2020年07月20日

エンクエントロ

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 ガイア・クワトロの金子飛鳥率いる飛鳥ストリングスと、中南米を代表するピアニストでドス・オリエンタレスのウーゴ・ファットルーソの素晴らしき共演。
 情熱的なストリングスとロマンチックで表現豊かなピアノ。ときに大きなスケールで、ときに会話的に音楽が展開される。夏に聴くとより一層ハマる一枚。いいですねぇ。
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コロッサル・ヘッド

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 1990年代を代表する名盤の一つであり、個人的にはロス・ロボスの最高傑作ではないかと思っている一枚。
 ロス・ロボスといえばルーツミュージックやテックスメックス(メキシコ音楽)とロックの融合といったイメージだが、基本的にはルーツ色が強いアルバムが多い。そんな中、このアルバムはそれらのベースがありつつ、もっとオルタナティブというか、音響的というか、現代的アプローチ(この表現が正しいかは微妙だが)がなされている。
 このアルバムがリリースされたのは1996年。それまでの彼らのアルバムと大きく違いつつも、彼らの素晴らしさがしっかり詰まっていて衝撃だったのを今でも覚えている。今聴いても色あせない名盤だ。
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2020年07月12日

キャプテン・ファンタスティック

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 僕の中でエルトン・ジョンは、メジャー中のメジャーながらノーマークに近い存在だった。ユア・ソングのような世界的なヒット曲は知っていても、アルバムの代表作を聞かれてもピンとこない、そんな感じだった。食わず嫌いだったのかもしれないが。
 ビルボード誌初の初登場1位を記録したこのアルバムは、エルトンとバーニーが、デビューするまでの思い出をモチーフにしたコンセプトアルバム。アルバムトータルとしての完成度は本当に素晴らしいし、一曲一曲のクォリティがとても高い。エルトン・ジョンの素晴らしい才能がぎっしり詰まった名盤だ。食わず嫌いもあってか、このアルバムを手に入れたのは割と最近の話。それまで、このアルバムを知らずに来たことが本当に勿体無いな。

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カラフル・クリーム

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 クリームのアルバムで一番好きで聴き込んでいるのは、おそらくこのアルバムだ。学生時代からCDで相当聴き込んだが、LPをやっと入手してレコードで聴いてみると、いい意味で印象が違う。音楽ももっとキレがよくてダイナミックだし、音楽の懐の深さをより感じる。たった3人で生み出す音楽とは思えない。改めてスーパーバンドだったんだなぁと実感。スゴいです。
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ラーニング・トゥ・クロール

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 プリテンダーズの代表作の一枚。僕は彼らの最高傑作はファーストアルバムと思ってはいるが、他のアルバムも当然カッコよくて素晴らしい。
 とくにこのアルバムは、メンバーの死、クリッシー・ハインドの出産&離婚といったことを乗り越えて作られた作品。それだけに、深まったバンドとしての奥行きみたいなものが感じられる。ストレートで疾走感溢れるサウンドはもちろん健在。このアルバムが一番好きというファンも多いのではないだろうか。
 ちなみに僕は音楽はもちろん、このジャケが素晴らしくカッコいいと思うのだ。このアングルの写真は、多くのバンドマンたちが影響を受けて真似したんじゃないかな?
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ダンス・ダンス・ダンス

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 シックのデビューアルバム。いわゆる70年代のディスコミュージックだが、当時の他のディスコミュージックとは一味違う、洗練された音楽だったと記憶している。これもナイル・ロジャース(g)とバーナード・エドワーズ(b)によるものが大きかったのだろう。
 今聴くとさすがに70年代らしさは感じるが、中心人物の二人がもともとジャズ畑の人だったこともあり、フュージョンに通じる気持ち良さと疾走感がある。今聴いてもカッコいい。
 でも、若い頃はほとんど関心がなかったディスコミュージック(ダンスミュージク)を、こうやってレコードで聴く日が来るなんて。でも、聴く音楽の幅が広がるのは良いことではあるなぁ。
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2020年07月07日

究極のパリ・コンサート1&2

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 僕がもっとも衝撃を受けた歌い手の一人であるヌスラット・ファテ・アリー・ハーン。彼の素晴らしさをじっくりと堪能するのなら、やはりこのOcoraレーベルからリリースされたライブ盤だろう。
 フランスのOcoraレーベルは世界の素晴らしい民族音楽を次々にリリースしているが(しかも大抵はかなりの優秀録音!)、その中でも必聴盤と言えるのがこの2枚のアルバムだろう。カッワーリが単なるイスラム教神秘主義スーフィズムにおける儀礼音楽だけでなく、多くの音楽ファンの心を揺さぶる芸術性の高い音楽であることがよくわかるはずだ。そして、ロックに通じる激しさとダイナミズムがあると思う。名盤です。
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2020年06月28日

グリーン

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 「ライフズ・リッチ・ページェント」でスイッチが入ってしまった。次もR.E.M.。
 「ライフズ・リッチ・ページェント」で殻を破った彼らが、本作で一つの頂点を極めたと言っていい。そんなアルバムだ。中期R.E.M.の代表作。個人的には彼らの最高傑作ではないかと思っている。
 このアルバムで特徴的なのはある種の明快さだと思う。それは「ライフズ・リッチ・ページェント」から見られるものだけど、このアルバムで完全に解放された気がする。ポップで明快でありながら何度も聴き込めれる懐の深さがある。初めて聴いた時から大好きなアルバムだが、その思いは今も変わらない。
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ライフズ・リッチ・ページェント

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 僕がR.E.M.にハマるきっかけになったアルバム。世界的スーパーバンドになって、2011年に解散したR.E.M.だが、僕は今だにこのころのアルバムが大好きだ。特にこの作品は、学生時代、どれだけ聴き込んだかわからない。
 このアるバムは彼ら自身を変えたアルバムでもある。マイケル・スタイプのヴォーカルも明瞭になり、音楽もよりスケールアップした。そして、突き抜けるようなエネルギーと抜けの良さがある。そこにはそれまでの殻を突き破るような強さと清々しさを感じるのだ。この感じは学生の時聴いていたときと明らかに違う。これは改めてハマりそうだな。
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オープン、トゥ・ラヴ

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 ポール・ブレイの最高傑作とも言えるピアノソロ。とても有名なアルバムだが、僕は美しく温度感が低いアルバムと思っていた。確かに音数がとても少なく、鋭さを感じる演奏ではあるが、多くのピアニストが影響を受けたと思われるフレーズが並び、とてもメロディアスでもある。そして、クールな中に見え隠れするやわらかな温度感に気づいた。実は独特のあたたかみのあるアルバムでもあるのだ。それに気づくと、このアルバムの音楽性がより深みを増してくる。やっぱり語り続けられる名盤なのだ。
posted by 坂本竜男 at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

ア・デイ・イン・ザ・ライフ

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 ウェス・モンゴメリーの名前と吸い殻のジャケットだけで買ったこのアルバム。良くも悪くも予想を裏切る内容で、一回聴いただけでレコード棚に眠っていた。
 比較的、時間が取れる今になって引っ張り出して聴いてみたが、基本的には聴いた印象は最初と変わらない。聴きやすいBGMといったところだ。タイトルにもなっているビートルズのカヴァーなど、聴きやすいがとても充実した内容になっている。サラっと聴けるけどじっくりと聴き込むこともできる。そこはウェスの懐の深さなのだろう。
 個人的には夏の暑い時に合うアルバムのように感じている。このサラッとすごいのが良いのだろうね。
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2020年06月27日

文部省唱歌にサビを付けたら 桑田佳祐



 こんな番組があったなんて知らなかった。しかし、桑田佳祐の本気の遊び心と、音楽の懐の深さは凄いものがあるな。
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2020年06月19日

愛しのキッズ

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 G.ラヴと同じく、衝撃のデビューアルバムといえばプリテンダーズの「愛しのキッズ(邦題、原題はThe Pretenders)」だろう。
 パンク・ニューウェイブの全盛期にシンプルでストレートなロックアルバムとしてリリースされたこの作品は、ヴォーカルのクリッシー・ハインドの魅力もあって大きな衝撃となった。アルバム全体を駆け抜けるような疾走感と、クリッシー・ハインドのカッコ良さ、そして何より楽曲のクォリティの高さ。今聴いても素晴らしくカッコいいアルバムだ。
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 念願のレコードを手に入れたので(それまではCDのみ)、U2の名作「焔」をじっくりと聴く。
 彼らを世界的なバンドに押し上げた名作「ヨシュア・トゥリー」の前作だが、すでにその予兆はこのアルバムに表れている。これは彼らの実力に加え、ダニエル・ラノアのプロデュースが大きいのだろう。聴き込めば聴き込むほど、このアルバムならではの良さに気づかされる。それは初期の作品はもちろん、今の作品にも「ヨシュア・トゥリー」にもない魅力でもある。そして、アルバムの構成を考えると、やはりLPで聴いた方がこのアルバムの本質を聴けるような気がする。改めて、名盤です。
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2020年06月18日

G.ラヴ&スペシャルソース

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 僕が素晴らしくカッコ良くてインパクトがあるデビューアルバムの一枚と思っているのが、G.ラヴのデビュー作「G.ラヴ&スペシャルソース」だ。
 ジャズやブルースといったルーツミュージックをベースにしつつ、それにヒップホップを取り込んだ複合的な音楽は、当時(1994年)、衝撃的だった。そして、文句なしにカッコよかった。そして26年経った今、改めて聴いてみると、このアルバムが全く色褪せてなく輝き続けていることに改めて気づかされる。
 これはレコードで聴きたくなる音楽だ。でも、LPは手に入るんだろうか?
 
posted by 坂本竜男 at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

エイジア・メイジア

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 久しぶりにディック・リーの傑作「エイジア・メイジア」を引っ張り出す。
 このアルバムは、僕が(日本を除く)アジアの音楽に目覚めるきっかけになった記念すべき作品。僕の中にあったどうでもいい偏見を、気持ちいいくらいに見事に破壊してくれたアルバムだ。地域とか関係なく、全編心から楽しめる、優れたポピュラーミュージック。いつ聴いても素晴らしいね。
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2020年06月16日

アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト

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 アレサ・フランクリンのライブ盤の傑作!とにかく素晴らしい!全盛期の彼女のエネルギッシュでソウルフルな歌声と抜群に盛り上がった会場の空気感。大音量で浸りたくなる作品だ。数ある彼女のアルバムで、このライブ盤を推す音楽ファンも多いが、それも納得。オリジナル盤収録曲が収録されたボーナス盤とセットのデラックスエディション盤も聴いてみたいな。
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2020年06月15日

スワン・ソング

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 パキスタンの怪人、50歳を前にして1997年に急逝したヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのラストアルバム。イスラム教神秘主義スーフィズムにおける儀礼音楽カッワーリーの歌い手だが、僕が最も衝撃を受けた歌い手の一人だ。
 このアルバムはライブアルバムなのだが、スタジオ盤とは違う生々しさと、ロックを思わせる躍動に惹きつけられる。カッワーリーは宗教音楽の一つに入ると思うが、これはもう、完全にロックでありソウルミュージックだ。
 もともと宗教は大事なメディアでもあり、その中で音楽が果たす役割はとてつもなく大きかった。ゴスペルはそのいい例だが、世界のあらゆる宗教でそれは見て取れる。そして、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンはカッワーリーの素晴らしさを世界に知らしめた偉大なミュージシャンであることを、このアルバムで改めて強く感じるのだ。
posted by 坂本竜男 at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2020年06月14日

フロール & 空に油 「森の秘密」



ヤヒロトモヒロさんからご案内がありました。とても素敵な音楽とPVです。ぜひ、チャンネル登録を!

フロール & 空に油 「森の秘密」
作詞 HISASHI 作曲 八尋知洋、宮田岳、鬼怒無月、Florencia Ruiz

出演: フロール & 空に油 / flOr & Sola ni abula
フロレンシア・ルイス/ Florencia Ruiz (vo,g)
鬼怒無月/ Natsuki Kido (g,vo)
宮田岳/ Gaku Miyata (b,vo)
ヤヒロトモヒロ/ Tomohiro Yahiro (perc,vo)

友情出演: くるくるシルクDX
金井ケイスケ/ Keisuke Kanai
立川真也/ Shinya Tatsukawa
藤居克文/ Katsunori Fujii
高橋徹/ Toru Takahashi

Website:フロール & 空に油
https://www.florsora.com/

contact:KaiYa Project
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2020年06月13日

ブームタウン

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 GTRと同様、たった一枚のアルバムで解散したデビッド&デヴィッド唯一のアルバム。
 80年代のホテルカリフォルニアと言われたこのアルバムは、アメリカではそこそこ売れたのだが、日本では知る人は少ない。しかし、当時はMTVの全盛期。深夜に洋楽の番組が目白押し。比較的マイナーな存在のデヴィッド&デヴィッドも意外にPVを見かけた記憶がある。
 個人的には思い入れの強いアルバムだから、このアルバムを聴くたびに当時のことを思い出してしまうが、今聴いても音楽的にしっかりしていて古臭さがなく、洗練されていてしっかりと聴きごたえがある。何気に今まで最も聴き込んだアルバムの中の一枚だ。
posted by 坂本竜男 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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