2020年02月10日

文章とデザイン

 気がつけば、デザインの仕事の一端として文章を書くことが多くなった。情報誌やパンフレットなどで文章を書いたりしているのだが、僕にとっては写真と同様、立派なデザインの仕事なのである。
 僕の場合、デザインをしながら文章を書くことが多い。デザイン的な文章の収まり具合を注意しながら文章を書いているのである。いい文章は、文字組みをした時に収まり具合が美しいことが多い。僕も文章を書くときは、その収まりの美しさを意識しているのだ。
 もちろん、そのためには文章力は絶対に必要だ。ボキャブラリーも多い方がいい。それが身につき始めると、不思議と文字組みの時の収まりも良くなってくる。だから、僕にとって読書はとても重要になっている。読書はデザイン力の向上につながるのだ。
posted by 坂本竜男 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2020年02月04日

原稿に導かれるように

 僕がデザインの制作をするとき、つまりMacで作業するときは、すでに頭の中で70%くらいデザインが出来上がっていてそれを形にするだけである。デザインの作業の時は、できるだけMacに向かっている時間を少なくするように心がけている。Macに向かって考えていると、無駄に時間が過ぎていくことが多いのだ。
 しかし、最近は少し変わってきた。原稿や写真などの素材が揃った時点で、何も考えずいきなりMacに向かい制作を始めるのだ。基本的にはあまり考えない。何となく、流れに任せるように作業を進める。原稿や素材に導かれるままに形を作っていくと言ったらいいだろうか。原稿(素材)の中に答えがあるので、それに委ねるイメージだ。
 これが意外に良くて、時間もそれほどかからない。できあがるデザインもしっくりくる感じだ。これが正解なのかはわからないが、今のところいい感じでできているので僕には合うのだろうね。
posted by 坂本竜男 at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2020年02月01日

これからのグラフィックデザイナーとしてやるべきことは?

 デジタル時代になって、グラフィックデザイナーが関わる領域が一気に広がった。グラフィックデザイナーは単にデザインだけをするのではなく、総合的な観点で作り上げていかなければならなくなってきている。僕が写真に力を入れているのも、それが大きな理由の一つである。
 もちろん、必要なスキルは写真だけではない。文章力、編集力、企画力などなど。これらの要素もグラフィックデザイナーには求められて来はじめているような気がしている。デザインという概念がある意味大きく変わってきているのかもしれないが、本来はデザインはもっと総合的なものなのだろうと思う。
 それを考えると、デザイナーとしては磨くべきスキルが山のようにあることになる。僕自身、写真だけでなく、文章力ももっと身に付けたいし、取材力も欲しい。もちろん、デザインのスキルを上げながら。
 それらのスキルアップのためにも、美術や音楽、舞台芸術をできるだけ観に行き、さまざまな本を読むべきだろう。そして、できるだけ旅行も行った方がいいだろうし、いろいろな遊びも必要だろう。というか、全てのことにおいて「遊び」の精神は不可欠に違いない。身につけるべきスキルは山ほどあるが、それらを面白がりながら挑戦していければ、壁にぶち当たっても乗り越えることができるだろうし、確実に身についていくに違いない。
posted by 坂本竜男 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年12月23日

今年の年賀状

 ここ数年は全部手書きの年賀状にしていたが、今年は久しぶりに印刷に回す予定。宛先のみ手書きで書くように考えている。
 いつも良さの年賀状を作るのが優先なので、自分が出す年賀状はどうしてもこんな時期になってしまう。今からデザインして印刷に回しても、元旦に届くかは正直微妙なところ。早く、デザインを仕上げなければ。
posted by 坂本竜男 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年11月14日

久しぶりのホームページ更新

 今日、久しぶりに自社のホームページの更新をした。定期的に更新を行なっているエゴイスタスのページではなく、仕事の実績のページである。今回の更新は1年ぶりだ。
 仕事の実績のページは、自分のどの仕事を掲載するか考えながらの更新になる。これは自分自身を振り返る意味でも有効で、今の仕事にもメリットを感じる。今は決してヒマな時期ではないが、そんなときだからこそ自分の仕事を振り返る時間は必要なのだろう。
 これをやることで、自分に何が足りないか、やりたいことやるべきことができているか、自分の仕事に偏りがないか(ないほうがいいというわけではない)、新しいチャレンジができているかなど、いろいろなことがわかる。
 では、今の自分は………?
posted by 坂本竜男 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

Egoiste No.18 ようやく開封

19.11.141.jpg

 注文してとっくに届いていた「Egoiste No.18」。やっと落ち着いて開封。
 いつもながら、シャレの効いた写真集的な広告。とにかくいい意味で尖った素晴らしい写真の数々。デザイン自体は基本的にはずっと変わらないのだが、毎回違う印象を受ける。ちょっとしたユーモア、重めの空気感と緊張感、つかみどころのないようなフワッとした中に浮かび上がるメッセージ、内から溢れ出すエネルギー…。文章はフランス語だから内容はわからない。しかし、写真だけでもいろいろなものが語りかけてくる。自分にここまでの表現ができるのだろうか。そんなことを考えながら読み進める。この本は、いつも僕の中の重要な「基準」であり続けている。
posted by 坂本竜男 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年11月07日

Webデザインの仕事

 僕のデザインの仕事は紙媒体が主体である。それは紙媒体が好きだし、アナログなものに魅力を感じている。そして、デジタル時代だからこそ、アナログが大事な部分があると思っているからである。
 そんな僕でもWebデザインの仕事の依頼を時々受ける。Webデザインは積極的に受けていないし、今の多様化したWebに対応できてないからでもある。それを承知で依頼をしてくださるわけだが、依頼をしてくださるお客様は僕の「わかりやすさ」を評価してくださっているようだ。そのわかりやすさは、僕のアナログ的な部分と関係があるのかなと思っている。
 Webは色々な機能を盛り込めるし、表現の幅はとても広い。しかし、それゆえにヴァーチャルな部分が多々あるし、使う人全てがそれらをフルに使いこなせているとは到底思えない。結局、紙媒体のようなものの方が人間にはちょうど良いのかなと思ってしまう。僕のWebはそれに近いのではないかと思うのだ。
 色々盛り込むことをやめて、削ぎ落としていくこと。そして、その先は別のもの(実態があるもの)に委ねること。Webに限った話ではないが、それが必要な気がしている。
posted by 坂本竜男 at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年10月24日

Egoiste No.18

19.10.241.jpg

 世界で最もスノッブな雑誌、「Egoiste」の最新号がいつの間にか発行されていた。どうも昨年に発行されていたらしい。
 「Egoiste」は1977年の創刊以来、編集長のニコル・ヴィスニアックが気まぐれな刊行を続ける、僕が大きな影響を受けた雑誌である。創刊以来42年も経つが、その間に発行されたのはわずか18号。それだけに、毎号毎号が刺激を受ける内容だ。日本では入手できるところが極めて少ないし、価格も本国フランスよりもどうしても高くなる(おそらく倍以上)。それでも手に入れる価値がある雑誌なのだ。
 というわけで、早速注文。税込で1万円を超える本だが、ワクワクはそれ以上。届くのが楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年09月29日

写真と音楽とデザインと

 グラフィックデザインという仕事を生業にしているが、デザインを通して大好きな写真や音楽に深く関われるのはとてもテンションが上がるし、とても嬉しいことだ。
 今では写真も自分が撮ることが多いし、音楽に関してもチラシやポスターをデザインするだけだったのが、企画にも色々と関わり始めている。好きなものが仕事で役に立つということは、やっぱり特別な気持ちがする。
 実は好きなもの、あるいは関心が高いものと仕事=デザインとの関係は、他にもどんどん広がってきている。最近では伝統工芸もその一つだ。
 好奇心と仕事が足並みをそろえている。そんな感じなのである。
posted by 坂本竜男 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年07月28日

デザイナーとしての竹久夢二

19.7.281.jpg

19.7.282.jpg

19.7.283.jpg

19.7.284.jpg

 今日は朝からゆふいん夢二工芸館。好評開催中の竹久夢二展を改めてじっくりと観る。
 この展示のテーマは、デザイナーとしての竹久夢二。画家としてはもちろん、グラフィックデザイナーとしても素晴らしい仕事をたくさん残しているが、それらは今見ても本当に素晴らしい。ウィリアム・モリスの影響は当然見て取れるが、モノマネで終わることは決してなく、夢二のデザインがしっかり確立されている。タイポグラフィやエディトリアルもまた、今見ても新鮮な驚きがあるクォリティだ。物事の本質をしっかり捉え、ちょっと洒落ていて、洗練度が高く、人を惹きつける愛らしさがある。知れば知るほど夢二は巨大な存在だ。
posted by 坂本竜男 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年06月25日

殿方皆殺し

 嘉穂劇場に展示されていた昔のポスターが見ごたえがあった。当時のポスターは、フォント(=レタリング)ひとつとっても手書きながら凝っており、内容が伝わってくるようなデザインだ。

19.6.2415.jpg

 その中でも一番インパクトがあったのがこれ。「殿方皆殺し」のフレーズにやられた!こんなポスター(と演目)、当時は問題なかったんだ〜という驚き。そして、写真よりも訴求力のある絵。タイトルもキャッチコピーもすごい。昔の方が、「文化」として捉える幅が広かったのではないだろうか?そう思わせるデザインだ。自由になっているようで、今の方が制約が多いのかもしれない。
posted by 坂本竜男 at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年06月04日

紙と運送便

 今年に入ってから紙の価格が上がり、紙が不足している状況が続いている。原油価格の上昇、物流経費の上昇、そして原材料であるパルプの価格の上昇が主な原因だが、需要が減ってきたことで印刷会社が在庫をあまり持たなくなったことも大きいようだ。
 それに加え、運送便が飽和状態に近く、あらゆる業種に影響を与えている。デザイン業界はまともにその影響を受けている状態で、今のところ改善する兆しはない。
 運送便に関しては、ネット通販やヤフオク、メルカリなどの影響が大きいのは間違いない。僕自身、近くの店舗に探している商品がないことが多いこともあって、ネット通販はよく使う。ヤフオクも便利だ。
 しかし、これが自分の首を絞めている部分もあるかと思うと、一度真剣に見直さなければいけないような気もしている。どちらにしても、早く元の状態に戻ってほしいものだ。
posted by 坂本竜男 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年04月24日

デザイナーと伝統工芸

 先日、有田へ行って、デザイナーが関わった有田焼に触れて来た。デザイナーが伝統工芸に関わるのは、なにも有田焼だけの話ではない。今や多くの伝統工芸が、これからの時代に生き残るべく様々な取り組みをしている。デザイナーが関わる工芸品はその代表的なものだ。
 これがモノとして悪いとは思わないが、いかにもデザイナーが関わりましたというものが多いように感じる。いくら伝統工芸の技法と材料で作っていても、これみよがしな製品は魅力をあまり感じない。ましてや使い勝手が悪くなっている製品は本末転倒だと思う。
 デザイナーが伝統工芸に関わること自体は決して悪くない。しかし、それによってその工芸品そのものの良さや個性、使い勝手が損なわれないようにしなければならない。残念ながら、伝統工芸品としての魅力を失ったモノが量産されているように感じられて仕方がない。
posted by 坂本竜男 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年03月06日

印刷の制限?

 どうも今、多くの印刷会社でいろいろな制限がかかっているようだ。紙質の選択肢が減ったり、特殊サイズに対応しなくなっていたり、納期に時間がかったり…。
 これは僕にとっても無視できない大きな事件だ。おかげでエゴイスタスは急遽紙質を変えなければいけなくなった。他の仕事に関しても、急に対応できる業者さん探しをしなければならなくなり、少々焦ってしまった。
 おそらく一時的なものではあるだろうが、この状態が長引くようではかなり困ってしまう。早く元に戻ってほしいものだ。
posted by 坂本竜男 at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年01月26日

旧寺崎邸でムーンスターを試す

19.1.262.jpg

19.1.263.jpg

19.1.264.jpg

 コーヒーを飲んだあとまだ少し時間があったので、ムーンスターのスニーカーを試す。旧寺崎邸では、「ムーンスターから学ぶ 足を知って靴を履く展」が開催中なのだ。
 今回試したのはRALY。履きやすさを重視したローカットのスニーカーだ。オーソドックスながら他とちょっと違うデザイン。履きやすさ、歩きやすさを重視した作りの良さ手頃な価格なのも魅力である。
 履いているみるとなかなかいい……と思っていたが、わずかに右足の小指が当たる。短時間は問題ないが、長時間だとちょっと厳しい可能性が…。これが霜焼けのせいなのか、靴が合わないのかは現時点では判断できず。霜焼けが治ってから再チャレンジすることにしよう。
 実は前からムーンスターのスニーカーが気になっていた。僕が若い頃は、学校で履くシューズというイメージだったムーンスター。それがおしゃれで品質が高いブランドに見事にイメージチェンジ。魅力的な製品を世に送り続けている。若い人たちを中心に人気も高いのだが、商品そのものを置いているお店が少ないのが現状だ。お膝元の久留米ですら、品揃えの多いお店は少ない。旧寺崎邸は、ひょっとすると地元でも有数のムーンスターショップなのかもしれない。
posted by 坂本竜男 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年01月20日

八女福島仏壇パンフレット

19.1.202.jpg

 昨年から製作していた八女福島仏壇のパンフレットが、ようやく出来上がってきた。A4サイズ、全28ページ。八女福島仏壇の歴史、職人の技、仏壇店の紹介を一冊にまとめたものである。
 商品としての仏壇だけでなく、仏壇の表面からは見えないもの、見えにくいものをいかに伝えるかが最大のテーマだった。そのための取材はとても勉強になるものだったし、だからこそ「そのまま」をうまく伝えるべく、最善を尽くした。責任の重い仕事だしプレッシャーも大きかったが、それ以上に楽しさ・面白さが勝る仕事でもあった。
 一人でデザイン・取材・撮影・文章・編集を行うという無謀ともいえる仕事だったが、一人だからこそできることも多々ある。そういう意味でも大きな意義のある仕事だった。
 このパンフレットは福岡県内だけでなく、それ以外のいろいろな場所に配布される予定である。見かけたら是非手に取っていただきたい。
posted by 坂本竜男 at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2019年01月11日

大きな意味を持つ仕事

 ページもので、一人で取材・撮影・文章・デザイン・編集を行うという、ある意味無茶とも思える仕事も、ようやく入稿。出来上がりを待つのみとなった。
 普通なら4〜5人で半年以上かけて取り組むべき内容である。それを一人で、しかも二ヶ月で、というのは無謀といえなくもない。しかし、これこそが僕の得意な仕事………と自分言い聞かせ、プレッシャーを大いに感じながらも、なんとか入稿までこぎつけたのだ。
 とても大変な仕事だった……とは思うが、それ以上に面白く楽しい仕事だった。そして、大きな「何か」を掴んだような気がしている。僕にとって、間違いなく大きな意味を持つ仕事になった。
 今回のこの仕事は、仕事で成長させてもらっただけではなく、大きな力をいただいた仕事でもあった。仕事で力をいただく感覚は、今回が初めてのことだ。これは仕事の理想形と言えるのかもしれない。
 印刷の仕上がりは来週。仕上がりが楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2018年12月31日

今年を振り返って〜仕事編

 今年の仕事を振り返ると、エゴイスタスで培ってきたものが、後半一気に花が開き出した。そんな一年だった。
 エゴイスタスの別バージョンとも言える冊子の製作が続き、その集大成とも言えるボリュウムのある仕事が今年を締めくくった。有料版を発行できたのも大きい。
 僕の仕事はグラフィックデザインだが、実際はデザイン以外にも編集・文章・写真といった要素が大きく関わる。本来、分業すべき部分をあえて一人で行うのは一般的にはどうかと思うが、僕にとっては結構ぴったりくるスタイルなのかもしれない。そういう意味では、そのスタイルが確立された年と言えるのではないだろうか。
 来年はさらにそのスタイルを推し進めていく予定。ますます仕事が面白くなりそうだ。
posted by 坂本竜男 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2018年12月23日

筑紫書体見本帖

18.12.231.jpg

 前から欲しかった筑紫書体見本帖が届いた。そして、筑紫書体十五周年カレンダーも。筑紫書体の愛用者としては、とてもうれしいアイテム。仕事環境がさらに充実するな。
posted by 坂本竜男 at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン

2018年12月21日

ウィリアム・モリスと英国の壁紙展

18.12.2111.jpg

18.12.2112.jpg

 佐賀県立博物館の後は、久留米市美術館。「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」だ。
 近代デザインの先駆者として知られるウィリアム・モリスは、アーツアンドクラフツ運動でも知らる。これから進むべきデザインの方向性をこの時代にすでに推し進めていたのだ。その先見性は多くの壁紙のデザインにもよく表れているように思う。モリスが残したデザインは、そういう意味でも多くの人が学ぶべきものだろう。
 今回の展示は、モリスの前と後を紹介しながら、とてもわかりやすい展示がなされている。そして、壁紙の版木や出来上がっていく過程など興味深い展示も多い。ギリギリだったけど、行くことができてよかった!
posted by 坂本竜男 at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン
Powered by さくらのブログ