バルセロナ2日目の締めはフラメンコ。やはり、カスタネットを始めたばかりの僕としては、本場のカスタネットを聴いてみたい。

行ったのは、フラメンコをバルセロナで観るなら一番との噂のコルドベス。




男性の歌い手+ギター+女性の踊り手兼カスタネット奏者というのが、僕のフラメンコの認識だった。しかし、実際は少々違っていた。
まず、女性の踊り手さんが歌も歌ったり、男性の踊り手さんがいたり……。そして、いちばん認識と違っていたのは、「あまりカスタネットを叩かない」ということだった。
1時間半くらいのショーでカスタネットを叩いたのはたった一曲。確かにその演奏は素晴らしいものだったのだが、もっとたくさん聴けると思ったいたので少々残念だった。
では、ショーとして物足りなかったかというと、そういうことは全くなく、とても素晴らしいものだった。手を叩いたり、床を踏み鳴らしてリズムをとるのだが、これがとても激しくてダイナミック。タップダンスにも少し似ているが、もっと激しくて情熱的だ。とにかく素晴らしくて、すっかり見入ってしまった。
カスタネットは十分には聴けなかったが、とても満足したショーだった。とくに、床を踏み鳴らしてリズムをとる(サパテアードというらしい)踊りはカッコよかったなぁ。踊りでありながら楽器でもある。真似したくなったな。