僕は紙媒体がメインのデザイナーだけど、Webの仕事もたまに入ってくる。そのたびに、紙とWebは大きく違うなぁと思うのだが、最近はそれにプラスして、Webで求められているものも仕事を受けるたびに変わっているなぁと思う。
今はスマホが大前提になっているし、検索で引っかかるためのスキルも変わってきている。それに対応していくのが仕事としては大事なことではあるけれど、ときどき「なんだかなぁ〜」と思うこともあるのだ。文章がおかしかったり、そもそも全体の構成がおかしくわかりにくくなってたり。検索では上位に出てくるけど、ヒジョーにわかりにくいサイトが多いのもうなずける。物事の本質から離れてきているのでは?とも思ってしまう。
そんな僕は、未だにガラケーです。
2017年09月11日
2017年05月31日
筑紫アンティーク明朝
気がつくと、デザインで使用するフォントの大半が筑紫書体なのだが、その中でも「ここ」というときに重宝するのが筑紫アンティーク明朝だ。
コンサートや展示会のフライヤーのタイトルや印象付けたいコピーによく使うのだが、そういったものに対して万能という意味ではない。品格、重み、伝える側の思い…。様々な要素が噛み合ってこそ使えるフォントだ。「心に引っかかる」内容にふさわしい。それが筑紫アンティーク明朝だと思うのである。
コンサートや展示会のフライヤーのタイトルや印象付けたいコピーによく使うのだが、そういったものに対して万能という意味ではない。品格、重み、伝える側の思い…。様々な要素が噛み合ってこそ使えるフォントだ。「心に引っかかる」内容にふさわしい。それが筑紫アンティーク明朝だと思うのである。
2017年05月09日
2017年05月08日
少なく、少なく
いま、珍しくホントに好き勝手やっていいデザインを手がけているのだが、好きにやればやるほど、必要最小限の要素で少なく、少なく…という方向に行ってしまう。情報も必要最小限。色も一色。フォントもできる限り少なく。写真やオブジェクト、線もできるだけ少なく、できることなら全くなしで。
断捨離しているようで、心地いい。
断捨離しているようで、心地いい。
2017年05月03日
Pinterestで気づくこと
Pinterestでお気に入りのデザインをボード別にまとめる。そして、自分のデザインをボードにまとめる。そのあとに、それらを一括で眺めてみる。すると、いろいろ気づくことがある。
まず、自分の仕事は自分の好きなようにやっているようで、ある程度制約がある中で、クライアントさんの要望と自分のやりたいデザインの「いい妥協点」を探しながら作っているように見える。ある程度のわかりやすさや、クライアントさんが求める情報量をクリアしながらデザインしていくわけだから、当然と言えば当然である。
一方、自分がチェックした他の人たちのデザインは、いい意味で振り切っている。だから目を引くし、印象に強く残る。しかし、時として分かりにくくなることもある。
では、どちらがいいのか?おそらく、それらに優劣をつけることに大した意味はない。どちらも必要だからだ。ただ、デザイナーとしては、自分のやりたいことだけをやり切ってみたいとも思う。それができる媒体を持っているじゃないかって、思う人もいるかもしれない。でも、自分で好き勝手作る媒体ですらも、実は「なにか」に縛られかねないのだ。
まず、自分の仕事は自分の好きなようにやっているようで、ある程度制約がある中で、クライアントさんの要望と自分のやりたいデザインの「いい妥協点」を探しながら作っているように見える。ある程度のわかりやすさや、クライアントさんが求める情報量をクリアしながらデザインしていくわけだから、当然と言えば当然である。
一方、自分がチェックした他の人たちのデザインは、いい意味で振り切っている。だから目を引くし、印象に強く残る。しかし、時として分かりにくくなることもある。
では、どちらがいいのか?おそらく、それらに優劣をつけることに大した意味はない。どちらも必要だからだ。ただ、デザイナーとしては、自分のやりたいことだけをやり切ってみたいとも思う。それができる媒体を持っているじゃないかって、思う人もいるかもしれない。でも、自分で好き勝手作る媒体ですらも、実は「なにか」に縛られかねないのだ。
2017年05月01日
Pinterest、ジワジワ活用中
最近、facebookの活用度合いが大幅に減り、インスタもちょっと落ち着き始めた。twitterにいたっては月に数回だ。
かわりにジワジワと活用が増えてきているのがPinterest。もともと、デザインや写真のヒントになるものをチェックしていただけだったが、地味に投稿を開始。自分の仕事を少しずつアップしている。
まだ反応があるわけではないが、自分の仕事を画像一覧で見れるので、案外使い道はいろいろ出てきそうだ。うまく使えばホームページを持つよりもいいかもね。
かわりにジワジワと活用が増えてきているのがPinterest。もともと、デザインや写真のヒントになるものをチェックしていただけだったが、地味に投稿を開始。自分の仕事を少しずつアップしている。
まだ反応があるわけではないが、自分の仕事を画像一覧で見れるので、案外使い道はいろいろ出てきそうだ。うまく使えばホームページを持つよりもいいかもね。
2017年04月16日
編集とデザイン
昨日、TVに松岡正剛氏が出ていた。この編集の第一人者の考え方、いや生活そのものが、「編集」という言葉で括られるような気がした。この「編集」は、一般的に認識されている以上に重要な意味を持つ。
デザインという仕事はもちろんだが、ものの考え方、そして生活も「編集」という観点で考えていくと、とてもわかりやすい。情報を分類し、不要なものは省き、必要なものは優先順位をつけ、再構築していく。
全く違うと思われているもの同士も、実は共通項が意外にたくさんあったりする。だから、ひとつのものをいかにいろいろな側面で見ることができるかが大事になってくる。それが編集の幅を広げる。僕の場合だと、デザインの幅を広げるということになる。
さて、自分の編集力は…?もっともっと力をつけないとな。
デザインという仕事はもちろんだが、ものの考え方、そして生活も「編集」という観点で考えていくと、とてもわかりやすい。情報を分類し、不要なものは省き、必要なものは優先順位をつけ、再構築していく。
全く違うと思われているもの同士も、実は共通項が意外にたくさんあったりする。だから、ひとつのものをいかにいろいろな側面で見ることができるかが大事になってくる。それが編集の幅を広げる。僕の場合だと、デザインの幅を広げるということになる。
さて、自分の編集力は…?もっともっと力をつけないとな。
2017年03月19日
2017年03月18日
コミュニケーション能力とデザイン
遠方のお客様の仕事をしていて、いっそう強く感じること。それはデザインに最も必要なものの一つはコミュニケーション能力だということ。
センスも技術も経験も発想もみんな大事だけど、それらの大事さは大抵は気づいている。でも、コミュニケーション能力の大事さは、職業によってはそこまで気づいてない人が多い。
お客様が何を求めているのかを知ることも大事だが、自分が気持ちよく仕事ができるかも大事だ。自分が相手を知ること、そして自分を相手に知ってもらうこと。これがバランスよくできればデザインはうまくいく。
センスも技術も経験も発想もみんな大事だけど、それらの大事さは大抵は気づいている。でも、コミュニケーション能力の大事さは、職業によってはそこまで気づいてない人が多い。
お客様が何を求めているのかを知ることも大事だが、自分が気持ちよく仕事ができるかも大事だ。自分が相手を知ること、そして自分を相手に知ってもらうこと。これがバランスよくできればデザインはうまくいく。
2017年02月25日
そぎ落としていくと…
エゴイスタスに限った話ではないが、デザインの上でそぎ落とす作業をしていると、デザインを構成するそれぞれの要素の質がより重要になってくる。エゴイスタスを例にあげると、写真、文章、そしてフォントである。
フォントがまずいと落ち着かない。読む気もしない。いい文章も台無しになる。1文字1文字単体では良くても、文になったときにダメなものもある。
逆に、いいフォントだと、デザインがラクだ。構成する要素が少なくてもなんとかなる。というか、要素が少ないときのほうがより活きる。洗練されてくる。
問題は、使うフォントが偏ってしまうことだけど……これはある程度、仕方がないことかもね。
フォントがまずいと落ち着かない。読む気もしない。いい文章も台無しになる。1文字1文字単体では良くても、文になったときにダメなものもある。
逆に、いいフォントだと、デザインがラクだ。構成する要素が少なくてもなんとかなる。というか、要素が少ないときのほうがより活きる。洗練されてくる。
問題は、使うフォントが偏ってしまうことだけど……これはある程度、仕方がないことかもね。
2017年02月23日
地方とコストとデザイン
地方に(田舎に)行けば行くほどデザインの必要性を感じるが、デザインに対する意識はそれとは反比例することが多い。地方には価値のあるものがたくさんあるが、それにふさわしいデザインがついてきていないことが多いのだ。
デザインに対しての意識が低いということもあるだろう。関心が低いのかもしれないし、重要なこととは考えてないことも多い。そして、デザインにコストをかけることができないケースも多々ある。意識が低いからコストをかけないケースもあるが、そもそもお金をかけれないというケースも少なくない。
では、お金をかけれない場合、デザインはどうすればいいのだろう?お金をかけれないケースでも、デザイナーの役割はあるのではないか?そんなことを最近はよく考える。
地方につきまとうことが多いお金とデザインの問題。お金を生み出す仕組みを作らない限り、地方は一時的な補助金・助成金頼みで終わってしまう。身銭を切らなければいけないケースもあるが、いつもそうするわけにはいかない。デザインでお金を生み出す仕組みが作れないだろうか?
デザインに対しての意識が低いということもあるだろう。関心が低いのかもしれないし、重要なこととは考えてないことも多い。そして、デザインにコストをかけることができないケースも多々ある。意識が低いからコストをかけないケースもあるが、そもそもお金をかけれないというケースも少なくない。
では、お金をかけれない場合、デザインはどうすればいいのだろう?お金をかけれないケースでも、デザイナーの役割はあるのではないか?そんなことを最近はよく考える。
地方につきまとうことが多いお金とデザインの問題。お金を生み出す仕組みを作らない限り、地方は一時的な補助金・助成金頼みで終わってしまう。身銭を切らなければいけないケースもあるが、いつもそうするわけにはいかない。デザインでお金を生み出す仕組みが作れないだろうか?
2017年02月11日
導き出す
そのまま使用する原稿からではなく、いただいた資料から表現の形を導き出す………。
理解度(読解力)と表現力、今までの積み重ねがモノを言う。とても難しいが、同じくらい楽しい。
理解度(読解力)と表現力、今までの積み重ねがモノを言う。とても難しいが、同じくらい楽しい。
2016年11月05日
アップデートについて
イラレCCとフォトショップCCが2017にヴァージョンアップした。ウチはCCだけど未だ2014。特に不満はないし、2017に積極的に使いたい新機能があるわけでもない。そうなってくると、大事なのは安定性になってくる。おそらく、今回もアップデートは見送ることになるだろう。
しかし、だからと言って長くアップデートをほったらかしておくと、メーカーのサポート外になってしまう危険性もあるから注意が必要だ。これはソフトだけでなく、OSも同じである。
パッケージ売りでなくなって久しいアプリケーションだが、だからこそアップデートはほどほどにしてもらって、長く安心して使えるように取り組んでもらいたいものだ。
しかし、だからと言って長くアップデートをほったらかしておくと、メーカーのサポート外になってしまう危険性もあるから注意が必要だ。これはソフトだけでなく、OSも同じである。
パッケージ売りでなくなって久しいアプリケーションだが、だからこそアップデートはほどほどにしてもらって、長く安心して使えるように取り組んでもらいたいものだ。
2016年10月21日
デザイナーとしてのこれからの仕事
どうもデザイナーの仕事の内容が、どんどん変わってきているようだ。
昔はデザイナーはデザインだけできればなんとかなっていた部分があった(もちろん、本当に優秀な人たちはデザインができるだけでは終わってないが)。しかしデジタル化により、分業されていた部分……例えば、文字組、写真、コピーなどもデザイナーの仕事に入り始め、さらに企画や商品開発、コーディネイトまでが求められてきた。そして、それはさらに進んでいる。
例えば、地域活性化だったり、町づくりであったり、コンサル的なことだったり…。デジタル化により、敷居が低くなった分、プロにはもっと広い視野と見識を持った上での、広い意味でのデザインが求められるようになったのだろう。実際、僕の仕事の内容もその方向に確実にシフトしている。
デザインはただ見た目や機能だけで終わってはならない。そこには強い意志、メッセージ、意味のある広がり、教育、継続…。様々なものが求められていくのだ。
昔はデザイナーはデザインだけできればなんとかなっていた部分があった(もちろん、本当に優秀な人たちはデザインができるだけでは終わってないが)。しかしデジタル化により、分業されていた部分……例えば、文字組、写真、コピーなどもデザイナーの仕事に入り始め、さらに企画や商品開発、コーディネイトまでが求められてきた。そして、それはさらに進んでいる。
例えば、地域活性化だったり、町づくりであったり、コンサル的なことだったり…。デジタル化により、敷居が低くなった分、プロにはもっと広い視野と見識を持った上での、広い意味でのデザインが求められるようになったのだろう。実際、僕の仕事の内容もその方向に確実にシフトしている。
デザインはただ見た目や機能だけで終わってはならない。そこには強い意志、メッセージ、意味のある広がり、教育、継続…。様々なものが求められていくのだ。
2016年10月14日
2016年07月21日
2016年07月02日
2016年06月22日
制約があるゆえに
自分の作りたいものを作るのは自由でいいが、自由にできるがゆえに新たな気づきが少ない場合もある。一方、制約が多い仕事はその制約ゆえに自由度は小さいが、だからこそ気づく部分も多い。
枠を設けて、その枠内でできる限りのことを模索する。そちらの方が、枠がない時よりも面白いものができている気がする。
今、まさに進行中の仕事でそれを感じている。散々今までやってきた類の仕事であるはずだが、新たな制約=枠があることにより、意外なところで気づきがある。やはり、デザインの仕事はクライアントさんあってのものなのだ。
枠を設けて、その枠内でできる限りのことを模索する。そちらの方が、枠がない時よりも面白いものができている気がする。
今、まさに進行中の仕事でそれを感じている。散々今までやってきた類の仕事であるはずだが、新たな制約=枠があることにより、意外なところで気づきがある。やはり、デザインの仕事はクライアントさんあってのものなのだ。
2016年06月14日
キリムというデザイン
2016年06月07日
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて、フォントデザイナー藤田重信さんの出演が決定(6/13放送)
「プロフェッショナル 仕事の流儀」に筑紫フォントの生みの親、フォントワークスのフォントデザイナー藤田重信さんの出演が決定!放送は来週の月曜!これは楽しみ!!
詳しくはこちら http://www.nhk.or.jp/professional/index.html
詳しくはこちら http://www.nhk.or.jp/professional/index.html
