


大牟田の旧三井港倶楽部を訪れた。三井港倶楽部は、明治41年に三池港の開港と同時に開館した、明治を代表する洋風建築物である。当時は三井の社交倶楽部であると同時に、外国高級船員の宿泊や接待、皇族や政財界人の迎賓館として利用されていた。現在は、結婚式場やレストランとして営業している。
古典的でありながら、拡張高く優美なたたずまい。天井は高く、空間にもゆとりが感じられる。そして、照明やインテリアをはじめ、細かなところ一つ一つに優美なディテールが見られる。明治の洋風建築の見本のような作りである。
個人的には建築としてはもちろんだが、それ以上に写真撮影の場所として惹かれるものがあった。ここでの撮影を、近いうちに実現できたら良いな。