2019年09月17日

くろくも舎 切り絵展

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 今日は八女配本。そんな中、矢部屋許斐本家で開催中のくろくも舎 切り絵展へ。八女の配本コースは、アートや音楽、伝統工芸など様々な文化に積極的に触れれるのが嬉しい。
 今回の切り絵展は、作業風景も見学できるのが嬉しい。切り絵は繊細で高度がな技術が要求されるが、それ以外にも構成力やデザイン力も高いレベルのものが求められる。作品が出来上がっていく段階を目の当たりにできるのは、とても貴重だ(さすがに撮影は遠慮しました)。今日は展示会の最終日だった。観れてよかった。
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2019年09月16日

ふるさとのグレー 坂本善三と灰色

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 昨日は小国町の坂本善三美術館からスタート。
 今回の展示は「ふるさとのグレー 坂本善三と灰色」。「グレーの画家」と呼ばれた坂本善三の「グレー」に スポットを当てた展示である。
 グレーと一言で言っても、坂本善三のグレーは実に豊かで彩りや空気感、温度や湿度など様々な要素を感じさせるグレーだ。そのルーツは故郷である小国町の豊かな風土。霧や雲、田んぼや雪、樹皮や土…。坂本善三の表情豊かなグレーの源は、小国町のあらうゆる自然や風土にに見て取れる。
 この展示を観た後、坂本善三のグレーの源を探して回りたくなった。
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2019年08月14日

鬼才ダリの版画展

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 今日は朝から筑後市の九州芸文館。今月から始まった「鬼才ダリの版画展」を観に行った。
 ダンテ『神曲』などのヨーロッパの古典文学を絵画化した作品群をはじめ、ダリらしい独自の視点と解釈で描かれた世界は不思議な魅力に溢れている。版画が中心なので、よく知られる絵画作品よりは軽やかな感じだが、それだけにその独自の視点・解釈が際立つ。ダリが好きな人、シュルレアリスムが好きな人にはたまらない展示だろう。
 版画を中心に彫刻やオブジェなど、約200点の展示はとても見ごたえのあるものだった。これだけ力の入ったダリの展示は、最近は九州ではあまりなかったのではないだろうか。
 今回の展示は、ダリの考え方・生き方も見えてくるものでもあった。ダリが好きではなくても、一度は観ておくべき展示だ。
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2019年07月06日

琳派芸術

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 出光美術館 門司で開催中の「琳派芸術」が素晴らしかった。
 決して規模が大きい展示ではないが(個人的には集中して観れるちょうどいい規模)、その内容が素晴らしい。いきなり登場する「花卉摺絵古今集和歌巻」は、版下絵を俵屋宗達が、書を本阿弥光悦が手がけた傑作。いきなり、引き込まれてしまう。そして、俵屋宗達、酒井抱一の大胆でモダン<そしてデザイン的でもある屏風にやられる。ほかにも尾形光琳・尾形乾山、鈴木其一と、江戸琳派や器までを網羅する。
 琳派の作品について感じるのは、モダンでしゃれていることだ。デザイン的と言ってもいいかもしれない。そして、屏風に関しては二次元に折りを加えて擬似的に三次元になる効果を、巧みに狙って表現をしているように見える。とくに今回の展示では酒井抱一の八ツ橋図屏風に明確に表れていて面白い。琳派が新たな芸術の方向性を示したことが、色々な視点から見て取れる展示でもある。
 個人的にはここ最近の展示ではピカイチ。もう一回、行きたいなぁ。
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2019年07月04日

廣田さんの今年の新作

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 エゴイスタスでもおなじみ、木と籐で籠バッグや花入を作られている廣田さん宅を久しぶりにお邪魔したら、見たことのない新作がいくつも出来上がっていた。そして、それだけではなく、新たなアイディアを盛り込んだ新作の制作にも取り組まれている。高い技術はもちろん、そのバイタリティと創造力は本当に素晴らしい。
 またエゴイスタスでも取り上げさせていただかなければ…。
posted by 坂本竜男 at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2019年06月26日

雨の佐賀県立博物館&美術館

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 今日は午後から佐賀県立博物館。梅雨入りしたばかりのあいにくの天気だが、この場所だとそれもそんなに悪くない。

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 エゴイスタスを納めて、博物館から美術館へ。雨の日は緑がしっとりとして、これはこれで美しい。雨の日にゆっくりと過ごす場所として、佐賀県立美術館はいい選択だ。

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 そして、OKADA-ROOMへ。今の展示は女性の肖像画中心。岡田三郎助の本領発揮。最近のOKADA-ROOMの展示では、いちばん岡田三郎助らしいかも。
 いつも思うが、これが無料で観覧できるのは素晴らしい。定期的に展示替えがあるから、その都度足を運ぶ楽しみがある。佐賀県の文化的な良さは、こんなところに表れている。
posted by 坂本竜男 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2019年06月23日

ー誰かが見た風景ー 十人十色の風景画

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 今日のスタートは坂本善三美術館から。今回の展示は「ー誰かが見た風景ー十人十色の風景画」。坂本善三を含む10人の画家の風景画にスポットを当てた展示である。
 風景画と謳っていながら、展示される絵画の多くは抽象と具象の狭間にあるような作品が多い。なるほど、これを風景画として捉えるか!という面白さもあるが、作家の視点の面白さもある。抽象画を読み解くヒントのようにも感じるし、視点の面白さ、捉え方の面白さと言う意味でも興味深い。
 今回の展示では、何度も目にしている坂本善三の作品も数点あったが、今回の展示のテーマによって、今までと見え方が変わってくるから不思議だ。抽象画と思っていたものが、途端に風景画に見えてくるから面白い。そう言う意味でも今回は興味深い展示だった。
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2019年05月19日

今春の田崎廣助美術館

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 昨日、打ち合わせとコンサートの間に時間があったので、一年ぶりに八女市 田崎廣助美術館へ。
 八女市 田崎廣助美術館は、軽井沢の田崎廣助美術館と連動しているので、冬と春に展示替えがある。今回も初めての展示と思われる作品がいくつかあった。
 田崎廣助と言えば、すぐに思い浮かべるのは山の風景画だ。阿蘇や桜島は重要なモチーフの一つで、僕も大好きな絵だ。今回の展示でも素晴らしい作品がいくつも展示されていた。
 しかし、今回一番個人的に印象に残ったのは、意外にも静物画だった。陰影こそつけているものの、比較的平面的に描いているはずなのに、不思議な空気感をまとっている。妙に存在感があるのである。素晴らしい!
 八女市 田崎廣助美術館は、決して規模は大きくないものの、展示されている作品はいずれも素晴らしいものばかりだ。しかも入場料は無料である。だが、関心がないのか知られてないのか、訪れる人はまだまだ少ない。もっと多くの人に来てもらいたい美術館だ。
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2019年05月12日

長谷川等伯と水墨画

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 今日は朝から出光美術館 門司。「長谷川等伯と水墨画」である。
 長谷川等伯の作品の展示は2点のみ。あとは長谷川派の作品、志野織部といった同時代の陶磁器、中国や室町時代の水墨画などが展示されいる。
 たった2点と思うかもしれないが、この2点が図抜けて素晴らしい。これだけで十分に足を運ぶ価値がある。荒々しさのなかにあるやわらかさ、そして静寂とユーモア。見れば見るほど引き込まれる作品だ。
 今日は学芸員の方による作品解説もあり、そのわかりやすい解説もまた良かった。
 次の展示は琳派。最近の出光美術館は僕の好きな展示が続く。来月も行かなければ!
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2019年05月10日

SUKITA - 鋤田正義写真展 in 大分2019ポスター

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 なんと、「SUKITA - 鋤田正義写真展 in 大分2019」のポスターを譲っていただきました。
 鋤田正義さんの写真、鄭東珠さんの書が素晴らしいのは言うまでもないですが、このデザインを手がけたデザイナーさんも素晴らしい仕事をされています。ものを作り発信する側の人間が、どうあるべきかを示してくださっているようにも感じます。大事な宝物です。
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2019年04月19日

パリの街角から 坂本善三が見たヨーロッパ

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 午後からは小国町の坂本善三美術館。
 今回の展示は「パリの街角から 坂本善三が見たヨーロッパ」。46歳のときにヨーロッパに渡り、多くの絵画やスケッチを残しているが、それらとヨーロッパでの紀行文やノートを紹介しながら、坂本善三がヨーロッパで得たものを紐解く興味深い展示である。
 紀行文でもパリに来て自身の絵画が具象から抽象へ移行したことを書いている。熊本の自然が培った目と感覚がパリの町並みで目覚め、のちに自身を代表するグレーを基調とする抽象画が生まれたのだ。
posted by 坂本竜男 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2019年04月13日

鋤田正義展 in 大分 で展示されているポスターが素晴らしい

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鋤田正義写真展in大分 hashtag on Twitter

 「鋤田正義展 in 大分」で展示されているポスターが素晴らしい。ごく少数しか印刷してないらしく、一般的にはほとんど出回ってないのだが、「SUKITA」の文字を湯布院在住の画家で書家の鄭東珠さんが手がけたもので、デザインワークも含め、とても素晴らしい出来栄えになっている。僕が常に目指しているクォリティの仕事である。
 鋤田正義さんの写真が素晴らしいのは言うまでもないが、鄭東珠さんの書もまた素晴らしい。「どうだ」と言う感じが微塵もなく、それでいて訴えかけてくるものや空気感がある。ポスターのデザインを手がけたデザイナーの方は名前が出てないが、この方の仕事も見事。同業者として、大いに刺激を受ける素晴らしい仕事だ。

 実は、僕が大きく関わらせていただいている「湯布院 夢二工芸館」の文字を、鄭東珠さんにお願いすることが正式に決まった。「湯布院 夢二工芸館」の文字を鄭東珠さんに書いていただき、それに英文を加え、僕がデザインをしてロゴに仕上げる。ワクワクする仕事である。
 湯布院 夢二工芸館のロゴも、しばらくしたらお披露目します。
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2019年04月11日

坂本繁二郎展

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 今日は朝から久留米市美術館。前から楽しみにしていた坂本繁二郎展である。
 歳を重ねるごとに、どんどん好きになる坂本繁二郎。同じ坂本性で久留米出身。僕の生まれ故郷である八女に晩年は拠点を移し描き続けたこと。若い頃、鳥栖にも訪れ、素晴らしい日本画を遺していること。亡くなった年に僕が生まれていることなどなど。作品以外でも思い入れが深く入ってしまう要素はいくつもある。だが、やはりどの絵画にも似ない繁二郎の作品が好きなのだ。
 有名な初期の名作「放牧三馬」の頃の作品はとくに大好きで、やわらかく光に満ち溢れた表現は、見れば見るほど引き込まれてしまう。本当に素晴らしい。
 今回の展示で印象に残ったのは最晩年の八女での月を題材にしたシリーズ。原画を見るのは初めてだが、視力が衰えた晩年の繁二郎が月に何を見出したのか。視力を失いつつあるのに、むしろ前向きな印象さえあるこのシリーズは、とても素晴らしい力を与えてくれる。
 地元で久しぶりに開催されている坂本繁二郎展は、とても充実した展示だった。できればもう一度行きたいなぁ。
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2019年04月10日

青玉ラムネ・カメラオブスキュラ

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 食事の後は、由布院駅アートホールへ。
 由布院駅アートホールは、毎月月代わりでアート展示をされている。今月は八女の牛島智子さんの展示「青玉ラムネ・カメラオブスキュラ」。牛島さんはあちこちでご活躍されていて、僕は八女で作品を拝見したことがあるが、その時の印象と今回の印象はいい意味で違った。おそらく、モダンな空間や無機質な空間の方が、より作品の良さが際立つのではないだろうか。素直に面白いです。素晴らしいです。
posted by 坂本竜男 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2019年04月05日

鋤田正義写真展 in 大分

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 今日は朝から大分市。まずはアートプラザで開催中の「鋤田正義写真展 in 大分」。
 鋤田正義は僕にとっては写真家の枠を大きく超えた存在だ。デヴィッド・ボウイやT・レックス、イギー・ポップ、エルヴィス・コステロ、YMO、忌野清志郎といった大好きな音楽と共にある存在だったことはとてつもなく大きい。
 だが、僕の中で存在が大きい理由は決してそれだけではない。生き方そのものを見せられているような、そんな感覚があるのである。強いメッセージをいただいているような気がするのである。
posted by 坂本竜男 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2019年04月04日

末田美術館で感度を高める

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 アルテジオのあとは末田美術館。湯布院の中でも僕にとって特別な存在の美術館だ。

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 この特別な空間に身を置くことで、自分の感度を高めていく。それが次につながっていく。
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2019年04月03日

個人コレクションの愉しみ

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 久しぶりに由布院空想の森アルテジオへ。ちょうど展示会「個人コレクションの愉しみ」の真っ最中。とある方の個人コレクションの展示なのだが、キリコ、ミロ、デルボー、キスリングから高山辰雄、福田平八郎、香月泰男などかなりの充実した顔ぶれ。僕が大好きな福田平八郎、自分の中でいい発見があった、デュフィーやキスリングなど、いい意味で一味違う展示に感動。都市圏の規模の大きな展示とは違う魅力が詰まった、洗練された素敵な展示だ。しみじみ、良いです。
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2019年03月22日

「かすみか蜘蛛か」切り絵原画展

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 今日はやめで打ち合わせがあったので、そのあとそのまま矢部屋 許斐本家八女本店へ。くろくも舎の「かすみか蜘蛛か」切り絵原画展である。
 「季節の草花と動物の切り絵(文化出版局)」単行本出版記念の展示なのだが、これが素晴らしかった。
 切り絵原画は本物を見ないとわからない質感やディテールに驚かされる。見事である。
 個人的に大好きだったのはモビール。空気の流れに反応して揺れ動く切り絵のモビールは、まるで生きているかのようだ。そして、動くたびに場の空気感がいい具合に変わる。あぁ、これは良い!!!
 いつもながら素晴らしい作品を作り続けられているが、ますます洗練度が増しているように思う。もはや従来の切り絵のワクでは収まりきれないようになっているようにも見える。今後の展開はこれまで以上に目が離せない。
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COMICO ART MUSEUM YUFUIN

 1年半前に湯布院にできた美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」にやっと行くことができた。

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 隈研吾、村上隆、杉本博司、そして原研哉。これらのビッグネームが作り出す、ミニマムで特別な空間。個人の好み云々は置いておいて、唸らせるものがしっかりあるところはさすがである。
 良いものを作り出すだけでは一流のクリエイターとは言えない。そのように言われている気がした。この美術館は決して僕の好みの方向性ではない。しかし、だからこそ、この美術館には大きな学びがあった。僕に最も必要なものがギッシリと詰まっている場所であるのは間違いない。
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2019年03月18日

QRAFTSのユニークな展示

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 今日は夕方前から大牟田配本。まずはQRAFTS。いつもと違う、畳敷の展示に驚く。

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 作品も面白いが展示方法も面白い。やや俯瞰で観るという視点と距離感。じっくり観たい時は腰を下ろす。その動作とそれにともなう時間の経過。一つ一つが普段とのわずかな違いがあり、少しずつそれが積み重ねられていく。不思議な感覚が積み重なる。

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 奥にはカーテンで仕切られた細長い空間が。そこには……?

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 可愛らしい小さな花が。思わず頰が緩む。
 いつも素晴らしい作家さんたちの作品を、シンプルながら作品が際立つ展示をされているが、今回の展示はその中でもとくにユニークなものだった。こういう挑戦は刺激をうけるなぁ。
posted by 坂本竜男 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アート
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