだけを書かれているのではない。まだ最初しか読んでないので、注文しなければ。
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2023年05月13日

機嫌のデザイン

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 自分に語りかける時も敬語で」につづき、「機嫌のデザイン」も購入。
 やはりこの本も今の僕にとって必要な本。何度も読み返したくなる。この2冊はセットで読むべき本だね。
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2023年04月22日

子どもと一緒に覚えたい道草の名前

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 大牟田のCafe neiさんで出会った一冊。
 道端に生えているよく見かける身近な草花を、写真とイラストで紹介しているのだが、これがなかなか面白い。意外によく見かける草花のことをよく知らないものだし、誰もが知っている植物なのに未だよくわかっていない部分もあったりする不思議。植物の面白さが身近になる素敵な本。NHKの朝ドラで牧野富太郎がスポットを浴びているが、そういう意味でも旬な本と言える。この本に載っている草花のことくらいは知っておきたいものだね。
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2023年04月04日

自分に語りかける時も敬語で

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 プロダクトデザイナー 秋田道夫さん初の著書。twitterでもかなり話題になった本である。
 僕自身、秋田道夫さんのtwitterアカウントはフォローさせていただいているが、とにかく今の僕にとって必要と思われる言葉がずらっと並ぶ。というか、僕に欠けている大事なものがここに詰まっていると言っても良いくらい。
 この本をすぐ手の届くところに置いておいて、何度も何度も読み返したい。そんな一冊なのです。
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2023年01月29日

読みたい本が行方不明

 ちょっと時間に余裕ができたので、久しぶりに読んでみたいな〜と思っている本が数冊あるのだが、探しても探しても見つからない。人に貸したり売ったり処分したりはしていないから、家のどこかにあるはずなのだが、今のところ行方がわからないままだ。
 おそらく、昨年の引っ越しの際にわからなくなっていると思われる。このような行方がわからない本は自分が全てを認識してないだけで、実際はもっとたくさんあるに違いない。
 行方がわからなくなった本というのは、もはや持ってないのと同じことだ。だからこそ、所有している本の置き場所は把握している必要性がある。逆に、把握できる範囲を超えたら、本を減らす努力をしなければならないのだろう。これは置けるスペースの問題はとはまた別である。
 歳を重ねてきて記憶力は間違いなく落ちているのに、所有する本はやぱり増えていっている。スリム化を真剣に考えないと、我が家に存在する意味がないものがどんどん増えてしまうな…。
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2022年12月28日

大事なことは植物が教えてくれる

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 今日もカフェネイさんで素敵な本に出合う。「大事なことは植物が教えてくれる / 稲垣栄洋」。植物が教えてくれる(気づかせてくれる)お話(コラム)を集めた一冊。読みやすいし、植物にまつわる良い気づきの話がたくさん。サラッと読めるけど、内容は深い。良い本ですね。
posted by 坂本竜男 at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2022年12月11日

ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観

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 アマゾンの少数民族「ピダハン」の言語と文化、ユニークな認知世界を描きだす科学ノンフィクション。
 ピダハンには数や色、左右の概念も存在しない。神も神話もない。外の文化の影響を受けずに何百年も自分たちの文化を守れてきたのはなぜか。本当の幸福とは何か。人間の根幹を考えさせられる一冊。今の時代だからこそ、知っておくべき価値観がある。
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2022年06月29日

美しき日本の残像

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 近所の田んぼのある光景が改めて良いな〜と思いつつ自宅へ帰ると、本棚にある一冊の本が目に止まる。
 アレックス・カーの「美しき残像」。いろいろな気づきが多かった本だが、いま改めて読んだら、また新たな気づきがあるかもしれない。そう思って、読み直している。
 僕の中でフワフワと形になりそうでなってないものが、この本をきっかけに形になるかもしれない。
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2022年06月17日

ゆっくり、いそげ 〜カフェからはじめる人を手段化しない経済〜

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 大牟田のCafe Neiさんで出会った「ゆっくり、いそげ」。2013年に「食べログ」(カフェ部門)で全国1位をとった、クルミドコーヒーを運営している影山知明さんの著書だ。
 業務内容も事業形態も全然違うから、参考にならない点や、自分はちょっと違うかな〜というところもないわけではない。しかし、それ以上に考え方や取り組まれていることなどは共感するものも多く、これからの時代に「ちょうどよいところ」を行かれている様な気がした。
 本に書かれていることは理論などではなく、全てが実践されてきたこと。それだけに説得力もあるし、僕自身、取り入れたいものも多々ある。なにより、「ゆっくり、いそげ」というフレーズが良いよね。
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2022年04月05日

目の見えない人は世界をどう見ているのか

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 目の見えない人は、暗黒の世界に生きているのだろうか?いや、どうも違うらしい。それが、「目の見えない人はどのように頭の中に映像を描いているのだろう?」という疑問、いや好奇心に繋がってきた。昨年の東京パラリンピックを境に、ますますメディアにも障害者の方たちが出るようになり、その好奇心はどんどん大きくなっていった。
 そんな時に出会ったのがこの本である。目の見えない人は、目の見える人が目を閉じたもの(目からの情報を遮断したもの)とは全く違う。そのことがまず大前提にある。多くの健常者の頭の中には、そのことがないのではないだろうか。
 この本を読むと、まず世界が大きく広がる。そして、障害を持っている人たちへの接し方・考え方・認識が大きく変わるのは間違いない。で、それだけでは終わらない面白さや気づきやワクワクを感じた。強くオススメします。
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2022年04月04日

まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう

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 今年の春に出たばかりのオードリー・タンの著書(正確には著書ではないが)を購入した。
 未来に不安を感じている人がより多くなっている中、それでも「未来は明るい」と言い切る彼の話には、「なるほど」と目から鱗の気づきや発見がたくさんある。自分の認識が微妙に間違っていたこともたくさん気づく。それらに気付きながら、未来を作ることが特別なことではなく、誰しもができることだということをちゃんと認識できる。そんな一冊。今だからこそ読んでおきたい本だね。
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2021年11月04日

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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 昨日、うなぎBOOKSさんで購入した本がこれ。全盲の美術鑑賞者 白鳥建二さんとのアートを巡る旅。目が見えない人には何が見えるのか?アートで何を感じるのか?
 今年のパラリンピックの前に、NHKで全盲のアスリートが感じているもの(見えているもの?)を映像化する試みが放映されていてとても興味深かったのだが、この本はそれに通じるものがある。おそらく、不自由だと思い込んでいる全盲の人たちは、全てとは言わないが想像を超えて遥かに自由ではないか?そう思ったりもするのだ。
 この本の存在は知らなかったので、ネットで調べようとしても辿り着けたかどうかはわからない。そんなとき、実物を手に取れる本屋さんって、やっぱり良いなぁと思うのだ。
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2021年10月28日

遅まきながら、「深夜特急」を全巻揃えた

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 遅まきながら、やっと「深夜特急」を全巻揃えた。
 「深夜特急」は自身の体験に基づくもので、基本的にはノンフィクション。何より「旅する力 深夜特急ノート」が面白かった。それにバックパッカーのバイブルとまで言われた名著である。時代背景は違うものの、やはり「旅」をテーマにしていこうと考えると、この本は外せないのではないかと思う。自分も旅に出る気持ちで、この本に没頭したいね。
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2021年10月15日

こらからの「正義」の話をしよう

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 ちょっと前に話題になった本だが、最近改めてあるTV番組で紹介されていたので手に取ってみた。
 「正義」とは、ある意味とても危険な言葉だ。この本を読んでも「正義」が何かとは書かれていない。人によって異なるし、状況によっても視点によっても異なってくる。やっかいなのは、そのそれぞれ違う「正義」を掲げる側は正しいと信じて疑わないことだ。だから戦争もなくならない。
 こんな世の中だからこそ、改めて「正義」について考えるのは良いことだ。そのことを教えてくれる本だと思う。
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2021年10月14日

辺境・近境 写真篇

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 村上春樹の「辺境・近境」を、松村映三が写真という角度で見せてくれる一冊。まさに最近、僕のテーマになっている「旅と写真(とデザイン)」にぴったりな本だ。
 だが、またしても本家(村上春樹の「辺境・近境」)を読む前に読んでしまうという暴挙(?)でもまぁ、これは僕の場合は仕方がないかなぁ。
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2021年10月07日

ぼくはこんな本を読んできた

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 智の巨人、立花隆さんの読書論・読書術・書斎論……という言葉だけでは括れない本だ。
 取材ひとつとっても、取材する人のほとんどの著書をしっかり読み、必要な下調べをしっかり行い、万全の体制で望む。基本的にはこれは一人でされている。スタッフがほかにいるわけではない(一部のものを除いて)。
 それゆえに、読書量は必然的にとんでもなく増える。それなのに何本もの連載を持ち、ときにはメディアにも出て、ときには講演などもされていた。どう考えても時間が足りないし、そもそもとんでもないハードワークだ。ご本人もそれは認められているのだが、それ以上に楽しまれている・面白がられているのがこの本からも伝わってくる。
 立花隆さんと同じようにはできないし、する必要もないだろう。ましてや時代も違うから、今なら違うやり方もあるだろう。それでも本だからこそ得られるものは多いよね。
posted by 坂本竜男 at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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