2025年04月19日

ポートフォリオを改めて作るということ

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  Adobe portfolioで自分の仕事のポートフォリオを今更ながら作っている。今まで携わってきた仕事の全てを載せるというよりは、これからを見据えて厳選して載せるという感じにはなる。
 ポートフォリオを作るということは、改めて自分の仕事を見返すということでもある。過去の仕事を振り返ると、未熟な自分が恥ずかしいところも多々あるが、よくここまでやり遂げたなぁと感心部分も少なからずあり、ちょっとだけ自信を取り戻したりしている。どちらにしても、ときどき自分の仕事を振り返ることは決して悪いことではないようだ。
 今更、ポートフォリオを作るということは、今までのやり方とは違う発信をするということでもある。でも、これは真新しいことというわけではなく、すでに多くの人がやっていることかもしれない。要は、どこか受け身のままのんびりとしてきた僕自身が、もう少し能動的に発信するということと言って良い。そのツールの一つがポートフォリオなのだ。
posted by 坂本竜男 at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2025年04月17日

Adobe Portfolio

 Adobe Portfolioが良いらしい。Adobeユーザーならポートフォリオサイトが無料で作れるのだが、これを公式サイトにしているクリエイターも増えているらしいのだ。実際にAdobe Portfolioで作られたサイトを見てみると、デザインはシンプルで見やすく活用しやすいように見える。これは良いかも。
 ウチの公式サイトも古いままほったらかしに近い状態なので、Adobe Portfolioで作っても良いのかも。何より、無料で作れるわけだし。自分の仕事の発信もちゃんとしないといけないなぁ。
posted by 坂本竜男 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2025年03月21日

柏崎栄助 その個性と地場のデザイン

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 昨日、ドルドーニュ美術館からお借りした貴重な一冊「柏崎栄助 その個性と地場のデザイン」。1988年に出版された本だが、これが素晴らしい。僕が自分のデザインのこれからの仕事に対する大事なヒントや、本質的なものがたくさん詰まっている。やはり本質的なものや本当に大事なものは時代が変わっても変わらないのだ。大事にじっくり読ませていただきます。
posted by 坂本竜男 at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2025年03月13日

田舎でのデザインの仕事のこれから

 僕は紙媒体の世代ということもあり、いまだ主戦場は紙媒体である。紙にはデジタルにない魅力があり、それは若い世代にもある程度は伝わっていると思っている。
 しかし、チラシやポスターなどの紙媒体の仕事は年々減少しているのが現状だ。簡単なものなら自分たちで作ってしまったり、それよりも難易度が上がるものはネットなどの印刷会社のテンプレートで済ませるケースも多いようだ。おそらく、以前ほどチラシは重要視されていないのだろう。
 僕自身、チラシの仕事は大幅に減っている。でも、今更チラシの仕事を増やす努力はしようと思っていない。そこにプロのデザインの需要は大幅に減っていると感じているからだ。
 では、どこに力を入れていくべきなのだろうか。
 僕の場合、ページものは伸びているのでそこはより強化すべきではあるが、それだけでは十分ではない。写真も強化している最中だが、まだまだこれからだ。そもそも田舎は仕事そのものが少ないので、根本的に考え直す必要があるのだろうが…。
 今考えているのは、自分の強みと田舎であることの強みを活かす仕事を生み出せないかということだ。これができれば、ちょっとした田舎においての仕事改革になりうるのではないかと思っている。
 では、具体的に何をするのか?それに関しては、近いうちに報告できるように動いている最中である。
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2025年01月10日

雪が作り出すデザイン

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 積雪によって作り出される風景は、まさに雪が作り出したデザイン。日常の中に潜む非日常を浮かび上がらせるようでもあり、日常の風景を見事にラッピングしているようでもある。
 どちらにしても美しいし、ハッとさせられる発見がある。
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2024年10月20日

Photoshopの生成AI機能に驚く

 今日、Adobe Photoshopを最新バージョンにアップデート。ついでに生成AI搭載のベータ版もダウンロード。早速、新機能である生成AIを試してみた。
 実は仕事で、「ステージで演奏している写真の、ステージにかかっている人影を消して、人影で隠れている部分をなんとかできないか」と相談されていたのである。
 ここでは具体例を出せないが、人影の部分を選択して生成塗りつぶしを指示すると、見事に違和感なく生成してしまった。しかも、その部分は別レイヤーで形成されるので、元にも簡単に戻すことができる。これは素晴らしい!そして、すごく使える!
 というわけで、久しぶりにアプリケーションのバージョンアップの大きな恩恵を受けた一件だった。
posted by 坂本竜男 at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2024年04月17日

Synology DS124を導入

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 バックアップはどうするか悩んでいたが、色々考えた結果Synology DS124を導入した。
 Synology DS124は1ベイのNASシステムである。RAIDは組めない。RAIDを組むよりもNASのバックアップに外付けHDDを追加した方がバックアップは確実でコストも削減できると考えたのである。
 ちなみにDS124に組み込んだHDDは、東芝MN07ACA14T/JP。NAS用のHDDとしては14TB / 7200rpmと大容量・高スペックでありながら価格も手頃である。このHDDは、後でもう一台NASのバックアップ用として追加導入する予定。これで容量も余裕ができて、しばらくは安心かな。
posted by 坂本竜男 at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2024年03月28日

NAS導入をしよう

 今後、バックアップ体制をしっかりするために、NASの導入をすることにした。
 実はこれまで、AirMac+HDD1台という形でバックアップとデータ管理をしていたが、さすがにAirMacも古いし容量も足りない。そこで、今更ながらNASの導入を決めたのである。
 NASについてはわかっているようでちゃんと理解できていなかった。RAIDについても同様である。そこで、改めて勉強しつつ、自分にとってはどの体制がベストか考えてみた。
 基本的に一人しか使わないので、大掛かりなものは必要ない。それに、RAIDもウチではおそらく必須ではない。ミラーリングは実に便利ではあるが、誤操作でデータを消してしまったとき、もう一つのHDDのデータも消えてしまう、データ復旧に時間がかかるなど、問題点もある。ようはRAIDはバックアップのためのものではないのだ。
 そこで、1ベイのNAS+外付HDDがベストではないかと考えている。NASキットには大抵、USB入力がついているので、そこにHDDを接続し、定期的にNASのバックアップをとるのだ。
 では、NASキットは何を使うか?そのNASに使うHDDは?そして、外付HDDは?これまた、いろいろと悩ましいなぁ。
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2024年03月18日

藤田重信さんと盛り上がる

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 昨日はカーショップトリミさんで、フォントデザイナー藤田重信さんとのお話で大いに盛り上がった。
 藤田さんは僕が最も使っているフォント、筑紫フォントの生みの親。フォントが生まれる際の貴重なお話がたくさん聞くことができ、とても素晴らしいひと時を過ごすことができた。本当にフォントが好きでこのお仕事をされているということ、趣味人でもあり強い好奇心と探究心が、しっかりお仕事に生かされている。そして、僕がどのような意図で筑紫フォントを使っているかについても、いろいろと尋ねられた。
 藤田さんの仕事はフォント愛と熱意と好奇心と探究心に満ち溢れている。僕もこの領域まで楽しみながら仕事を極めたいものだ。
posted by 坂本竜男 at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年11月27日

セブンイレブンのプリンター(マルチコピー機)

 フリーランスにとって、重宝しているセブンイレブンのプリンター(マルチコピー機)。ゼロックス時代からその品質は高かったが、富士フイルムに変わってからもその高い品質は維持され、使い勝手は向上している。今や以前ほどプリントする必要性が高くないので、セブンイレブンで十分に間に合ってしまうのだ。
 しかし、ごく稀に大量にプリントをしなければならないときがある。金額で言うと4〜5,000円くらいだろうか。こんなとき、小銭しか使えないセブンイレブンのプリンターは面倒だ。手持ちに大量の小銭がない場合は、レジで両替を頼む必要がある。レジが混んでいるときはとても頼み辛い。
 せめて、千円札が使えると大いに助かるのだが…。セブンイレブンさん、なんとかなりませんかねぇ?
posted by 坂本竜男 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年05月31日

手作り絵本を多くの人の手に

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 最近、納品した4冊の絵本。元々はそれぞれが一冊しかない作りの絵本。それをみんなで回し読みをしていたそうだ。
 しかし、一冊しかないから少しずつボロボロになっていく。それに「欲しい」という声もチラホラ。そこで相談を受けたのが今年の2月だった。
 中綴じのシンプルな装丁だったら、コストも抑えられるし色々な人に読んでもらうのにも良いのでは、という話になり製作を開始。今月、ようやく納品できたのである。
 切って貼ったりしたオリジナルの手作りのテイスト、回し読みをしてちょっとヨレた感じも意図的に残してデータ作り。いつもの仕事は違う苦労があったが、それ以上に充実感もあった。結果的にはとても喜んでいただいてホッとしている。そして、こういった役割もグラフィックデザイナーにはあるのだと、しみじみ感じたのだった。
posted by 坂本竜男 at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年05月26日

ページもの祭り

 ここのところ、仕事の中で大きな割合を占めつつあるページもの。今年は特に多い。
 最近、3種類の絵本を納品。来週、もう一種類納品予定だ。現在、8ページの情報誌、16ページのパンフレット、そしてエゴイスタスを製作中。まさにページもの祭りだ。
 そして、コロナで止まっていた記念誌がいよいよ動き出した。こちらはページ数は未定だが、40ページは超えそう。原稿量も多いので、こちらはより集中力が必要だ。ページもの祭りは、ますます加熱していきそうだ。
posted by 坂本竜男 at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年04月19日

ベストリビング「ゆりいす」

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 エゴイスタスにも登場していただいた、日田の家具メーカー ベストリビングさんのスイングローソファ「ゆりいす」が我が家にやってきた。
 実はこの「ゆりいす」、以前伺った時に体験させていただいて、一発で気に入った製品。この座り心地の良さは目から鱗。重心を変える(座る位置を変える)ことで得られる、まるで無重力のような快適さ。人体工学とはまた違う視点でのアプローチで出来上がった快作。素晴らしいです。
posted by 坂本竜男 at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年03月02日

業者さんが違うと勝手も違う

 いつもお願いしている印刷会社さんが、あまりに多忙で一部の印刷の受注を停止された。今日、校了した仕事がその一部の印刷に該当してしまうため、急遽、別の印刷会社さんにお願いすることに。
 印刷の品質は問題ないが、入稿の手順や発送の指示などいろいろ勝手が違うところが多くて少々戸惑ってしまった。
 しかし、このことが意外に吉と出る可能性もある。お願いする業者さんが違うと当然勝手も違ってくるが、そのおかげでより細かな指示ができて良い結果を生んだり、ミスやトラブルを未然に防げる可能性もあるからだ。何より、「慣れ」が怖い側面もある。今回は、それに気づく良いタイミングだったと思うようにしよう。
 
posted by 坂本竜男 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年02月19日

ひさしぶりの杉原さん宅訪問

 ひさしぶりに、柳川のキモノプロデューサー 杉原督雄さんのお宅にお邪魔した。

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 特別なものも、どうだという感じもない、なんて事のない庭。しかし、そこにはさりげなく緻密な気遣いや想いがしっかりと見て取れて、さりげない美しさがあってとても居心地が良い。僕が目指しているデザインの方向性と通じるものがある。

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 それは室内に飾られている小さな生花にも表れている。

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 そして、素材の良さを突き詰めつつ、究極まで無駄を削ぎ落とした着物。基本は無地で極めてシンプルなのに、光や見る角度で距離で表情が変わる。控えめながら上品かつ上質。ずっと見ていられる。

 杉原さん宅にお邪魔して、改めて自分のデザインが目指しているところが明確になった気がした。そして、それは写真も同じ。自分の前が明るくなった気がして、清々しい気分で帰路につけたのだった。
posted by 坂本竜男 at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2023年02月15日

手描きを形にする

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 遺された手描きの絵本を形にするために、現在撮影の真っ最中。
 いかに価格を抑えながら、オリジナルに近い質感や色合いを出せるか奮闘している。意外に自然光のもとで撮った方が、原本の良さが出しやすかったりするから面白い。これは作者の方の方向性ともマッチしているように思えるから、そういう意味ではとても興味深い。
 制約が多い中どこまでやれるか、価値のあるチャレンジでもあるね。
posted by 坂本竜男 at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2022年10月04日

スギのカタチ展

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 今日は朝から日田市。ベストリビングさん内にあるCREATIVE BASE FABで開催中の「スギのカタチ展」へ行ってきた。

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 大分県立芸術文化短期大学の学生さんが真剣に日田杉と向き合い、格闘し創造した成果の出張展示会とのこと。日田家具衆(ひたかぐら)、大分県産業科学技術センター、大分県立芸術文化短期大学の産学官連携による成果発表展示でもある。
 家や家具、下駄など生活に密着したところで使われている馴染み深い建材「日田杉」。学生さんたちの若く柔軟な発想が、日田杉の新たな魅力を掘り起こしている。新たな表情を見せてくれたり、従来のものに更なる付加価値をつけたりと、アプローチは様々。いずれも興味深い展示ばかりだ。これらの中から、さらにブラッシュアップして商品化されるものも出てくるに違いない。
posted by 坂本竜男 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2022年06月17日

宝島染工展 in Qrafts

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 食事の後は、お隣のQraftsさんへ。ちょうど宝島染工展の真っ最中だった。
 いつもながら宝島染工さんの展示は素晴らしい。伝統の重みと奥行きがあるのに、同時に洗練されていて、ときに前衛的でさえある。しかし、自然素材のやさしさやおおらかさも兼ね備えている。他には変えられないブランドのひとつだ。
 今回の展示では新作もあり、それらがとても目を引いた。伝統をしっかり守りながらも、確実に進化されているのだ。しそういう意味では、良い緊張感も纏っているとも言えるかもしれない。この感じは色々な意味で刺激的だな。
posted by 坂本竜男 at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2022年05月17日

今更、WordPress

 今更ながら、WordPressと格闘している。
 僕はWebの仕事はできるだけ避けているのだが、それでも年に何度かはWebの仕事の依頼がある。さすがに今までやってきた原始的な方法ではムリがあるので、今更だがWordPressに本格的に(?)取り組んでいるのだ。
 以前はWordPressのWINDOWS的な使い勝手がしっくりこなかったのだが、慣れてくるとこれはこれで便利だ。特に今はPCよりもスマホで見る人の方が多いし、多くの人に使いやすいサイトということを考えると、WordPressはよくできたソフトだと感じる。全Webサイトの4割以上(!)がWordPressで作られているというのも納得だ。
 現在、仕事で2つのサイトをWordPressで制作中。今後も増えそうな感じである。この機会にウチのWebサイトもWordPressに移行しても良いかもしれない。
posted by 坂本竜男 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2022年04月22日

杉原さんのPHOTO BOOK

 柳川のキモノプロデューサー杉原督雄さんのPHOTO BOOKを手掛けさせていただいた。
 杉原さんのPHOTO BOOKは、宣伝ともパンフレットともカタログとも違うもの。今回で3冊目になる。唯一無二の上質な着物とそのプロデュース、余白が生きた展示場や庭を紙媒体でどう表現するか。僕にとっても刺激的で挑戦的な仕事である。

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 この3冊目は、今まで以上に杉原さんの独自性が表れた本になっている。自分でも納得がいく仕上がりにはなったと思っているが、この本で見るより実物は何倍も素晴らしい。ここに紙媒体の限界を感じるが、それで良いと思っている。だって、本物を見ていただくための本なのだから。
 この本は杉原さんの素晴らしい感性が詰まった一冊だが、本を見ただけで終わらず、ぜひ展示場に足を運んでいただけたらと思う。
posted by 坂本竜男 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン
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