2025年04月28日

東京サンシャインボーイズ復活公演「蒙古が襲来」

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 今日のメインイベントはキャナルシティ劇場。東京サンシャインボーイズ復活公演「蒙古が襲来」を観に行った。
 もちろん、作・演出は三谷幸喜。今やTVや映画などで観ない日はないというくらい活躍されている東京サンシャインボーイズの面々は、改めて生で観るとやはりとんでもない。実力派ならではの表現力と空気感、独特なコミカルさ、会場の空気に対するレスポンスの早さ、驚くべき若手のような運動量と面白さと驚きの連続。
 そして、三谷幸喜ならではの思いがけない衝撃のラスト。ここには戒めとも教訓とも取れるものが。でも、そこにもしっかりと笑いとユーモアが。ひたすら笑って、最後にびっくりして、やっぱり笑顔でエンディングを迎える素晴らしい舞台だった。観に来れて本当によかった!
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2025年04月02日

親密に語りかける「かたち」

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 今日は午後から小国町の坂本善三美術館へ。
 今回の展示は、親密に語りかける「かたち」。実は坂本善三作品には「形」と名付けられた作品が珍しくない。一つ一つの作品とじっくり向かい合うと、いろいろなものが見えてくる……ような気がする。坂本善三はさまざまな「かたち」で何を表現しようとしたのか…。今回も興味深い展示です。
posted by 坂本竜男 at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2025年04月01日

特別展はにわ

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 今日は朝から九州国立博物館で開催中の「特別展はにわ」へ。
 想像以上に充実した展示に大満足。その物量に圧倒されながらも、大いに楽しむことができた。
 埴輪のバリエーションが思った以上に多く、とても変化に富んでいることに驚き、埴輪のユーモラスで愛くるしい表情に癒される。極めつけは「埴輪 挂甲の武人」。5体が揃うのは史上初。それぞれが認識している以上にディテールが凝っており、独特の存在感がある。これだけでも観に来る価値がある。やっと観に来れたけど、来て良かった!
posted by 坂本竜男 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2025年03月20日

ドルドーニュ美術館で大きなヒントをいただく

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 湯布院のドルドーニュ美術館では、新たに宇治山哲平の作品の展示が増え、貴重で面白いお話もたくさん伺うことができた。そして何より嬉しかったのは、これからの僕の仕事の方向性の大事なヒントとなるお話をいただけたこと。また、それにつながる貴重な本もお借りできた。
 今回のエゴイスタス配本は、回れば回るほど素晴らしいお話や大きなヒントを頂けている。どうも良い意味で大きな天気を迎えているようだ。ワクワクが止まらない。
posted by 坂本竜男 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2025年03月18日

有明海をめぐる交流史

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 今日のエゴイスタス配本の締めは佐賀県立博物館。

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 開催中の博物館テーマ展「有明海をめぐる交流史」がとても良かった。

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 有明海を通じた佐賀の国内外との盛んな交流の歴史を紹介するテーマ展なのだが、自分たちの身近なところから発掘された貴重な資料がたくさん展示され、とても興味深い。そして、有明海における交流が想像以上に広く、またその歴史も長いことにびっくり。とても勉強になった。
 嬉しいことに、会場では今回の展示をわかりやすくまとめた冊子が無料で配布されていた。ちなみに観覧料も無料。そして立派な冊子ももらえるなんて、なんて大判振る舞いなのだろう!佐賀のこういうところは、本当に素晴らしいね。
posted by 坂本竜男 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2025年03月15日

時々刻々 添田晨 松田岳 二人展

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 旧八女郡役所で今日から開催されている「時々刻々 添田晨 松田岳 二人展」に大いに刺激を受けた。
 添田晨さんが作るスツールに驚き、松田岳さんの映像に感銘を受ける。そして、若き才能が意外に近いところにいることに、改めて驚かされる。
 今日は素晴らしい出会いをいただきました。
posted by 坂本竜男 at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2025年02月10日

ルビンの壺が割れた

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 昨日は、おりなす八女で開催された「ルビンの壺が割れた」を観に行った。
 宿野かほる原作の同名小説を題材にした、黒木瞳さん企画・脚本・出演の朗読劇である。
 出演は黒木瞳さんと渡辺いっけいさん。そして案内役に野口一真さん。元恋人同士の二人が、30年ぶりにfacebookを通してやり取りを始める。そのメール(メッセンジャー)のやり取りがこの物語の全てである。
 メールのやり取りだけだから、比較的内容に入りやすいのだが、話が進むにつれて原作の良い意味での気持ち悪さや怖さがどんどん増していく。そして、二人の男女の関係性や人物像の見え方がどんどん変化していく。結末で、なぜタイトルが「ルビンの壺が割れた」のかも納得。とても面白かった。
 でも、文字だけ(原作)だと若干気持ち悪さが残るかも。黒木瞳さんと渡辺いっけいさんだからこその面白さが多分にあったのかな。
posted by 坂本竜男 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2025年01月26日

PERFECT DAYS

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 今日は、おりなす八女で開催されるおりなすシアターで「PERFECT DAYS」を観に行った。この映画は昨年観たかったのに観そびれた作品である。
 淡々と静かに生活するトイレ清掃員のなんてことのない日常と、その中にあるちょっとした幸せを淡々と描いている。ちょっとした事件は起こるものの、大きなトラブルが起きることもなく無事に終わるし、特にドラマチックな展開があるわけでもない。しかし、そこから滲み出てくるものは、多くの人が忘れそうになっている日常の中にある喜び(楽しみ)の大事さ。挿入歌でもあるルー・リードの「パーフェクト・デイ」の歌詞と、自分自身の生活とを照らし合わせながら観てしまった。ジワジワと良いな〜と感じた作品だった。もちろん、ヴィム・ベンダースの作品だから音楽も素晴らしいのは言うまでもない。
 この作品はAmazon Primeでも観ることができる。今度は自宅でじんわりと観ようかな。
posted by 坂本竜男 at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年12月25日

善三先生と私

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 今日は朝から坂本善三美術館へ。今回の展示は「善三先生と私」。
 もっとも身近な坂本善三の弟子であった坂本寧と坂本善三の関係性が作品を通して滲み出てくる素敵な展示。坂本寧は坂本善三美術館の初代館長も務めているが、そこに行くまでの過程がグッとくるものがある。いち画家としての視点、弟子としての視点、後援者としての視点。さまざまな視点で見た坂本善三の姿も浮かび上がる。寒い冬に心温まる展示だった。
posted by 坂本竜男 at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年10月14日

墨碧展 SUMIHEKI

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 今日は、朝から湯布院。artegio(アルテジオ)と由布院 鄭東珠作品室で開催されている、鄭東珠さんの「墨碧展 SUMIHEKI」へ。「墨碧展 SUMIHEKI」は、墨字と墨象画、そして碧色を中心とした絵画の個展である。
 墨字と墨象画、そして絵画。一見ユニークな組み合わせに思えるが、これが全く違和感がない。
鄭東珠さんの書は絵画的でもあり、抽象画に通ずる側面もあるように思う。それゆえに、文字が表す意味以上に頭の中が広がっていく。
 [碧]という色は日本人にも馴染み深い「あお」「みどり」。自然界を象徴しているとも言えるこの「あお」が、ときに身近に、ときに大きな広がりを持って描かれている。その「碧」の振り幅もまた見どころ。
 じっくり時間をかけて楽しみたい展示です。
posted by 坂本竜男 at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年10月13日

源平night in 赤間神宮

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 下関の夜のメインイベントは「源平night in 赤間神宮」。赤間神宮 本殿前の階段(!!)をメインステージにした、下関の歴史を舞台にしたミュージカルである。

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 源平合戦から巌流島の決闘、耳なし芳一、奇兵隊の躍動など、下関の歴史が凝縮されたミュージカルである。これがとても素晴らしかった。恥ずかしながら、コスプレ舞台の延長線上にあるようなものと思っていたら、プログラムも演出も衣装も見応えのある素晴らしいもの。最初から最後まで見入ってしまった。
 この舞台は今年で20年目を迎えるそうだ。これだけの舞台を20年も続けられているなんて、なんと素晴らしいことか。ぜひ、多くの人たちに観てほしいな。
posted by 坂本竜男 at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年10月01日

超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA

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 今日は朝から山口市。山口県立美術館で開催中の「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」へ。
 現代の超絶技巧の作家17人の作品と、明治工芸の逸品の展示が素晴らしかった。その高い技術には驚かされるばかりだが、単なる超絶技巧を超える説得力が作品には感じられる。
 そして、若い作家さんが意外に多いのにも驚く。しかし、それは大きな希望でもある。作品の素晴らしさに驚きと感動だけでなく、希望ももらっていることに気づくのだ。
 近ければ、何度も足を運びたいのだがなぁ。
posted by 坂本竜男 at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年09月27日

「もしも」の坂本善三展

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 今日は、朝から小国町の坂本善三美術館。

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 今回の展示は、「もしも」の坂本善三展。さまざまな「もしも〜なら」という設定をもとに坂本善三の作品を楽しもうという企画。その様々な「もしも」に対する来館者の感想が見れるのもまた面白い。絵の見方、捉え方、感じ方、楽しみ方の幅が広がる面白い試みだ。いつもながら、素敵な企画をされるなぁ。
posted by 坂本竜男 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年09月26日

ひさしぶりのドルドーニュ美術館

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 今回の湯布院は、ひさしぶりにドルドーニュ美術館を訪れることができた。
 実はドルドーニュ美術館の館主の裏さんが入院されていたために、しばらくの間閉館されていたのだ。しかし、ひさしぶりにお会いした裏さんは、かなり体調も戻られてお元気。湯布院界隈のアートなどにまつわる面白い話、貴重な話をたくさんしてくださって、久しぶりの来館はとても充実したものになった。
 これからもお元気に、そして無理なくお続け下さい。
posted by 坂本竜男 at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年09月23日

特別展「吉岡徳仁」

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 佐賀県立美術館のOKADA-ROOMでは、特別展「吉岡徳仁」が開催中。
 ハニカム構造をもつ椅子「Honey-pop」など、代表作が展示されている。そして、東京2020聖火リレートーチも展示。やっぱり、本物を間近で見ると美しい。一見の価値がありますよ。
posted by 坂本竜男 at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

特別展「ジパング―平成を駆け抜けた現代アーティストたち―」

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 今日は朝から佐賀県立美術館。多くの知り合いや友人が「よかった」と絶賛している展示、特別展「ジパング―平成を駆け抜けた現代アーティストたち―」へ行ってきた。
 草間彌生、村上隆、奈良美智といった世界的な現代アーティストの作品が並ぶが、個人的には山口晃さんと池田学さんのお二人がツボ。そして、最高にカッコよく素晴らしかったのが岩崎貴宏さんの作品だった。
 展示されている岩崎貴宏さんの作品は、歴史的な建築物の地上の実像と水面に反射する虚像を一体化させた姿を、ヒノキの木片で精巧に再現する「リフレクション・モデル」と呼ばれる代表的なシリーズ作の一つ。これが歴史的な背景と、これからの未来の両方を感じさせる。何より、作品のそばで360度きめ細かに鑑賞できるのが素晴らしい。
 今回は作品の素晴らしさはもちろん、展示の仕方も自分の観たい順に観れる自由さがあってとてもよかった。もう一回くらいは観ておくべきかなぁ。
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2024年09月22日

小津安二郎の映画をちゃんと観たい

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画像はhttps://www.cinemaclassics.jpより

 未だに、たびたびTVや雑誌で取り上げられる映画監督、小津安二郎。日本を代表する映画監督であり、世界中にファンが多い国際的にも評価の高い映画監督である。
 しかし、恥ずかしながら僕は小津作品をちゃんと観ていない。ただ、TVや雑誌などの特集を見ると、絶対に観るべき映画であることは間違いない。そして、写真という視点から見てもとても勉強になるのではないかと感じている。
 小津作品は全部で54作。どれから観たら良いか大いに迷うが、まずは一般的に最高傑作と言われている「東京物語」から始めてみようかな。
posted by 坂本竜男 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年09月21日

二井内覚・あけぼの 二人展

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 今日は、朝から大牟田。QRAFTSさんで「二井内覚・あけぼの 二人展」を楽しむ。
 器と籐の共演が、さりげない美しさがあって素敵。日常の生活の中にいて欲しい「美」だ。とくに二井内覚さんの器は僕好み。お皿を2枚購入しました。
posted by 坂本竜男 at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年09月20日

ホキ美術館所蔵名品展 超絶リアリズム絵画

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 福岡アジア美術館で開催中の「ホキ美術館所蔵名品展 超絶リアリズム絵画」が素晴らしかった。
 写実絵画を専門とするホキ美術館所蔵の名品が楽しめる充実の展示。写真とは明らかに違うリアリティと存在感、そして説得力があって、観る人を釘付けにしてしまう。
 写真についても考えさせられてしまったなぁ。
posted by 坂本竜男 at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2024年08月16日

第26回 東京03単独公演「腹割って腹立った」

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 今年も行ってきた!福岡国際会議場で開催された、第26回 東京03単独公演「腹割って腹立った」。いつもながら、素晴らしかった。
 今回は凝りに凝った前回とはちょっと違い、伏線回収も含めて比較的シンプルでストレートな構成に。でも、それゆえのスピード感が増した笑いが心地よかった。そして、「あるある」プラス「ちょっとコワ〜イ」ネタが多めなのも印章的だった。
 これで東京03単独公演は三回連続。今から来年がとても楽しみだ。
posted by 坂本竜男 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | アート
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