2019年12月19日

特別展「中村哲氏の功績」

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 今日は午後から、福岡アジア美術館で開催中の特別展「中村哲氏の功績」へ。
 会場では、中村さんのアフガニスタンでの活動風景などの写真パネル展示や、授賞式のスピーチや記者会見の映像の放映、著作の展示が行われていた。
 アフガニスタンやパキスタンでの支援活動は、まさに素晴らしい功績だ。そして、中村さんを慕う方たちは世界中に大勢おられる。中村さんはとても残念な形で一生を終わられたが、この思いは多くの方が受け継がれて次につながっていくはずだ。そして、あんな事件が起こらないことを願わずにはいられない。
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2019年12月16日

我が家の善三先生 寄託作品展

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 今年最後の坂本善三美術館の展示は「我が家の善三先生」。寄託作品展である。
 坂本善三を支えた一般の人たちが所有する善三作品が一同に並ぶ。大作はほとんどないが、水彩など他の美術館ではほぼ目にすることができない貴重な作品の展示もあり、とても興味深い。一般の家庭に飾られたりしているものなので比較的小さめの作品が多いが、それでもその存在感は抜群。しかも独特な優しい空気感がある。これらの作品が家にあるなんて、なんと羨ましい!
 この展示会で感じるのは、坂本善三が多くの人たちに支えられて創作活動を続けていたことだ。大企業や大金持ちがお金を出すというよりも、ごく一般の地元の方たちなどが購入されているのだ。そんな支援者の方たちの気持ちが見えてくるような素敵な展示だった。

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2019年12月12日

熊谷守一 ピンズ

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 アート系のグッズは好きな芸術家のものでも滅多に買わないのだけど、これは一目惚れ。これは粋でいいな。早くつけたい(と言いつつ、滅多にスーツはジャケットは着ないのだが)。
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熊谷守一 いのちを見つめて

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 今日は朝から久留米市美術館。待ちに待った、熊谷守一の展示である。
 有名な簡潔な色彩とはっきりした輪郭線による「モリカズ様式」と呼ばれるスタイルが確立されたのは70代になってから。それ以前の作品や日本画、素描など150点に及ぶ展示は、とても見応えがあるものだった。
 原画を見て改めてそのすごさを思い知らされたのが、モリカズ様式で描かれた作品たちだ。どんどん形は簡略化され、無駄なものは削ぎ落とされているのに、むしろ、より生命感にあふれている。特に虫や動物たちは、まるで動いているかのように見える。計算された構図や色、無駄を削ぎ落とした形、そしてとてつもない洞察力。これらがもたらすものだろうが、それにしても不思議である。
 超一級のグラフィックデザインにも通じる洗練された構成でありながら、とても有機的で生命力に溢れ、動かんばかりに生き生きとしている。ある意味、これは究極の絵画の形なのかもしれない。
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2019年12月06日

挑む浮世絵 国芳から芳年へ

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 今日は朝から福岡市博物館。目的の展示は、「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」である。歌川国芳と月岡芳年をはじめとする弟子たちの作品が並ぶ、面白さに満ちた充実の展示だった。

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 今回の展示はボリュウムもさることながら絵草子屋を設けたり、大きなパネルがあったり、楽しめる工夫があちこちに。しかも全て撮影OK。写真に撮ってみて、初めて気づく驚きもある。そういう意味でも興味深い展示となった。

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 歌川国芳といえば、ダイナミックな武者絵やユニークな戯画。大胆というか豪胆というか、枠をはみ出さんばかりのエネルギーとデザイン性がある。そして、それと同じくらいにユーモアと洒落っ気があり、とても粋な感じがする。
 月岡芳年をはじめとするたくさんの弟子たちもその素養をしっかり受け継いでいるが、このワクワクするような「面白い」浮世絵を最初に世に出した国芳のすごさをまざまざと見せられた感じだ。やはり、国芳はとんでもない。浮世絵の新たな面白さを堪能できる、素晴らしい展示だった。時間が許せばもう一度行きたいなぁ。
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2019年11月29日

九州発!棟方志功の旅

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 今日は朝から、いのちのたび博物館で「九州発!棟方志功の旅」を観る。この場所で芸術系の展示は珍しい。だからこそ、チェックし損なっていて、観に行くのがギリギリになったのだが、観ることができて本当に良かった。
 棟方志功は北九州を代表する企業、安川電機のカレンダーを手がけていることでも知られている。棟方が亡くなった後もカレンダーは続いており、今年で60年になるそうだ。今回はそのカレンダーの版画も多く展示され、改めてその素晴らしさを実感した。
 棟方は筆がとても早く、あっという間に描き上げてしまう。そこに迷いや余計な作為は感じられない。それで、ここまでの絵を描けるすごさに驚かされる。表面的なものではなく、描く対象の本質をストレートに捉えたかのような力強さと勢い、そしてやさしさとやわらかさ、中から滲み出す美を感じる。棟方志功と対峙すると、自分がまだまだ小手先で勝負しているような、そんな気になってしまうのである。
 我が家にも安川電機のカレンダーが1組だけ大事にとってある。いつかキチンと額装をしなければ。
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2019年11月20日

山口小夜子 未来を着る人

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 アジア初の世界で活躍したトップモデルは、未だに最高に美しくカッコ良い。1970年代でこのカッコ良さ。未来を着る人というタイトルはついているが、本物の美というは古くならないということなのだろうと思う。本質にあるものは時代の最先端でありながら、未来へと続くものなのだ。
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2019年11月02日

アトリエKitoTe 和紙を装う

 今日は朝から八女のアトリエKitoTeさんの展示会へ。

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 「和紙を装う」というタイトルの通り、今回はボレロやストールなど纏う作品が目をひく。もちろん、新作。丈夫な和紙だからこそできるアプローチだ。

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 もちろん、アクセサリーや灯りも充実。他では見れない和紙のアクセサリーは、質感も高く魅力的。そして、灯りもまた表情豊かで素晴らしい。八女和紙の可能性が広がる展示だ。
 毎年、秋に開催されるこの展示会。年々、表現の幅を広げておられるが、次は何が飛び出すのか。それも、とても楽しみだ。
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2019年10月18日

記憶の足跡 重松日香里 椎原由紀子 二人展

 今日は、久留米の花音花夢で開催中の「記憶の足跡 重松日香里 椎原由紀子 二人展」へ。

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 色鉛筆画の重松日香里さん。色鉛筆だけでなく、アクリル画やオブジェも。

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 テキスタイルアートの椎原由紀子さん。モビールやオブジェ、服やバッグなど。

 お二人の共通点は、身近な自然から受けたインスピレーションをもとに、やさしくやわらかい彩で表現をされていることだろうか。それは光に満ちていて、まわりの光や空気を取り込みながら、時間とともに変化を続けていく。その変化がとても刺激的で面白い。まるで生き物に接しているような生命感と愛らしさがある。こんな表現は、できそうでなかなかできないなぁ。
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2019年10月11日

三井港倶楽部にて

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 つづいては三井港倶楽部。ここ数年は定期的に訪れはするものの、滞在時間はとても短い。ひさしぶりに、じっくり時間をかけて見て回りたいし、この場所でしかできないこと・表現をやってみたいといつも思っている。もう少し涼しくなってきたら、チャレンジしてみるかな。
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改めて、aurora glass

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 QRAFTSの常設展示も素晴らしく魅力的だが、そのなかでも特に素晴らしいと思っているのがaurora glass。佐世保の女性作家さんが作るガラスのアクセサリーである。
 自分が身につけるわけでもないのにこれほど惹かれるのは、もはやアクセサリーの域をはるかに超えているのだと思う。芸術品としてもずっと見ていられます。
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2019年10月05日

旅するボタン屋 更紗屋雑貨店

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 今日の締めくくりはTohkaさん。1年ぶりの展示である、旅するボタン屋 更紗屋雑貨店さんが今回も素敵だった。
 ビンテージボタンは本当に広くて深い。たくさんあるビンテージボタンをひとつ一つを眺めていると、まるで世界旅行とタイムトリップを同時に行なっているような錯覚に陥る。
 今では作れない素材、今のものにないデザインや質感、そして独特のあたたかみ。見れば見るほど、その魅力にとりつかれ、深みにハマっていく。ビンテージボタンは本当に面白い。
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大分×ウェールズ友好交流 The Art of Wales展

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 大分県立美術館で同時開催中の「大分×ウェールズ友好交流 The Art of Wales展」も良かった。この親近感は、友好交流の文字があるからなのだろうか?
 ラグビーワールドカップで大注目のウェールズだが、アートの方もなかなか。山と緑が多いウェールズは、自然の厳しさと美しさをもった国だが、それがアートにもしっかり表れているように感じる。そして、それはまさに日本との共通項。親近感を感じるわけだ。
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江戸浮世絵の黄金時代 The Ukiyo-e 歌川派―豊春から国芳、広重まで

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 大分県立美術館の一番の目的は、いま開催中の「江戸浮世絵の黄金時代 The Ukiyo-e 歌川派―豊春から国芳、広重まで」。歌川派を知るには最適の展示である。
 広重や国芳は単独での展示会も多く、目にする機会は比較的多い。しかし、開祖 豊春から始まる歌川派としての展示は珍しい。役者絵の国貞、風景画の広重、武者絵の国芳と、歌川派を代表する浮世絵が観れるのはうれしい。そして、それらの始まりと言える豊春をしっかり知ることができる展示は貴重だ。とくに豊春の美人画の肉筆画は必見。その描写力と存在感は、歌川派の開祖にふさわしい素晴らしさだ。
 広重や国芳を楽しみに観に来た展示だったが、豊春に驚かされた展示だった。やはり浮世絵は面白い。
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3年ぶりの大分県立美術館

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 今日は朝から大分県立美術館。訪れるのは、3年ぶりである。
 ここが好きなのは、街中での人との距離感。建物が開放的で気軽に入りやすい空間なのだ。無料で楽しめる展示もあるし、カフェもある。佐賀県立美術館も好きな美術館だが、それとは違う種類の距離感の近さと魅力があるように思う。
 もっと近かったら、ちょこちょこ寄りたいんだけどなぁ。
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2019年10月04日

MINIATURE LIFE展 - 田中達也 見立ての世界 -

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 今日は朝から福岡市科学館。「MINIATURE LIFE展 - 田中達也 見立ての世界 -」へ。嬉しいことに、すべて撮影OKの展示である。

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 思わず微笑んでしまう、そんな展示の数々。小さなお子さんから年配の方まで全ての世代の人たちが、ニコニコワクワクしながら楽しめる。会場では思った以上に実際のミニュアがたくさん展示されていた。それを撮影する楽しみもあって、会場は大盛況だった。
 着眼点の面白さ、そして見立ての面白さ。「これはうまいなぁ」「なるほど!」「やられた!」そんな言葉が連発する面白さがある。
 実際にミニチュアを撮影してみると、ミニチュア撮影の難しさに改めて気づかされる。そういう意味では写真撮影を楽しみながら学べる展示でもある。できることなら三脚とマクロレンズ数本を持参して撮りたかった(さすがに、三脚はムリだけど)。
 色々な意味で学びながら、しっかりと楽しめる素敵な展示だった。こんな年齢性別を問わず楽しめるものって、本当に素晴らしいなぁ。
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2019年10月01日

佐賀県立美術館・博物館という空間

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 佐賀県立美術館・博物館へ来て、いつも思うことがある。それは、美術館・博物館として魅力があるのは当然だが、それでいてとても身近に感じることである。中にはカフェがあり、無料で観れる常設が充実し、くつろげる空間が館の内外にたくさんあり、特別展がなくてもとても利用しやすいのだ。というか、利用したくなると言ったほうが良いかもしれない。僕自身、もっと近くに住んでいたらしょっちゅう足を運んでいることだろう。
 このことは、公共の文化施設でとても大事なことだと思う。佐賀県はそういう意味では、文化に力を入れている県といっても良いかもしれない。佐賀は全国的には地味な県ではあるが、文化的には(いや、「も」かな)もっと胸を張って良い県だと思うのだ。
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サガテレビ開局50周年記念 超写実展 リアルを越えた絵画

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 今日は「サガテレビ開局50周年記念 超写実展 リアルを越えた絵画」を開催中の佐賀県立美術館へ。

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 超写実というと、本物そっくりのスーパーリアリズムがすぐに思い浮かぶが、その一方で「写真でいいんじゃ無いの?
という素朴な疑問も出てくる。だが、絵画で表現する意味は、別に超絶技巧を見せるためのものではない。
 絵画だからこそ表現できるリアリティとメッセージ。そして、一般的に思われている超写実の枠を超えた表現というものが、間違いなくある。観る距離によって、抽象画的になったり、動画を思わせる動きが感じられたりする作品があったり、現実ではあり得ない「非現実的なリアル」を追求した作品があったりと、超写実の幅の広さが面白い。いい意味で超写実の認識が変わる展示だと思う。僕も久しぶりに何か描きたくなったな。
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2019年09月17日

くろくも舎 切り絵展

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 今日は八女配本。そんな中、矢部屋許斐本家で開催中のくろくも舎 切り絵展へ。八女の配本コースは、アートや音楽、伝統工芸など様々な文化に積極的に触れれるのが嬉しい。
 今回の切り絵展は、作業風景も見学できるのが嬉しい。切り絵は繊細で高度がな技術が要求されるが、それ以外にも構成力やデザイン力も高いレベルのものが求められる。作品が出来上がっていく段階を目の当たりにできるのは、とても貴重だ(さすがに撮影は遠慮しました)。今日は展示会の最終日だった。観れてよかった。
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2019年09月16日

ふるさとのグレー 坂本善三と灰色

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 昨日は小国町の坂本善三美術館からスタート。
 今回の展示は「ふるさとのグレー 坂本善三と灰色」。「グレーの画家」と呼ばれた坂本善三の「グレー」に スポットを当てた展示である。
 グレーと一言で言っても、坂本善三のグレーは実に豊かで彩りや空気感、温度や湿度など様々な要素を感じさせるグレーだ。そのルーツは故郷である小国町の豊かな風土。霧や雲、田んぼや雪、樹皮や土…。坂本善三の表情豊かなグレーの源は、小国町のあらうゆる自然や風土にに見て取れる。
 この展示を観た後、坂本善三のグレーの源を探して回りたくなった。
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