2019年11月12日

ミュージックダイアログ

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 先日、八女で色々とお話を伺った、指揮者でヴィオリストの大山平一郎さんが代表理事を務められる「ミュージックダイアログ」が家庭画報の12月号に掲載されていた。
 ダイアログとは対話。ミュージックダイアログでは、この「対話」をテーマにした演奏会を随時開催されている。
 対話と一言で言っても、それには様々な形がある。演奏家同士の対話、聴衆と演奏家との対話、聴衆と音楽との対話、演奏家と音楽との対話、過去・現在・未来との対話などなど。なるほど、音楽とは対話なのだ。
 これは本当に素晴らしい試みで、音楽との距離がグッと近くなるだけでなく、社会的にも大きな意義がある。大山さんはミュージックダイアログだけにとどまらない。地方でもこのような音楽活動を積極的に行われている。とくに、八女はその代表的なもので、毎年好評のおりなす八女音楽塾や、僕も関わらせていただいている近現代ピアノ音楽塾についてもアドバイスをいただいている。
 このような素晴らしい取り組みが、文化を豊かにするだけでなく、人々を元気にするのだと改めて思う。ミュージックダイアログでは素晴らしいコンサートを随時開催されている。ぜひ、公式サイトでチェックしていただきたい。

ミュージックダイアログ公式サイト http://music-dialogue.org
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2019年10月28日

第9回 秋の蔵々まつり その3 〜酔い音で乾杯!!Fes。

 秋の蔵々まつりのもう一つの魅力は音楽。「世界初 酒蔵サーキットフェス」と謳われた音楽イベントが同時に開催されたのだ。会場は漬蔵たぞう、光武酒造、肥前屋の三箇所。参加されるバンド、ミュージシャンは鹿島にゆかりのある11組である。

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 ライブの前に、出演バンドとお客さんが日本酒で乾杯。それから各会場でライブが始まる。
 音楽のジャンルは様々。キャリアも様々。しかし、日本酒、あるいは鹿島という共通項があるせいか、違和感もなく会場は絶妙な一体感にあふれている。各会場をハシゴするお客さんも多く、音楽と日本酒の両方をあちこち回りながら楽しまれている姿が印象的だった。

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 最後は出演バンドの皆さんの記念撮影。出演された皆さんも、会場に足を運ばれた皆さんも、とても良い笑顔にあふれていた。音楽と日本酒と蔵。この3つが織りなす世界は特別なものだと感じた。そして、この取り組みが、地方を盛り上げる、あるいは人と人、地域と地域をつなぐための大きなヒントになるように感じた。地域の宝物を生かす、素晴らしい取り組みだと感じるお祭りだった。
posted by 坂本竜男 at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

HAMA蔵JAZZ(ドス・オリエンタレス+CHIKO ライブ)その3

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 後半はヴォーカルのCHIKOさんが参戦。CHIKOさんはコンゴ人のお父様と日本人のお母様のハーフ。デビューされて間もないが、それを感じさせない素敵なヴォーカリストだ。
 アフリカを感じさせるリズム感とグルーヴ感、そして素晴らしき歌声がドス・オリエンタレスのラテンベースの音楽と見事にマッチする。そこには日本ならではの美しさがある。なんとワールドワイドな音楽だろうか。
 前半とは対照的に、後半はカヴァー曲がメイン。その中でも日本の楽曲のカヴァーが印象的だった。まさかドス・オリエンタレスの中島みゆきが聴けるとは!後で聞いたら、初めての試みだったそうだ。ファンとしてもある意味サプライズがいろいろあったライブだった。

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 アンコールのあとは、観客の中をタイコを叩きながらの退場。これも恒例ではあるのだが、最後の最後まで会場の素晴らしい盛り上がりが強く印象に残ったライブでもあった。来年もこの場所でライブをしていただきたいなぁ。
posted by 坂本竜男 at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

HAMA蔵JAZZ(ドス・オリエンタレス+CHIKO ライブ)その2

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 いよいよドス・オリエンタレスのライブが始まる。
 たった二人とは思えないスケールの大きさ、そして音楽の分厚さ。音楽と演奏の素晴らしさに大感動しつつも、それを直接目の当たりにしているのに、まるでありえない世界を目にしているような不思議な感覚と驚きに襲われている自分がいる。本当に素晴らしいお二人だ。

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 いつものように、途中からウーゴさんの若い奥様、アルバナ・バロカスさんも参戦。音楽にさらに厚みが増す。そして、可愛らしさも。ビリンバウという民族楽器は他では聴けないのでは?
 素晴らしい演奏で会場は大盛り上がりのまま、前半は終了。密度の濃いライブだが、当然このままでは終わらないのだ。(つづく)
posted by 坂本竜男 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

HAMA蔵JAZZ(ドス・オリエンタレス+CHIKO ライブ)その1

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 鹿島滞在初日の一番の目的は、HAMA蔵JAZZ。ドス・オリエンタレス+CHIKOのライブである。
 会場の漬蔵たぞうは、漬物の蔵。近年は積極的にライブイベントも開催されている、素晴らしく雰囲気も音響も良い素敵な空間だ。

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 開場して間もないのに、すでにこの人の多さ。そして素晴らしい活気と盛り上がり。良いなぁ。

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 もちろん、美味しい鹿島の日本酒も勢ぞろい。ちなみにここの美味しい漬物をはじめ、お酒のつまみもバッチリ。

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 ステージもとても良い雰囲気。これは嫌でも気分が盛り上がる。(つづく)
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2019年10月21日

石井啓一郎&石井啓子コンサート

 贅沢なことに、昨日はコンサートのハシゴ。おりなす八女の次は、明永寺 中庭ホールで石井啓一郎&石井啓子コンサート。元日本フィルハーモニー主席ヴァイオリン奏者石井啓一郎さんと、ピアニストである奥様の啓子さんのコンサートである。

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 お二人のコンサートもまた、とても贅沢なものだった。演奏が素晴らしいのはもちろん、啓一郎さんのトークも面白い。よりクラシックが好きになる内容で、ちょっとしたレクチャーコンートのようでもあった。
 お二人の素晴らしい表現力と音楽性。そして、心地よい風が吹き抜ける中庭ホールの空気感が相まって、なんとも言えない素晴らしい音楽空間が出来上がっていた。まさに「風の楽士」と言われる石井啓一郎さんである。心地よい音楽の「風」に感じながら、うっとりと音楽に浸る贅沢な時間だった。
 ちなみに、コンサート後の打ち上げもご一緒させていただいたが、ここでもお二人のお話が面白く、本当に素晴らしい時間をいただいた日曜の夜だった。
posted by 坂本竜男 at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

プラハ・チェロ・カルテット

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 ていこぃ白木祭りの後は、おりなす八女でプラハ・チェロ・カルテット。文字通りチェロだけのカルテットだが、はたしてどんな演奏なのだろう?ワクワクを抑えきれないままコンサートへ。
 演奏される音楽はクラシックからポピュラー、そして映画音楽と様々。しかし、誰もが知る有名な曲ばかりだ。
 演奏が始まって、まず驚かされるのがチェロの表現の幅の広さだ。ヴァイオリンなどに比べて大ぶりなチェロは、どうしても音域が低い方に寄るイメージが強いが、実際の演奏はそんなことを全く感じさせない。曲のアレンジも素晴らしいのだが、そのテクニックと表現力も見事だ。しかも遊び心に溢れ、ユーモアも満ち溢れている。会場の皆さんが4人の演奏に釘付けになった。
 プラハ・チェロ・カルテットの4人は、素晴らしく高い技術と洒落たセンスとユーモアを兼ね備えた、素晴らしい音楽家だった。最高に楽しく、盛り上がったコンサートだった。こんなに誰もが楽しめてワクワクするコンサートが、意外にも地方で開催されていることをもっとたくさんの人たちに知って欲しい。
posted by 坂本竜男 at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

ていこぃ白木祭り〜白木をフラメンコでねり歩き

 ていこぃ白木祭りの二日目は、朝から夢たちばなビレッジからスタート。山本壬子さんの生徒さんたちがステージ衣装を着て、フラメンコを踊りながら白木を練り歩く。そのスタートが夢たちばなビレッジなのだ。

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 のどかな白木の田舎道を、フラメンコの衣装を着た華やかな一団が、カスタネットを叩き、踊りながら練り歩く。

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 そして、あちこちのお宅の前などでフラメンコを披露。ノリは「突撃!隣の晩ごはん」。地元の皆さんもみんなビックリ。しかし、驚きの後すぐに笑顔に。地元の皆さんにとって、嬉しいサプライズになったようだ。

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 最後は旧大内亭で記念撮影。みなさん、とても良い笑顔。関わる全ての人が笑顔になった朝だった。
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ていこぃ白木祭り〜前夜祭

 昨日のメインイベントは八女のていこぃ白木で開催された「ていこぃ白木祭り(前夜祭)」。八女出身のフラメンコダンサー山本壬子さんのスタジオ「ていこぃ白木」の5周年イベントである。
 前夜祭は山本壬子さんのフラメンコと、地元である筑南中のブラスバンド部の演奏会だ。

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 超満員の会場は最初から大いに盛り上がったが、特に素晴らしかったのがラストの山本壬子さんと筑南中ブラスバンド部の共演。普段、演奏しないであろうスペイン音楽をしっかり仕上げてきたブラスバンド部と、その演奏にあわせて踊られるフラメンコが素晴らしい。こんな表現、こんなコラボができるんだと思わず感動。素敵なステージだった。
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2019年09月28日

ルクレシア

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 昨夜のライブで買った、出たばかりのガイア・クアトロの新譜「ルクレシア」を聴く。
 ライブでのMCでも、ヤヒロさんが話されていたが、なるほどガイアは新しい方向へ向かっていることをひしひしと感じさせるアルバムだ。
 初期の頃は深くて重厚な印象が強かった気がするのだが、「ルクレシア」はいい意味で軽やかさと開放感を感じる。これは前作「KAZE」から感じ始めていたのだが、それがより強くなっている印象だ。
 もともと素晴らしいテクニックと音楽性を持った4人が集まったバンドだから、技術的凄さや音楽の重厚さは前面に出るのは当たり前ではある。その凄さは今作ももちろんあるのだが、それ以上に軽やかさや開放感、旅に出るようなワクワク感を強く感じるのだ。より音楽の本質的な部分が表に出ているのだろうか。とにかく、スーッと自然に入ってきて、身体に染み込ませるように繰り返し繰り返し聴きたくなるアルバムだ。
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2019年09月27日

ガイア・クアトロ ジャパンツアー初日

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 今日のメインイベントは、福岡ニュー・コンボでのガイア・クアトロのライブ。ガイア・クアトロ ジャパンツアーの初日である。
 いつもながらジャンルを超えたスケールの大きな音楽と、素晴らしい演奏に一気に引き込まれる。こんなスケールが大きて、ドラマチックで、スリリングで、美しい音楽はあるだろうか。たった4人なのに、まるでオーケストラを聴いているかのようなスケールの大きさと音楽の分厚さに改めて驚かされる。
 ガイア・クアトロの音楽は、まるで世界旅行をしているかのように様々な世界の風景が頭に浮かんでくる。まさに世界を股にかけて活動されている彼ららしい部分だ。素晴らしい音楽で感動するとともに、頭の中は世界を駆け巡っているのだ。こんなライブはなかなかない!!!
posted by 坂本竜男 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年09月25日

ガイア・クアトロ予習を兼ねて

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 いよいよ明後日に迫ったガイア・クアトロのライブ。予習も兼ねて、今日のBGMはガイアクアトロ。ファースト、セカンドと初期のアルバムに浸る。
 最近、満足に音楽そのものを家で聴く余裕がなかったのだが、改めてガイア・クアトロを聴くと、その素晴らしさに打ちのめされてしまう。技術的に素晴らしいものがあるが、その音楽性は一つのジャンルに括れない広さと奥行きがある。そして、なんと官能的で心を揺さぶる音楽だろうか。明後日はこれが生で聴けるのだ。いやでもテンションが上がります。
posted by 坂本竜男 at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年09月02日

ガイア・クワトロ ジャパンツアー間近!

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 今月末から、ガイア・クアトロの日本ツアーが始まる。待望の日本ツアー!昨年は福岡・佐賀近辺での公演がなく、一昨年は仕事で行けなかったので、今年はぜひ行きたい!
 ツアー初日の福岡ニューコンボなら、ピアノもグランドだし距離感も近いのでベストかも。さぁ、予約予約…。
posted by 坂本竜男 at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年08月22日

Immigrés

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 今日のBGMは、ユッスー・ンドゥール。セネガルの世界的ミュージシャンだ。
 ユッスーはアフリカのミュージシャンの中では、いち早くセネガルの伝統音楽にポップミュージックのエッセンスを取り入れ、独自の音楽スタイルを確立してきた。このアルバムの発表は1988年。ピーター・ガブリエルとの共演で世界的に注目されてきたころの作品だ。
 「Immigrés」はこの翌年にリリースされる「The Lion」や、さらにその翌年の「SET」と比べると、決してロック色は強くない。しかし、若きユッスーの素晴らしき伸びやかな歌声はとても魅力的。音楽的にも、アフリカ音楽をベースにした良質なポップミュージックだ。彼のアルバムの中ではあまり知られていない初期の作品だが(おそらく日本ではリリースされていない)、是非、聴いてほしい作品だ。
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2019年08月19日

レディ・ソウル

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 今日のBGMは、アレサ・フランクリンの傑作「レディ・ソウル」。たった30分とは思えない内容の濃いアルバムだ。若き彼女の歌声は、ソウルフルで美しく力強い。心にダイレクトに届く浸透力と説得力がある。
 ジェイムス・ブラウンの「マネー・ウォント・チェンジ・ユー」、後にジェフ・ベックのアルバムでロッド・スチュアートが歌い上げたカーティス・メイフィールド/インプレッションズの「ピープル・ゲット・レディ」など素晴らしきカヴァー。そして、きわめつけはキャロル・キングの「つづれおり」にも収録された美しき名曲「ナチュラル・ウーマン」。アルバムの末尾を飾る「エイント・ノー・ウェイ」。とにかく聴きどころしかないアルバムだ。史上最強の歌姫と称されるアレサ・フランクリンの最高傑作と言う人が多いのも頷ける。CDしか持ってないけど、LPが欲しいなぁ。
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2019年08月17日

1995

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 今月3日のアン・サリーさんのコンサートでも歌われた「満月の夕」が聴きたくて、久しぶりに引っ張り出す………つもりだったが、我が家にCDがない。持ってたつもりで持ってなかったのか、どこかへ行ってしまったのか。というわけで、改めて購入した。
 阪神淡路大震災のあとにリリースされたこのCD。このアルバムに込められているものは、とても深く大きいものだが、そのメッセージ性や音楽の背景などを抜きにして、単純にカッコよく、そして深く染み入るアルバムだ。じっくり、何度も繰り返し聴きたくなる。刻み込みたくなるアルバムだと思う。決してメディアに多く出るバンドではないが、多くの人たちに知ってほしい。そして聴いてほしい。
posted by 坂本竜男 at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年08月11日

ARITA CLASPA

 昨夜は、有田町で開催されたクラシックの音楽の祭典ARITA CLASPAのグランドフィナーレへ行ってきた。会場は泉山磁石場屋外ステージである。

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 有田焼の原料となる陶石の採掘場だったところが、天然の屋外ステージに変わる。このロケーションは有田ならでは!

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 最初は和太鼓。英哲風雲の会。

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 続いて、ピアノデュオユニット レ・フレール。

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 続いて、オペラ歌手 吉武大地。

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 音楽プロデューサーで篠笛奏者のEDISON。

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 そして、今回のコンサートのメインアクトでもある、現代音楽家でピアニストの新垣隆。

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 ピアノデュオ 鍵盤男子。

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 オペラグループ ザ・レジェンド。

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 そしてオオトリ。和太鼓の林英哲とピアニスト 新垣隆。

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 グランドフィナーレ。

 今回のコンサートは、有田ならではの素晴らしいロケーションで、クラシック主体とはいえ、フェス的な盛り上がりを見せたものだった。
 クラシックの一般的な堅苦しいイメージや、ちょっと敷居が高いイメージを払拭する、入りやすくみんなで盛り上がれるコンサートだったと思う。ノリはロックフェス的だったが、出演されたミュージシャンはクラシックのしっかりした土台を持った人たちばかりなので、魅せるステージと高い音楽性を両立させている。その最高峰とも言えるのが、ラストを飾った林英哲と新垣隆のデュオである。
 高い評価をされている現代音楽家新垣隆と、世界的和太鼓奏者の林英哲のデュオは、音楽ファンは聴き逃せないものだ。ここ近年TV番組の出演も増え、チャーミングな人柄が印象的な新垣だが、その演奏はダイナミックで迫力があり、スケールが大きい。TVの印象とは大違いだ。超絶技巧から繊細で優しい表現まで巧みに弾きこなす。それに林英哲の和太鼓が加わると、次元を超えた素晴らしき音楽の世界が現れるのだ。10分を超える大作だったが、一気に会場全体が引き込まれる素晴らしいものだった。
 有田は小さな地方の町に過ぎないが、有田焼という世界的ブランドを確立した、とても文化的な町である。だからこそ、こんな素晴らしいコンサートが実現したのだろう。こういった取り組みは、間違いなく地方を盛り上げる。来年も是非、開催してほしい。
posted by 坂本竜男 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年08月06日

イン・ザ・ライト・プレイス

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 今日のBGMは、先日亡くなったドクター・ジョン最大のヒットアルバム「イン・ザ・ライト・プレイス」。ミーターズのメンバーが参加し、アラン・トゥーサンがプロデュースした大傑作だ。
 ファンク色がより強く、ニューオーリンズさを感じる、熱いアルバムに仕上がっている。今日は部屋に閉じこもりっきりだからこそ、こんなアルバムがぴったりだ。ノリが良く、熱く、とてもカッコいいが、それだけでなく心に染み入るような美しさも持っている。あぁ、やっぱりいつ聴いても良いなぁ。
posted by 坂本竜男 at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年08月05日

ブルー

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 先日のアン・サリーさんのコンサートの一曲目だったこともあり、久しぶりにジョニ・ミッチェルのブルーを引っ張り出してBGMに。
 僕が本当に大好きで、相当聴き込んでいるアルバムではあるのだが、こうやって改めて聴いてみると、また違った感動というか、感覚というか、新しい感じ方をするから不思議だ。だから古くなることがないし、ずっと感動させ続けることができるのだろうね。
 そんなことをコンサートで気づかせてくれたアン・サリーさんもまた、とんでもなく素晴らしいな。
posted by 坂本竜男 at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2019年08月04日

fo:rest

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 昨日のライブ会場で買った、アン・サリーの「fo:rest」を聴く。最新アルバムではなく、2010年にリリースされた7枚目のアルバムだ。
 正直なところ、デビュー当時の印象は、聴き心地の良いしゃれた音楽というイメージだった。音楽も心地よく、録音が良いので当時のオーディオマニアの人たちも良く聴いていた記憶がある。個人的にはジョニ・ミッチェルなど僕好みの曲をよくカヴァーされているから、嫌いではなかったけどそこまで積極的に聴く感じではなかった。
 しかし、このアルバムは良い意味で全く違う。心地よいしゃれた音楽の枠を大きく超え、聴きごたえのある素晴らしいアルバムになっている。
 カヴァーも洋楽だけでなく、日本の歌謡曲を取り上げ、それらがオリジナル以上に素晴らしい。そしてオリジナル曲もまた魅力的。ジャズというしっかりした土台がありながら、そこで表現される音楽は垣根がない。純粋に音楽として楽しく美しい。
 その素晴らしい音楽を支える技術もまた見事。バックのミュージシャンの演奏も素晴らしいし、アン・サリー本人の歌唱力も説得力がある。とても上手いのにその上手さよりも音楽がまず先に出ているのが素敵だ。これはご本人のお人柄も出ているのかもしれない。
 ちなみに録音は相変わらず、素晴らしく良い。優れたミュージシャンのアルバムは、基本的に録音がいいものが多いようだ。そんなところにもミュージシャンの心意気が表れている気がする。
 アン・サリーのCDは、基本的にはライブ会場か公式サイトでしか購入できない。昨日はあっという間に売り切れてしまい、このアルバム1枚を購入するのがやっとだった。しかし、それでも購入できたこと自体ラッキーだったと言えるだろう。可愛らしいサインもいただけたしね。
posted by 坂本竜男 at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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